AnyDeskの危険性と遠隔操作ソフトを安全に使うための使い方

リモートデスクトップ(遠隔操作)ができるソフトであるAnyDesk。そこには危険性もはらんでいるということはご存知ですか? AnyDeskの危険性とはどういったものか、AnyDeskなどの遠隔操作ソフトを安全に利用するための使い方含め解説していきます。

目次

  1. 1AnyDeskの危険性と遠隔操作ソフトを安全に使うための使い方
  2. AnyDeskとは
  3. AnyDeskの危険性
  4. AnyDesk/遠隔操作ソフトを安全に使うための使い方
  5. 最後に

AnyDeskの危険性と遠隔操作ソフトを安全に使うための使い方

会社から自宅のパソコンを遠隔操作したい、パソコン教室などで使い方をオンラインで教える際に遠隔操作したい、というときに、リモートデスクトップソフトがあると便利です。

AnyDeskとは

そんな遠隔操作/リモートデスクトップ操作ができるソフトにAnyDeskがあります。

リモートでデスクトップを操作できるアプリケーション

AnyDeskは、無料で利用可能な遠隔操作ができるソフトウェアです。

ネットワークでつながっている他のパソコンを、AnyDeskを双方の端末に入れることで操作することが可能で、外出先でも自宅のパソコンにアクセスして操作するというようなことができますし、相手に操作方法を教えたいような場合にも便利です。

AnyDeskを無料でダウンロード

AnyDeskの危険性

AnyDeskは、遠隔操作できるソフトである分、危険性も隣り合わせにあります。

AnyDeskに限らず、遠隔操作/リモートデスクトップ機能があるソフトウェアのダウンロード/利用は危険性が少なからずありますので、まずはそれらの危険性とはどういったものかについて説明していきます。

人が操作することの危険性

普通に使うことを目的としている人にとっては便利なソフトなのですが、便利なソフトである分、その使い方によっては悪用される可能性もあります。

AnyDeskのパスワードなどを入手したり偶然一致したりした場合、悪意のある人がAnyDeskを利用して他人のパソコンを勝手に操作してデータを抜き出したり、ウイルスへ感染させたりということをすることもあります。

企業であればその企業のデータを抜き取るなどして悪用することを目的とする人もいるでしょう。人の良心に任せるしかないため、人が操作するという面の危険性をゼロにすることはできない分、自衛しておく必要があります。

また、スパムメールなどにAnyDeskなどのインストールを促し、遠隔操作できるように設定させられるという危険性も少なくありません。

自身の意志で必要としてダウンロードするのであればそういった危険性はある程度低くはなりますが、情報の入手を目的とする相手から促される場合は危険性が高いため、そういった危険性もあることは理解しておいてください。

ウイルスが仕込まれている可能性

また、AnyDesk自体は安全なソフトではあるものの、偽物のソフトがネット上にあるという可能性もあります。

公式サイトや窓の杜などのソフトウェアの紹介などをしている安全性が高いサイトからのインストールであれば危険性は低くなりますが、そうでないサイトで配布されていることもあります。

危険性の高いサイトからインストールしたAnyDeskが本物であればいいのですが、中には偽物のAnyDeskをインストールさせることを目的としていることもあります。

そのAnyDeskの中にマルウェアやウイルスが仕込まれている可能性もあり、個人情報の流出などの危険性もあるわけです。AnyDeskは公式サイトからダウンロードするようにしてください。

パスワード流出

前述した部分と重複しますが、AnyDesk自体はインストールせずに利用でき、特に設定などをしていない場合は操作される側の許可がなければリモート操作をすることはできません。

しかし、パスワードの設定をして、無人のパソコンでも承認なしで利用できるようにしている場合、AnyDeskアドレスとパスワードが一致してしまった場合、アクセス制限をしていない状態だと第三者によって遠隔操作される危険性もあります。

それによって他のパスワードなどが流出してしまい、被害が拡大するというようなこともないわけではありません。これはインストールしないAnyDeskの場合も可能性がないわけではありませんので、利用中は注意してください。

RBIマルウェアが仕込まれている可能性

AnyDeskのモバイル版アプリの方にはRBIマルウェアが仕込まれている可能性があります。このRBIマルウェアにより、銀行の口座がからお金が引き落とされる、被害報告もあります

インド準備銀行というインドの中央銀行も、AnyDeskを利用しているスマホユーザーにAnyDeskをアンインストールするよう警告しているほどなので、そういった危険性があることも認識しておいてください。

AnyDesk/遠隔操作ソフトを安全に使うための使い方

では、AnyDeskを含めた遠隔操作ソフトを安全に利用するためには、使い方に気をつける必要があります。危険性を承知の上で使うためにはこちらも自衛しなくてはなりませんので、それぞれ確認して対策をしておきましょう。

パスワードを設定

まずはパスワードの設定です。パスワードの設定をすると外部からAnyDeskに接続されてしまう危険性があるのでは、と思うかもしれません。

しかし、英数字と記号を組み合わせて設定できるため、パスワードの組み合わせ、それに加えてAnyDeskアドレスの組み合わせは相当なものとなります。パスワードを設定しておくことでパスワードがない状態よりは安全性は高くなりやすいです。

もちろん、それでも不安な部分はありますので、後述するセキュリティ設定も合わせておこなっておく必要があります。

ダウンロードファイルにもパスワードを設定

また、ダウンロードファイルにもパスワード設定をしておくと、その分安全性も高まります。

AnyDeskのセキュリティ機能の使用方法

AnyDeskの危険性を下げるためには、AnyDeskのセキュリティ機能の設定をしておきましょう。前述したAnyDeskアドレスの設定、パスワードの設定、アクセス制限の設定をしておきましょう。

なお、ダウンロードしたままの状態のAnyDeskであれ、ダウンロードしたAnyDeskをインストールした場合であれやり方はほぼ同じですので、参考にしながら設定してみましょう。

まずはエイリアスの設定をしましょう。AnyDeskでは、パソコンの識別名をデフォルトの9桁の番号のほか、任意の英数字を利用するよう設定することができます。

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

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