2022年08月11日更新
VTuberのオーディションに落ちた人・受かった人の違いや受かるコツは?
VTuberとして高収入を実現するにはVTuber事務所に入る必要がありまが、そのためにはオーディションに参加して受からなければなりません。オーディションに落ちた人はたくさんいます。VTuberのオーディションに落ちた人の特徴や受かるコツを紹介します。
目次
VTuberのオーディションに落ちた人/受かった人の違い
VTuber事務所に入ることには多くのメリットがあります。メリットの1つは、VTuberとして知名度を上げられるので、YouTubeのチャンネル登録者数や動画再生回数を増やせることです。
他のメリットとしては、スパチャや企業広告さらにはグッズ販売などで収益を上げられることです。成功し高収入なVTuberになるには、「にじさんじ」や「ホロライブ」のような事務所に入って活動することは不可欠です。
しかし誰でも簡単にVTuber事務所に入って活動できるわけではありません。どのVTuber事務所でも共通して言えることですが、VTuber事務所に入るにはオーディションに応募して受からなければなりません。
ただオーディションに合格するのはなかなか難しく、オーディションに落ちた人はこれまでたくさんいます。
VTuberのオーディションとは
VTuberのオーディションとは、企業が自社専属のVTuberとして活動してくれる人を探すために実施している、オーディションタイプの募集のことです。オーディションは企業側が求めるニーズにマッチしたVTuberを探すために行われます。
そのためオーディションの募集内容は、オーディションを行っている企業によって異なります。VTuberのオーディションは、企業VTuberになって収益を上げて稼ぎたいという人にとっての登竜門です。
VTuberのオーディションを応募して企業VTuberになることのメリットには以下のようなものがあります。
- Live2Dモデルといったハスペックで高額なVTuberの体を手に入れて活動できる
- ライブ配信に必要な機材や周辺機器のすべてを貸してもらえる
- 企業の特設スタジオを使ってワンランク上の配信が可能
- 宣伝活動やプロモーションを行ってくれるので、知名度や人気を上げやすく仕事も取りやすい
- グッズ販売やCM出演といった企業案件を受注するチャンスがある
企業や事務所/プロジェクトなどで行われることがある
VTuberのオーディションの開催は、企業やVTuber事務所、またプロジェクトなどで行われます。VTuberのオーディションは、所属VTuberタレントを募集している企業やVTuber事務所の公式ホームページ、または公式Twitterで見つけられます。
VTuberのオーディションは頻繁に行われるものではありません。ですから様々なVtuber事務所や関連企業の公式ホームページを定期的にチェックしないと、オーディションを見つけるのは難しいでしょう。
またVTuberのオーディションに合格して企業VTuberになるのは狭き門なので、何度もオーディションに応募しても落ちるケースは多々あります。
VTuberのオーディションは以下の3つの審査によって構成されています。
- 書類審査
- 音声または動画審査
- 面接審査
書類審査
VTuberのオーディションで最初に通過しなければならない審査は「書類審査」です。「書類検査」は、就活の際に希望する企業に見てもらう「履歴書」のようなものです。
「書類審査」で記入が求められる条項は、所属VTuberタレントを募集している企業によって多少の違いはあります。基本的には以下の内容を記入して、郵送ないしはGoogleフォームで応募することになります。
- 名前
- 生年月日
- 志望動機
- 自己PR
- 声優としてのこれまでの経歴
- VTuberとしての活動経験の有無
- VTuber事務所への所属経験
- 所属VTuberタレントになる意気込み
- 所属VTuberタレントとしてやってみたいこと
- 所属VTuberタレントとしての目標
- 所属VTuberタレントとしての活動頻度
音声や動画審査
VTuberのオーディションで次に通過しなければならない審査は「音声または動画審査」です。VTuberはYouTuberとは違い、中の人が登場することはありません。
そのためVTuberの中の人である制作者の声質やセルフ読みなどの能力、さらにVTuberを使った動画の面白さが重要になります。それで第二審査では、与えられるテーマに基づいた録音された音声や、撮影された動画の提出が求められます。
音声や動画の長さに関しては、所属VTuberタレントを募集している企業によって異なる場合があります。また音声と動画の両方の提出を求められる場合もあれば、どちらか一方だけを求められる場合もあります。
第二審査で与えられるテーマの例には以下のようなものがあります。
- 指定されたキャラクターに扮して自己紹介する
- 歌を歌う
- ゲームの実況をする
- フリートーク
- 指定されたセリフ読み
面接
VTuberのオーディションで通過しなければならない最後の審査は「面接審査」です。「面接審査」までたどり着くには、「書類審査」と「音声または動画審査」を通過していなければなりません。
「面接審査」は最終審査になるため、複数回に分けて行われる場合があります。「面接審査」で聞かれる内容は、所属VTuberタレントを募集している企業によって異なりますが、基本的には以下の内容を聞かれます。
- 名前
- 志望動機
- 所属VTuberタレントとして活動することへの意気込み
- どんなことができるか
- 指定されたセリフの読み
- 他のVTuberには決して負けないストロングポイント
- 所属VTuberタレントとしての夢や目標
- 所属VTuberタレントとしての活動頻度
- 質問
VTuberのオーディションに落ちた人/受かった人の違い
VTuberのオーディションに合格して企業VTuberとして活動するのは狭き門であるため、これまでたくさんの人がオーディションに応募しましたが、受かった人はそれほど多くはなく、落ちた人がほとんどです。
オーディションに受かった人と落ちた人には共通する特徴があるようです。オーディションに落ちた人と受かった人との特徴を理解することにはメリットがあります。オーディションに受かるためのヒントが分かるというメリットです。
VTuberのオーディションに落ちた人の特徴
まずVTuberのオーディションを受けて落ちた人に、どんな共通する特徴があるかを紹介します。実際にオーディションに応募して落ちた人の口コミをまとめると、落ちた人には以下の4つの特徴があるようです。
- 書類審査の段階で本名を使わずにニックネームやVTuberとしての活動名を使用した
- 書類審査のために提出した応募書類に誤字脱字があった
- 書類審査またが面接審査の際に述べた、所属VTuberタレントとして行いたいことがピント外れで、コンテンツ提供者として企業が契約するレベルにはない
- 面接審査の際に、指定されたキャラクターになりきって演じることができなかった
ここで注目したいのは、オーディションに落ちた人の多くは、書類審査の段階で不備が多かったということです。また企業や事務所側としては、VTuberとしての真剣さの度合いが合格・不合格を決める重要な要素になっているということも分かります。
VTuberのオーディションに受かった人の特徴
落ちた人に続いて、オーディションに受かった人にどんな共通する特徴があるかを紹介します。実際にオーディションに応募して受かった人の口コミをまとめると、受かった人には以下の6つ特徴があるようです。
- 「書類審査」のために提出する応募書類の記入事項をすべて埋め、「自己PR」と「所属VTuberタレントになってしたいこと」を丁寧に、詳しく説明している
- 「動画審査」のために提出する動画は声を大きく出し、配信した過去の動画の成功例や自分のストロングポイントなどの自己PRをしている
- 「動画審査」のための動画の編集をきちんと行っている
- 「動画審査」は動画の最初の5分で合格・不合格が決定されることが多いので、最初の5分間に審査員が注目するようなインパクトのあることを撮影している
- 企業に所属することになるため、企業に入ってVTuberになる目的を明確に述べている
- 自己PRを要所に織り交ぜ、配信後の展開を具体的に審査員に述べている
VTuberのオーディションに合格するコツ
VTuberのオーディションに落ちた人と受かった人に共通する特徴を考慮すると、オーディションに受かるためのコツが見えてきます。浮かび上がったオーディションに応募して受かるためのコツを5つ紹介します。
書類審査では誤字脱字に注意し自己PRもしっかり記載
オーディションに応募して落ちた人の特徴には、提出した応募書類に誤字脱字があったことが挙げられていました。第一審査を通過してオーディションに受かるためには、提出する応募書類は分かりやすく丁寧に記入し、誤字脱字がないようにチェックすることが重要です。
応募書類が完成したら、友だちや親にチェックしてもらえばミスを見つけられます。自己PRをしっかり行うことにはメリットがありますが、嘘を述べずに正直に記入しましょう。
企業への売り込みをするのに自己PRは重要ですが、事実に反することを含めるとバレたときに資格取り消しになったり、最悪の場合犯罪として扱われたりすることもあるので、自己PRは正直に行いましょう。
台本を用意する
オーディションに応募して受かった人の特徴には、「音声または動画」審査のために提出した音声や動画の声が大きかったことが挙げられていました。
この点で台本を用意することは大きなメリットがあります。台本があれば自信をもってセリフ読みなどを行えるので完成度が高くなり、自己PRとしても有利です。
特に企業から音声や動画に関して細かい要求がある場合もあるので、よく準備して内容を確認し、何度も練習する必要があります。台本を準備することはこの面でもメリットがあります。
ハキハキ話す
オーディションに受かるためには、提出する音声や動画だけでなく、最終審査である「面接審査」のときもハキハキ話すことはとても重要です。審査員は視聴者が見たいと思う動画を応募者が作成できるかどうかに注目します。
応募者の声が小さかったり、何を言っているのか分からなかったりすれば自己PRにはならず、例え投稿された動画のクオリティが高くても、視聴したいとは誰も思いません。
自信をもってハキハキ話すことには、好印象を与えるというメリットがあるので覚えておきましょう。
言葉遣いに気を付ける
最終審査である「面接審査」を通過し、オーディションに受かるために重要なことは、言葉遣いに注意することです。就活の際に希望する企業関係者との面接を行いますが、注目されるのは身なりだけではありません。応募者の言葉遣いは特に、面接官によって注目されます。
Vtuberのオーディションも同様で、面接官は応募者の言葉遣いに注目します。特にVTuberは視聴者に支えられて成り立つ職業なので、ファンとの交流の際に相手を不快にさせるような言葉遣いでは、オーディションに受かることは決してありません。
受け答えをしっかりする
「面接審査」に際に重要なことには、受け答えがしっかりできることも含まれます。面接官の前で自分の考えをしっかり伝えることは重要ですが、自己PRのつもりで模範解答を述べることだけに集中していると、思わぬ落とし穴に落ちる場合があります。
VTuberはファンとの交流を重視する職業なので、ファンとのコミュニケーション能力は重要で、そのために面接の際にいろいろな質問が投げかけられます。
受け答えがしっかりできることは、面接の時だけでなく企業VTuberになってからも大きなメリットとなるので重要です。
にじさんじやホロライブのVTuberのオーディション
「にじさんじSEEDs」
— にじさんじ公式🌈🕒 (@nijisanji_app) May 8, 2018
オーディション募集スタート!
5月15日締切 / 応募はコチラ↓https://t.co/dRKZExtYtp
同時に、一時〆切しておりましたキャラクターから一緒に作る随時募集オーディションも再開致しました!https://t.co/7s3P8EX3jJ
皆さんのご応募お待ちしております!#にじさんじSEEDs pic.twitter.com/oQkkybzlgA
VTuberのオーディションはいろいろな企業やVTuber事務所によって行われていますが、中でも「にじさん」や「ホロライブ」のオーディションは人気が高く、受かるのが難しいと言われています。
今日本で人気と実力を二分すると言われる「にじさんじ」と「ホロライブ」のオーディションに受かれば、VTuberとしてたくさんのメリットがあるため、いつもたくさんの人が応募します。
合格率は非常に低いと言われていますが、「にじさんじ」と「ホロライブ」のオーディションにはどんな特徴があるのかを紹介します。
それぞれのオーディションの特徴
【🎉速報🎉】
— ホロライブプロダクション【公式】 (@hololivetv) March 20, 2020
ホロライブ《キャラあり》オーディションが開始しました。
3月20日(金)〜3月30日(月)まで応募を受付いたします!!
皆様のご応募をお待ちしております!!
🔽応募はこちら🔽https://t.co/G4xbnuEFpD#ホロライブ#VTuberオーディション pic.twitter.com/mDobdtmtYv
「にじさんじ」のオーディションには以下のような特徴があります。
- 新規VTuberの募集も行っているものの、常設募集枠は経験者のみ応募可能
- 応募には10分以上の音声または動画の投稿が必要
- 「書類・動画」による一次審査、通話による二次審査、都内で行われる面接による最終審査によってオーディションが行われる
「ホロライブ」のオーディションには以下のような特徴があります。
- 応募条件は18歳以上、ゲーム・歌・イラストなどの配信実績があること
- 得意ジャンルのキャラクターを演じた5分の自己紹介動画または音声を、記入したエントリーフォームと一緒に送る。
- 書類選考をパスしたら、オフィスまたは通話による面接を行い合格・不合格が決定される
- オーディション合格後に、事務所からいろいろなサポートを受けられる
倍率
「6期生オーディションの倍率に仰天するおかゆ」https://t.co/aIWwEe1NCT#猫又おかゆ #ホロライブ #Vtuber pic.twitter.com/zJzcXmdRxl
— 切り抜きちゃんねる (@fRqsrjUxh1n97Ev) March 10, 2021
「にじさんじ」も「ホロライブ」も、募集しているのはビギナーではなく経験者ということもあり、ハードルがすでに高いことはわかりましたが、気になるのは「にじさんじ」と「ホロライブ」のオーディションの倍率です。
まず「にじさんじ」のオーディションの倍率は、数百倍以上と言われています。「にじさんじ」にはすでに150名のVTuberが所属していますが、すべてこの倍率をくぐり抜けて合格していることになります。
「にじさんじ」に入るのはかなり難しいようで、落ちた人がたくさんいる理由がよく分かります。
続いて「ホロライブ」のオーディションの倍率ですが、1,200倍以上と言われています。「ホロライブ」には国内外で68名のVTuberが所属していますが、1,200倍以上の倍率を通過して現在の地位を勝ち取ったことになります。
オーディションに落ちた人が多いのもうなずけます。「ホロライブ」のオーディションも「にじさんじ」のオーディションも、受かるにはかなりの年数と実績が必要なようです。
事務所のオーディションに受かってVTuberデビューしよう!
「にじさんじ」や「ホロライブ」といったVTuber事務所のオーディションに応募することにはメリットがあります。受かるには動画の提出や面接が必要で自己PRも重要です。
落ちた人も受かった人もいますが、大切なのはVTuber事務所のオーディションに応募し続けることです。