記憶に新しい漫画村が「漫画塔」として復活し早くも閉鎖されたと話題になりましたが、漫画が無料で読める海賊版サイトは無くなることはありません。漫画村の後継である漫画塔が閉鎖してもまた別のサイトで復活しているようです。漫画塔の後継サイトについて見ていきましょう。
漫画塔とは一時期話題となった「漫画村」と同様に漫画を無料で読むことができる海賊版サイトです。この漫画塔は漫画村の後継とされていて、漫画村が復活したと噂になりました。
基本的に漫画村と漫画塔は違いがほとんどなく、漫画のビューアーが縦スクロールか横スクロールかの違い程度でした。この漫画塔のことが「漫画村復活」とTwitterなどで拡散された途端に閉鎖され、漫画塔のURLにはアクセスできなくなります。
今回は漫画村の復活版とされる漫画塔ついて解説します。そしてその後「マンガ島」として復活したサイトについても見ていきましょう。
漫画塔は2018年10月9日、YahooニュースやTwitterで「漫画村復活」として一気に話題となりました。漫画塔のドメインが取得されたのは2018年9月9日となっていて、ドメイン取得から1ヶ月経過しています。
漫画村は2016年に公開されて閉鎖されるまでは約2年の期間を必要としました。その漫画村による出版社の被害額は3000億円にのぼるとされていていたせいもあり、今回漫画村の復活版として漫画塔が公開されたことは大きな話題となりました。
漫画塔サイトでは「漫画村」の復活を発言していて、当時の公式Twitterでは2018年10月4日に「フリーブックスや漫画村の代わりになる漫画無料サイトを紹介!!漫画塔!!」とツイートしていました。
さらに5日には「速報!漫画村が漫画塔として復活」というようなと投稿をしていたようです。このTwitterは今では削除されていますが、当時は漫画塔は漫画村が復活したサイトだと話題になりました。
漫画塔が復活したことについて呆れる声もありましたが「漫画村が復活して嬉しい」という声もみられました。漫画村は以前大きな話題になったため知名度も高く、テレビやYahoo!ニュースでも漫画塔についてとりあげることになります。
2018年8月末に政府が「第二の漫画村が成長している」と発表しましたが、漫画塔のサイトドメインは2018年9月に取得されたばかりで「http://mangatawa.net」というのがURLのようです。つまり発表後すぐに漫画塔サイトが作られたことになります。
2018月10月9日未明にYahoo!ニュースで「漫画村復活?『漫画塔』とは」という記事が掲載されたことで、漫画塔は一気に世の中に知れ渡ることになりました。そして漫画塔URLにアクセスが集中することになり、その後閉鎖されるに至りました。
しかし10月9日当日に話題が集まり過ぎて漫画塔のURLにアクセスが集中しすぎたせいなのかサイトがダウンしてしまったせいなのか不明ですが、漫画塔はそのURLにアクセスできたりできなかったりと不安定な状態となりました。
一部では漫画塔は早くも閉鎖されたのではないかと噂が流れていました。そして9日22時30分頃には漫画塔サイトは「サーバーが見つかりません」というエラーメッセージに切り替わり、完全に漫画塔URLにアクセスができない状態となります。
漫画塔の公式アカウントとされていたTwiiterでも「永久閉鎖された!!!!」と漫画塔閉鎖について投稿されていました。こうして漫画村の復活版である漫画塔は閉鎖に至ったのです。
10月9日Yahoo!ニュースで漫画塔のことが記事になった途端話題となり、Twitterでも話題となりました。しかしその後すぐに漫画塔は閉鎖の流れとなり、同じ日に漫画村の運営者が特定され法的措置も進行中というニュースが流れました。
このタイミングを見ると、もしかするとこの「漫画村運営者特定」のニュースを見て慌てて漫画塔の運営者がサイトを閉鎖した可能性も考えられると言われています。
話の流れ的には漫画村と漫画塔の運営者は同一人物のような気もしますが、単に漫画塔の運営者が漫画塔の話題が大きくなっていることで漫画村のように騒がれたくなかっただけのようです。ただこの流れで漫画塔のURLにはアクセスできなくなりました。
漫画塔は当初、漫画村の運営者と同一人物がサイトを立ち上げたのではないかと言われていました。その理由としては4つ挙げられています。
これだけのコンテンツ数を揃えているのは、漫画村を運営していた人物だけだと考えられ漫画塔は漫画村の復活版だと見なされていました。
また以前漫画村のサイトのソースコードを検証した時「minimura」というドメインが確認されていて、今回の漫画塔のソースコードも同じものが確認されました。このことからも、漫画村と漫画塔の運営者が同一人物ではないかと疑われるようになったようです。
しかし漫画塔サイト内の文章やTwitterの日本語がところどころ不自然で、漫画村とはサイト構成やビューアーの使用が異なったことから、今では漫画塔は漫画村とは別の人物による便乗サイトではないかと言われています。
さらにサイバー犯罪に詳しい人物が漫画塔のサイトを解析した結果、アルメニア人がサイト開設に関わっていた可能性が高いことが判明し、漫画村と漫画塔の運営者が同一人物かどうかという疑惑に関しては曖昧なままとなっています。
違法の海賊版サイトである「漫画村」が閉鎖され、様々な漫画の海賊版サイトが復活したのは皆さんの記憶にも残っているでしょう。漫画タウン、漫画シティ、そして漫画村山頂など様々な海賊版サイトが話題となりました。
紹介したように2018年10月には漫画塔として復活しましたが1日も経たずにすぐに閉鎖に至りました。そして再び2018年の年末頃から新たな漫画村が復活したと言われています。
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