RawQQという、漫画村と同じような形式でやっていたサイトがあります。RawQQ comのURLは現在利用できないため、こういったサイトの危険性・安全性やRawQQ comの代わりとして利用できるサイトURLの紹介もしていきます。
漫画村、というとピンとくる人も多いかと思いますが、「RawQQ」もしくは「RawQQ com」という名前に聞き覚えがない人はそれなりにいるかも知れません。RawQQも、漫画村と同じく漫画を無料で読むことができるサイトでした。
RawQVなど似たような名称のものも存在していますが、サイト名やURLは違えど同じ趣旨のサイトです。
漫画をたくさん無料で読むことができるため、物凄くメリットの有ることと感じる人もいるかも知れませんが、そういうサイトは安全性が低く、利用に関してはウイルスへの感染などの危険性と隣合わせです。
「RawQQ」もしくは「RawQQ com」とは、簡単に言ってしまえば海賊版の漫画サイトです。海賊版とは、本来作者や出版社の許可を得た上で出版(電子書籍含む)しなければならないものを無断で行っているものを指します。
その中でもRawQQ(RawQQ com)は、3つのサーバーを使い分けて巧妙に運営していた海賊版サイトで、それも影響しているのかニュースなどで耳にした人も多いであろう漫画村のように大々的にニュースにはなっていません。
しかし、海賊版のサイトとして最も名の知れていた漫画村が閉鎖した後、違法と分かっていながら他の無料で読める海賊版漫画サイトを探していた人達によりRawQQが注目を集めたようです。
前述したように、漫画村はすでに閉鎖しています。漫画村やRawQQなどの海賊版サイトとは、著作権を侵害しての運営が行われているものです。
この漫画村は利用していた人が億を超えていため、著作者や出版社を含めた社会全体への影響力があまりにも大きすぎたこともあり、日本政府による海賊版サイトへの緊急対策案によって最大の標的となったために漫画村は閉鎖に追い込まれました。
違法だと知っていて漫画村を利用していた人にとって、手軽に無料で読める海賊版サイトというのは味をしめていてやめられないものだったのでしょう。だからこそ、漫画村の代わりに利用できるサイトを探していた人も多かったようです。
そのための代わりとして利用されたサイトの一つがRawQQです。RawQQが海外のサイトであるため、日本人には少々使いづらく感じる部分があります。
また、RawQQは最近の漫画が大半を占めており、古い漫画を置いていないことから、RawQQを漫画村の完全なる代わりのサイトと言えるような量が揃っているわけではありませんでした。
いくら量が漫画村のそれより少ないとはいえ、RawQQが違法な海賊版漫画サイトであることに変わりはありません。
そのため、漫画村の代わりに利用する人も多かったこともあり、RawQQも摘発の対象になっています。現在のRawQQは、URLを分裂させたりミラーサイトを作成したりと巧妙に逃げ回っていて、今尚別の名前で続いているのが現状です。
RawQQと同じような名前のサイトにRawQVというものがあります。RawQQとRawQVとでは名称が似ていますよね。他にもRawLHなどがあります。
これらはいずれも名前・URLが違うだけで同じ内容のサイトで、RawQQ・RawQVなどもまとめてRaw系サイトと呼ばれています。
RawQVも海賊版漫画サイトで、でRawQQもRawQVも全て内容のデザインがほぼ同様になっています。前のサイトが摘発対象となったことからそのURLを捨てて別のURLを取得している他、サーバーを分散することでうまく逃れられるようにしているようです。
さて、当然といえば当然ですが、現在RawQQなどの海賊版サイトに対する法律的な風当たりはかなり強いです。著作者に利益が返らないからと強く批判している人も当然います。そんな風潮の中でRawQQやRawQVなどはどうなっているのでしょうか。
RawQQもRawQVも、現在は閉鎖されており、以前のURLにはアクセスできません。そのため、一応RawQQは閉鎖したという扱いになっています。
しかし、RawQQなどの海賊版漫画サイトというのはいつもいたちごっこで、URLが消えたところでRawQQやRawQVの代わりとなるサイトができているため、サイトが存在したままであることは変わりありません。
RawQQは現在、hanacan.comというサイトに、RawQVはmangahato.comというサイトになっています。いずれも2020年8月現在稼働中で、利用しているユーザーも居るようです。
こういう形で閉鎖と別での開設を繰り返しているため、海賊版漫画サイトを摘発して閉鎖に追い込んでも、逃げては復活してしまうのが海賊版サイトの問題点と言えるでしょう。
さて、そんなRawQQやRawQVなどの海賊版サイトに対し、安全性・危険性に対して利用の不安を覚えている人もいるでしょう。
そもそも、RawQQなどの海賊版漫画サイトは、抱えている違法性などから利用しないのが一番ですから、安全性・危険性そのものの話以前に近づかないのがベストです。
それでも無料で読めるからと違法性への危機意識が低下して、サイトが移転してもなお海賊版漫画サイトを利用している人も少なくありません。
ただ、ここで説明する話はRawQQではなくともサイトへアクセスする場合の不安要素の解消という意味で幅広い範囲で対応できる内容ですので、そういった知識を増やすという意味で見ていってください。
まず、RawQQが「違法なことをしているサイト」であることが大前提に来ます。そのため、RawQQの利用というのはウイルスへの感染の危険性というのは相対的に高い可能性があります。
なお、海賊版サイトであるRawQQの違法性に関しては真っ黒な案件ですので、著作権法違反という意味での危険性はかなり高いです。
まずはRawQQ違法性に関して確認していきましょう。
RawQQなどの海賊版サイトには、違法性があるという意味で安全性は皆無です。正規の電子書籍で無いのですから、ダウンロードすることはすなわち違法だと知っていてダウンロードしたということになります。
著作権法が改正され、現在は著作権法上、個人的な利用目的でもRawQQなどの海賊版サイトで配信されている違法な漫画であることを知りながらダウンロードした場合も刑罰の対象となります。
ダウンロードではなく、違法なものと分かっていてスクリーンショットを撮った場合も同様です。最悪の場合、RawQQなどの海賊版サイトでダウンロードしたことで逮捕されるという危険性もあるわけです。
著作権法とは著作者の権利を守るものです。その著作者の権利侵害の片棒を担いでいるのですから、無料だから、便利だからという理由でダウンロードすると痛い目を見ることになります。
漫画は日本の文化として代表的なものです。海賊版のサイトを利用することが普通となると、それは著作権者にその権利から生じる収入を失わせることにもなります。
収入がなくなるということは、活動が難しくなるということです。漫画家の方もボランティアで描いているわけでは無いのですから、そうなれば筆を折ってしまう可能性も高くなり、最終的に新しく漫画が生み出される機会をも失わせる可能性すらあります。
RawQQなどの海賊版サイトの利用は、日本の文化を衰退する原因を助長させていることにほかなりません。
1 / 4
続きを読む