Dailymotionというサイトを見たことはありますか?日本では比較的馴染みの薄い動画共有サイトであるDailymotionがどういったものかわからない方も多いと思います。そこで、Dailymotionが安全なのか等、安全性を主にご紹介していきます。
みなさんはDailymotion(デイリーモーション)といった動画サイトをご存知ですか?動画を探しているときなどに見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ここではそんなDailymotion(デイリーモーション)の安全性やウイルスの危険性といった部分から、そもそもDailymotion(デイリーモーション)がどういったサイトなのかまで含めてご紹介していきたいと思います。
Dailymotion(デイリーモーション)とは、フランス発の動画共有サイトです。ざっくりと言ってしまえばYoutubeやニコニコ動画といった「動画共有サイト」たちの中の一つ、という扱いになります。
動画共有サイトのなかには、Youtubeのように安全でクリーンな管理をされているものから、違法コンテンツが野放しにされているようなグレーに近いサイトまでたくさんあります。
Dailymotion(デイリーモーション)はそういった動画共有サイト全体の中では、比較的出処がはっきりしている大手サイトです。例えば過去にはPS4からDailymotionに投稿ができたくらいには有名なサイトなのです。
Youtubeで最初に投稿された動画は、2005年4月23日投稿の動画だが、Dailymotion(デイリーモーション)のサービス開始は2005年3月15日で、じつはYoutubeよりも先にサービスを開始していたのです。
ただし、いわゆる動画共有サイトとしてYoutubeは実は先駆者というわけでもなく、動画共有サイトの歴史としては、2004年に生まれたPandraTVなどが先駆者で、Dailymotion(デイリーモーション)もYoutubeも比較的後発だったのです。
2018年現在、日本でもYoutuberの人気は衰えを知らず、子供のなりたい職業の上位に入っている、という話もあります。Youtubeと同時期に生まれ、成長してきたDailymotion(デイリーモーション)が流行っていた可能性もあります。
Dailymotion(デイリーモーション)にも「パートナー」になり、「収益化」する方法についての説明がTOPにあります。つまり「デイリーモーションナー」になることも可能そうに記載されています。
興味のある方はDailymotion(デイリーモーション)のTOPページからパートナー申込みをしてみてはいかがでしょうか、日本では珍しい「デイリーモーションナー」に採用されるかもしれません。
Dailymotion(デイリーモーション)にはAndroid、iOSのともにスマホ向けのアプリがあります。日本での知名度が高くないため、怪しいと思う方もいるかもしれませんが、上で書いたように、動画共有サイトとしては大手なため、サービスはしっかりしています。
アプリのアップデートも頻繁に行われており、そこまで使いにくいということはありませんが、いかんせん日本での知名度の低さから、日本人向けのコンテンツを探すのも少し大変な状態になっています。
Dailymotion(デイリーモーション)の公式Twitterも2009年より運営されています。フォロワーは約40万人。フランス語で運営されているためか、アメリカ向けのTwitterも解説されており、そちらのフォロワーは約22万人とかなりの数がいます。
これだけフォロワーがいるというのは、怪しいサイトでないことや安全なサイトであることが伝わるとは思います。ただ、同じ動画共有サイトのYoutubeのフォロワーは約7000万人で、同時期に開始したサービスですが、かなり水を開けられています。
ちなみに、流石にYoutubeと比べると40万人は少なく感じますが、世界的な知名度を示す例として、日本の動画共有サイトニコニコ動画の公式Twitterのフォロワーは約27万人で、実はDailymotion(デイリーモーション)のほうがフォロワーが多いのです。
ここまではDailymotion(デイリーモーション)がどういったサイトかという歴史的な部分を含めて紹介してきました。日本での知名度は低いものの、世界的な動画共有サイトとして有名なものの一つ、というのは伝わったと思われます。
では、そんなに「怪しいサイト」ではないということがわかったところで、心配に思っている方の多い「安全なのか」という点について、これから順番にご説明していきたいと思います。
Dailymotion(デイリーモーション)が安全なのかどうかに関してですが、結論から言ってしまうと「危険性は低いが0ではない」「動画を見るだけならほぼ安全」ということになります。
動画を見るだけでウイルスに感染するなどといったことは現状なく、視聴するだけであれば基本的に安全です。ただし、出てくる広告や、概要欄のURLを辿って外部サイトに行くことで危険となることはあります。
ただし、それはDailymotion(デイリーモーション)に限らずYoutubeなどでもそうです。Youtubeでも怪しい動画に「続きはこちら」と外部URLへ誘導するものもあります。どのサイトでもそういった手口に注意が必要です。
Dailymotion(デイリーモーション)が安全なのかどうかに関して「危険性は低いが0ではない」と書きましたが、過去2015年には「Adobe Flashの新たなゼロデイ脆弱性を確認、不正広告に利用」という記事が出されたこともありました。
この記事は「ウイルスバスター」などを製造している、ネットセキュリティ会社「トレンドマイクロ社」が出したもので、Dailymotion(デイリーモーション)から危険なサイトに誘導されウイルス感染の恐れがあった、というものです。
もちろんそのまま放置されているわけもなく、この脆弱性そのものは対処されていますが、過去にはそういうこともあったサイトだと少し気をつけておくのは、安全管理の上で役立つと思われます。
ただし、名指しされたのはDailymotion(デイリーモーション)だけではありません、過去2014年には「YouTube上の偽広告からランサムウェア感染へ誘導、主に米国で被害」といった記事も出ています。
どちらも動画本体ではなく、広告から経由して外部サイトへ訪れることで感染している部分では一致しています。Dailymotion(デイリーモーション)に限らず、こういったリスクは多くのサイトで存在しているのです。
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