MacroDroidの使い方!Androidスマホでマクロを設定して自動化しよう!
Androidスマホの処理をマクロで設定して自動化できるアプリに「MacroDroid」があります。初心者でも利用しやすい「MacroDroid」でマクロを組むためにはどうするのか、設定方法やマクロの作成方法も含めて解説していきます。
MacroDroidの使い方
Androidスマホの処理を自動化してより快適に利用したい、と考えたことはありませんか。そんなときに便利なアツールプリとして「MacroDroid」があります。
MacroDroidとは
「MacroDroid」とは、Androidスマホでマクロと呼ばれるプログラムを設定することができるツールアプリになります。
Androidスマホにマクロ設定しアクションを自動化できるツール
プログラムを設定する、というと難しく感じるかもしれませんが、「MacroDroid」では初心者でも簡単に利用できる直感的な使い方で、アクションを自動化することが可能です。
トリガー→アクション→条件で設定
簡単に、というとイメージが付きづらいと思いますが、「MacroDroid」でのマクロの組み方はトリガー(発生要件)→アクション(動作する内容)→条件(実行制限の条件)で設定をおこないます。
複雑なプログラムを作成するわけではなく、画面上にある条件を選択するなどという形でできるツールなので、初心者でも使いやすいというわけです。
ちなみに、「MacroDroid」はアップグレードすることで制限がなくなります。無料版の場合、登録できるマクロ数は5つまでしか登録できず、広告が表示されます。アップグレードすることでマクロ数の制限が解除され、広告もなくなります。
MacroDroidの使い方
では、「MacroDroid」はどのような使い方をするのかについての説明に移ります。前述したとおり、初心者にも易しい使い方が設定されているアプリ/ツールなので、手軽に利用することが可能です。
アプリのダウンロード/インストール
まずは「MacroDroid」のアプリをインストールしましょう。下記リンク先が「MacroDroid」のインストールページですので、そこから開いてください。
チュートリアル画面が表示されますので、ざっと見ておきましょう。
マクロの設定条件のチュートリアルが表示されます。トリガーの内容は上記のように表示されます。
アクションの内容は上記のように表示されます。
条件の内容は上記のように表示されます。
マクロの作成/設定手順
Androidスマホの自動化のためのマクロの作成をおこないましょう。ツールの一覧の中から「マクロを追加」をタップしてください。
まずは「トリガー」のところにある「+」マークをタップしてください。
追加したい発生条件となるトリガーを選択しましょう。
大まかなトリガーを選択すると、その中から更に選択できる項目が表示されます。設定したいものを選択してください。
トリガーのオプションを選択してください。
次に「アクション」のところにある「+」マークをタップしましょう。
トリガーが発生した際に動かす内容をアクションとして選択します。
大まかなアクションを選択すると更に詳細な選択ができるようになります。
アクションのオプションを選択して、内容の設定をおこないましょう。
条件は、トリガーの条件を満たしていても発生しない例外要件を設定したい場合に利用します。「条件」のところにある「+」ボタンをタップしましょう。
条件として設定したい大まかなものを選択します。
大まかな条件の中から更に詳細な条件を選択します。
条件の設定画面が表示されますので、任意のものに設定しましょう。
上記のようなマクロが作成できました。「GPSをオンにした時、電池が20%を超える状態の場合のみマップアプリを起動する」という自動化ができた状態です。
おすすめのマクロ設定
マクロによって自動化できるツールアプリ「MacroDroid」の使い方が分かったところで、Androidスマホで自動化するマクロを作成する上でおすすめの設定のものをいくつか紹介していきます。
Wi-Fiを自分できるのは面倒だけれど外出時はWi-FiはOFFにしておきたい、という人におすすめのマクロは下記のとおりです。2つのマクロを作成する必要があります。
自宅に入った時にWi-FiをON(マクロ①) | |||
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設定① | 設定② | オプション | |
トリガー | 位置 | ジオフェンス・トリガー | 指定エリアに入った時 (位置の指定は地図上から可能) |
アクション | 接続 | WiFi設定 | WiFiをONにする |
条件 | (任意) | ||
自宅を出たときにWiFiをOFF(マクロ②) | |||
設定① | 設定② | オプション | |
トリガー | 位置 | ジオフェンス・トリガー | 指定エリアから出た時 (位置の指定は地図上から可能) |
アクション | 接続 | WiFi設定 | WiFiをOFFにする |
条件 | (任意) |
Bluetoothイヤホンなどを落としやすい人には、Bluetooth端末の紛失防止におすすめのマクロとして次のものがあります。
Bluetooth機器が離れた際に警告 | |||
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設定① | 設定② | オプション | |
トリガー | 接続 | Bluetoothイベント | デバイスから切断時 |
アクション | 通知 | 通知を表示 | 通知の表示内容を設定 |
条件 | (任意) |
外に出たら必ずマナーモードに設定する、という人には外出時のマナーモードの設定を自動化したい人には次のマクロの設定がおすすめです。2つのマクロ作成が必要です。なお、マナーモードに関する設定をおこなう場合は下記リンク先のアプリが必要となります。
自宅のWi-Fi検知時マナーモードOFF(マクロ①) | |||
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設定① | 設定② | オプション | |
トリガー | 接続 | WiFiのSSIDの変化 | 指定SSID圏内に入った時 (SSIDを選択。GPSのON必要) |
アクション | 音量 | バイブ(振動)のON/OFF | サイレント(バイブON)にする |
サイレント(バイブOFF) | 有効 | ||
↑アクションの「設定②」以降はいずれかを利用 | |||
条件 | (任意) | ||
自宅のWi-Fi非検知時マナーモードON(マクロ②) | |||
設定① | 設定② | オプション | |
トリガー | 接続 | WiFiのSSIDの変化 | 指定SSID圏外になった時 (SSIDを選択。GPSのON必要) |
アクション | 音量 | バイブ(振動)のON/OFF | 標準(バイブOFF)にする |
サイレント(バイブOFF) | 無効 | ||
↑アクションの「設定②」以降はいずれかを利用 | |||
条件 | (任意) |
外出時はテザリングを利用している、という人で、自宅にWi-Fiがあるような場合は、自宅に入ったらテザリングを自動的にOFFにできるようにしたい、という人もいるでしょう。そんな人には次のマクロがおすすめです。(システム設定の変更の許可が必要です)
Bluetooth機器が離れた際に警告 | |||
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設定① | 設定② | オプション | |
トリガー | 位置 | ジオフェンス・トリガー | 指定エリアに入った時 (位置の指定は地図上から可能) |
アクション | 接続 | テザリングのON/OFF | テザリングをOFFにする |
条件 | 接続 | テザリングの状態 | テザリングがON状態の時 |
なお、「MacroDroid」には「テンプレート」という形で、他のユーザーが作成したマクロを利用することも可能です。自分で組み立てるのが難しそうな複雑なものもありますので、こちらをインポートして設定するのもありです。
たくさんのマクロを登録したい、という場合は払いきり500円で利用できるプロ版もおすすめです。マクロの数以外にも500円だけで享受できるメリットとしては破格なものですので、検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
「MacroDroid」を利用してマクロを作成することで、Androidスマホをより便利に活用することができるようになります。使い方も簡単ですので、ぜひ利用してみてください。