LINEグループ通話(無料)のやり方【iPhone/Android/PC】

日本でよく利用されているコミュニケーションツールといえば、まずLINEを思い浮かべる人が多いと思います。日本のスマートフォンユーザーはほとんどLINEを使っています。

アンケート調査によると10代から50代のうち9割以上がLINEを利用していて、日常のコミュニケーションツールとしてLINEは欠かせないものになりました。

そんな身近なツールであるLINEには、メッセージのやりとりを行うだけでなく、無料で通話ができるLINE無料音声通話機能があります。通常の携帯電話の通話を利用せず、LINE通話機能を利用して知り合いと1対1で無料でLINE通話するケースも増えてきました。

そのLINE音声通話がさらに進化したものが「LINEグループ通話」になります。

LINEの音声通話機能とは、メッセージをやりとりできる相手と携帯電話会社の電話回線を通さずに、インターネットのパケット通信を利用して無料で会話ができるという機能になります。

LINEのトークルームの中にある「電話マーク」をタップするとその相手に電話がかかって無料でLINE通話ができるという、とても手軽に利用できる機能になります。

LINE通話の音声品質は、以前はかなりひどいものでした。大切な会話はもちろん、日常会話でさえ途切れ途切れになってしまう品質で、LINE音声通話はしばらくおまけのような機能として使われていました。

その後、アップデートを重ねてLINEの通話品質はかなり改善されました。携帯会社の電話回線に比べるとまだまだ改善の余地はありますが、日常会話として利用する分にはLINE通話はほぼ問題のないレベルまで達しています。

通信環境によってLINEの音声が途切れたり聞こえにくくなることは数多くありますが、こちらに関しては一般電話回線も電波状況によって同じ状況になるため、互角の音声品質といっても良いと思います。

LINE音声通話を使って会話をした場合、通話料はかかりません。パケット通信料を利用するため、Wi-Fiに接続していればパケット通信も消費せず、定額制のパケットの残量を気にする必要もありません。

注意しなければならない点として、LINE通話は基本的に無料で利用できるため、外出先でWi-Fiに繋がっていないことをすっかり忘れてしまって大量のパケット通信を消費してしまい、通信料金が膨大になってしまったり、パケット定額制の利用上限を超えてしまうことがありますので十分な注意が必要になります。

仮に1時間LINE通話で会話をした場合にどのぐらいのパケット量を消費するのかを調べてみると、状況によって上下はありますが、おおよそ20メガバイト程度は消費しているようです。1ギガバイトの50分の1程度ですので、月に50時間話しをすると1ギガバイト消費する、ということを目安に覚えておくと良いと思います。

LINEの音声通話が一般的になった2016年3月には「LINEグループ通話」という機能がリリースされました。
1対1の通話だけではなく、複数人で同時にグループで会話ができるというもの。

LINEはグループチャットでメッセージをやりとりすることも多いため、複数人グループで会話ができるLINEグループ通話は待望の機能として大変話題になりました。

このように手軽に利用できるLINEグループ通話ですが、1回の通話で最大200人のグループと同時にLINE音声通話をすることができます。

実際問題として200人のグループで同時に会話をはじめると、会話の内容が分からなくなってしまうと思いますが、理論上は200人のグループまで同時に会話ができるそうです。複数人での会話として、今利用が進んでいるリモート会議などにも利用できます。

また、LINEに参加しているグループが大勢いたとしても、その複数人全員が必ずグループ通話に参加しなければいけないということではなく、招集されて任意参加をすれば大丈夫ですので、毎回LINEで複数人のグループを招集し直す必要もありません。

LINEグループ通話機能は、スマホアプリのLINEだけでなく、PC版のLINEでも無料でグループ通話をはじめることができます。無料のグループ通話機能は、iPhone、Android、PCのWindows、Macで利用することができます。

PC版のLINEグループ通話機能は、他の作業をしながらでもグループ通話が利用できるため、会議などの利用シーンもこれから増えていくと思います。LINEグループ音声通話の場合は、PCにカメラが付いていても音声のみでの会話が可能なので、場所や服装を気にすることなく気軽にLINE無料グループ通話をはじめることができます。

こちらでは、スマートフォンでのLINEグループ通話をはじめる方法を解説いたします。操作方法はiPhone、AndroidのLINEアプリとも共通の流れになり、やり方はとても簡単です。

まず、LINEの「グループのトークルーム」を開きます。
通常のグループメッセージをやりとりする画面と同じ場所になります。

LINEトークルームの画面右上に「受話器」のマークのアイコンがあります。
そのアイコンをタップすると、メニューに「音声通話」「ビデオ通話」「Live」のメニューが表示されます。

LINEグループ通話をはじめる方法は、メニューの中の「音声通話」をタップします。自分のアイキャッチ画像が左上に表示され、「他のメンバーの参加を待っています」というメッセージが出ます。

これでLINEグループ内の他のメンバーが電話に参加するのを待つ状態になります。その場合はまだ誰とも通話をしていないので、自分から複数人に「LINEグループ電話のコールをしている」ということになります。

複数人のグループメンバーがLINE通話をはじめるのを待ちます。

LINEのグループ通話に参加するには、トークルームの中の通知を確認し、グループ通話が始まっていればそこから簡単に参加することができます。

LINEのグループ通話がスタートすると、同じグループにいる複数人のメンバーには、LINEグループ通話が開始された旨の通知が届きます。通知方法はiPhone、AndroidのLINEアプリ共に共通です。

LINEグループ通話に参加してはじめるやり方は「参加」を選択してタップします。

LINEグループ通話がすでに始まっていて、途中からグループ通話に参加するやり方は、LINEグループ通話が開始された旨のメッセージが届いたら、LINEのトークルーム画面上部にある「参加」ボタンをタップしてさらに「確認」をタップします。

このやり方で、LINEグループ通話の途中で通話に参加してグループ通話をはじめることができるようになります。

LINEのグループ通話中にできる操作として「ミュート」機能があります。こちらの声を聞かせたくないときなどに便利な機能になります。

LINEのグループ通話をしている最中に、ちょっとこちらの声を相手に聞かせたくないというケースも出てくるかと思います。そのような場合は、こちらの声を「ミュート」してグループの相手に聞こえないようにします。

ミュートのやり方は簡単です。ただし、LINEの画面に表示されるミュート画面の操作方法と、今どのような状態になっているか、アイコンの状態が分かりにくいという声も多いようですので、こちらで詳しく解説していきます。iPhone、Android共のLINEアプリともにやり方は共通です。

LINEグループ通話中には画面の左側に、マイクにバツがついたマークの「ミュートボタン」が表示されます。こちらをタップすると端末のマイクをオフになり、こちらの声をグループに対してミュートすることができるようになります。


その時マイクのアイコンは緑色に変わります。この時、他の複数人グループの声はこちらには聞こえている状態です。

ミュートボタンであるこのマイクのアイコンですが、やり方は非常に簡単ですが、ミュートのオンオフ表示の状態が分かりにくいという意見が多いようです。

アイコンが緑色のときと灰色のときのどちらがミュートなのかが分かりにくくなってしまっています。iPhone、Android、PCのLINEアプリともに「緑色がミュート」状態ということと、やり方を覚えておく必要があります。

LINEのグループメンバーに個別で招待通知をするには、LINEのグループを作成するのと同じ要領で、複数人用の通話グループを新規で作成します。iPhone、AndroidのLINEアプリ共にやり方は共通です。

まずLINEの画面メニューにある「招待」ボタンをタップします。グループのメンバーリストが出てきますので選択します。複数人チェックを入れることも可能です。最後にタイトルを入力する必要がありますので、皆が分かりやすい名前を入力します。

LINEのグループ通話を終了するやり方を解説いたします。

赤い受話器のマークをタップすると、同時グループ通話を終了させることができます。これによって自分の通話が終了しますが、他のグループ内のメンバー同士の通話はそのまま続いております。自分だけがグループ通話から抜けたという状態になります。

PCでグループ通話をはじめるやり方は、メインメニューのなかの「トーク」をクリックして、音声通話またはビデオ通話をしたい相手とのグループトークルームを開きます。


「無料通話」「ビデオ通話」のどちらかのマークをクリックすると呼び出しが開始され、相手が応答するとグループ通話をはじめることができます。

画面上部のメンバー数をクリックします。グループ内の相手のプロフィールアイコンをクリックして、「音声通話」「ビデオ通話」のマークをクリックして、相手が「応答」することによってグループ通話をはじめることができます。

LINEのグループビデオ通話では、お互いの顔を見ながら通話をすることができます。音声グループ通話では最大200人まで同時に参加できますが、グループビデオ通話の場合は自分を含めて一度に最大4人までがカメラをオンにしてグループビデオ通話をすることができます。

LINEビデオ通話のやり方は基本的には音声通話と同じです。
LINEグループビデオ通話をするには、LINEグループのトークルームを開きます。
 

右上に受話器のアイコンがあり、LINEグループビデオ通話の「開始」をタップすることによって、ビデオ通話をはじめることができます。

グループビデオ通話のやり方は、トークルームの画面上部にある「電話」アイコンをタップするとメニューが表示され、その後「ビデオ通話」をタップします。

誰かメンバーが電話に出ると、そのメンバーのライブ映像が表示されます。ライブ映像が表示されるのは4人までとなり、5人目からのビデオ通話参加者はプロフィールアイコンの画像が表示されていきます。

グループビデオ通話中の表示されている自分の顔に、色々なエフェクトがかけられるようになります。やり方は、該当するエフェクトをタップすると感情の表現をすることができます。決して必要な機能というわけではありませんが覚えておくと楽しい機能です。

LINEのグループ通話機能は、LINE 5.11.0 以降のバージョンで利用することができます。まず、ご自身のLINEのバージョンを確認してみてください。古いバージョンの場合はLINEアプリを最新版にアップデートする必要があります。

LINEアプリとあわせてiPhone、Android、PCのOSのバージョンも古くないかを確認してみてください。

LINEのグループ通話機能がリリースされた時は、不具合により利用できず、数日間利用できるまでに時間がかかったというLINEの公式発表がありましたので、リリース当時に利用できずにあきらめた人は再度グループ通話が利用できるかどうか試すことをお勧めします。

LINEのグループ通話ができないときは、LINEアプリを一度終了させて再起動をします。その後、 iPhone、Android、PCの端末の本体も再起動します。
 

次に、iPhone、Android、PCのLINEアプリの着せかえを「基本」に戻します。着せかえのデザインによっては不具合が発生することがあり、通話ボタンの表示ができなくなってしまっている可能性があります。
 

グループ通話している誰かのネット回線がの状態が良くないと、LINEグループ通話ができない可能性がありますので、Wi-Fiの確認をするか、今いる場所を変える必要があります。

iPhone、Android、PCの設定により、「通話の着信許可」がオフになってしまっている場合があります。この状態はグループ通話をはじめることができません。通話の着信許可をオンに設定する必要があります。

もしも特定の相手をブロックしたり、逆に自分がブロックされていた場合には、LINEグループ通話はできなくなります。着信のメッセージも全く表示されることがありません。

もし自分がブロックしていたという場合は、ブロック解除を行うとLINEグループ通話ができるようになります。相手側のブロックに関しては、直接または誰かを通じてブロック解除をしてもらう必要があります。