macOS Catalinaにアップグレード後iTunesが使えないため、MacからiPhoneに写真や動画を移す方法が分からない方がいるかと思います。今回はmacOS Catalinaにおいて、MacからiPhoneへ写真や動画を移す方法を解説します。
Macの「macOS Catalina」とは、2019年にリリースされたmacOSの最新版です。MacをmacOS CatalinaにアップグレードするとiTunesが廃止されて使えないので、MacからiPhoneに写真や動画を移す方法が分からない方がいるかと思います。
今回の記事ではMacのmacOS Catalinaにおいて、iTunesを使わずにiPhoneへ写真や動画を移す方法を解説していきます。有線で移行する方法、無線で移行する方法とそれぞれ解説していきます。
MacからiPhoneへ写真や動画を移す時の注意点も紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「macOS Catalina」とは、Appleが2019年10月にリリースしたmacOSのメジャーアップデートの最新版です。
「macOS Catalina」にはこれまでにない新機能やアプリケーションが搭載され、新しいセキュリティ機能が追加されていてユーザー保護が強化されています。ではまず「macOS Catalina」の主な特徴を詳しく見ていきましょう。
基本的にOSのアップデートではセキュリティ上の重要なアップグレードを含んでいることが多いですが、この「macOS 10.15 Catalina」に関しては少し条件が違い様々な新しい機能が追加されています。
ではここで「macOS 10.15 Catalina」の主な特徴を詳しく紹介します。
「macOS 10.15 Catalina」の特徴としては、これまで長く使われていた32bitアプリの動作ができなくなり64bitアプリのみ利用できるということが挙げられます。Appleでは以前から64bitアプリへの移行が呼び掛けられていました。
どうしても32bitアプリが必要な場合は、「Parallels Desktop」を利用して外付けHDDに古いOS環境を保存しておくとと良いでしょう。「Parallels Desktop」を使えば古いOSと新しいOSとを並行して使うことができます。
「macOS 10.15 Catalina」の特徴としては、iOSアプリとMacの親和性が上がったことが挙げられます。MacのMapやメモ、写真、探す、リマインダーなどのアプリはiOSアプリと共通性のあるインターフェイスになっています。
またiTunesが廃止され使えない状態となり「Music」「Podcast」「Apple TV」の3つのアプリに分割されました。iTunesライブラリのコンテンツはこれらのアプリケーションに移行されるので、そのまま使うことができます。
そしてMacと接続したiOS、iPadOSデバイスのバックアップなどの管理機能は「Finder」が担当します。全てのデバイスで同じApple IDを使ってサインインするだけで、コンテンツをそのまま同期することができます。
「macOS 10.15 Catalina」のもう1つの特徴としては、iPadを外付けディスプレイとして使える「Sidecar」という機能が使えるようになりました。「Sidecar」を使えば、iPadがMacの拡張ディスプレイになります。
「Sidecar」を使うことで拡張ディスプレイを簡単に使えるようになるので、外出中でどこにいても2台のディスプレイを使って作業できるようになります。
Macでは聴覚や視覚に障害があったり操作が不自由だったりするユーザーがMacの機能を使いこなせるように支援するとして、「アクセシビリティ機能」が追加されています。
そして「macOS Catalina」では「アクセシビリティ機能」にいくつかの変更があります。
これまでの「音声入力」が「音声コントロール」に変更されていて「音声コントロール」を活用すればデバイスに搭載されたSiri音声認識テクノロジーによって操作できないユーザーが音声だけでMacを使えるようになっています。
「macOS Catalina」にアップグレード後は新しいデータ保護機能が追加されていて、ユーザーが作成した文書にアクセスする場合全てのアプリケーションでユーザーの許可が必要になりました。
さらに「T2 Securityチップ」を搭載したMacではどの機種でもアクティベーションロックに対応しMacの盗難防止も可能です。
「Find My」アプリケーションが追加され、紛失や盗難に遭ったMacがオフラインであってもその位置がユーザーが所有している他のAppleデバイスに通知されるようになりました。
「macOS Catalina」ではスクリーンタイムを設定できます。スクリーンタイムでは、アプリケーションやWebサイトでの自分の使用時間、通知、持ち上げ回数なども確認することができます。
カテゴリーや特定のアプリケーション、Webサイトから制限したいものを選んで、制限をまとめることができます。そした「休止時間」では画面を見ないようにする休憩時間を設定することも可能です。
「設定」で「休止時間」を設定すると、その時間帯は許可したアプリケーションや電話しか使えないようになります。「常に許可」設定すれば休止時間帯でも常にアプリケーションを使えるようにしておくことができます。
さらにオプションとして、iCloudではスクリーンタイムの設定を同期して、使用しているiPhoneやiPad、Macの利用状況をデバイス間で共有することができ、スクリーンタイムの集計レポートを作成することができます。
また「ファミリー共有」では保護者が子供のデバイス利用状況も管理でき、iTunes Store、App Store、Apple Booksから購入したコンテンツやiCloudストレージプランを共有アカウントなしで6人まで家族で共有可能です。
フォトアルバムや家族のカレンダーを共有したり、MacやiCloud.com、デバイス上の「探す」アプリケーションで家族のデバイスを探したりすることもできます。
「macOS Catalina」ではメモアプリのアップグレードもされています。「macOS Catalina」のメモアプリは、ギャラリー表示機能が追加され、検索機能も強化されました。
文字検索や画像検索も可能となり文字を検索するとその文字が入ったメモだけでなく、文字の物が写った画像も検索結果に表示される仕組みです。
さらにメモの共有も可能となり、メモをiCloudにアップロードして共有したい相手にメールやメッセージ、AirDropで共有依頼を送ると可能になります。共有したファイルを編集不可能にする設定もできるので、勝手に編集されることもありません。
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