2024年11月05日更新
タイムツリー(Timetree)の危険性!位置情報や写真の共有でセキュリティがどうなるか解説!
タイムツリーはスケジュール共有が簡単にできるとても便利なアプリですが、位置情報や写真を共有することでの危険性も噂されています。この記事では、タイムツリーの危険性をみた上で、安全に使うための注意点と、便利な使い方などを解説します。
目次
- 1危険性がある?タイムツリーとは?
- 2タイムツリーの危険性やセキュリティ面での懸念について
- ・アプリにロック機能がない
- ・アプリをアンインストールしただけではデータが完全削除されない
- ・共有先を間違えると情報流出の危険性がある
- ・スパムメールが共有されてしまう危険性
- ・写真や位置情報が共有されてしまうことによるプライバシー侵害の危険性
- 3タイムツリーを安全に使うためには?
- ・共有先に間違いがないか確認しよう
- ・使わなくなったときにはアカウント削除もする
- ・運営側のセキュリティは厳重に管理されていて安全
- 4タイムツリーのメリット・デメリット
- ・メリットについて
- ・デメリットについて
- 5タイムツリーの上手な使い方
- ・家族のスケジュール共有
- ・デートの予定合わせ
- ・仕事のスケジュール共有
- ・趣味仲間とのスケジュールや情報共有
- 6タイムツリーの危険性についての最新まとめ
危険性がある?タイムツリーとは?
家族や友人とスケジュールを共有したいときにとても便利なアプリがタイムツリーです。タイムツリーでは、カレンダー共有だけでなくチャットでの相談や、写真の共有などもできるので、他のアプリを使わずに、さまざまな相談や情報共有が簡単にできます。
しかし、その一方で、タイムツリーの利用には危険性もあるようです。この記事では、タイムツリーの危険性や、危険性をより低くするための使い方のコツなどについて解説します。
タイムツリーの危険性やセキュリティ面での懸念について
タイムツリーには危険性があるという声もありますが、実際にどのような点が危険性が高いと思われているのでしょうか。ここからは、タイムツリーの危険性やセキュリティ面での懸念点について解説します。
アプリにロック機能がない
タイムツリーの危険性の一つが、アプリロック機能がないことです。
タイムツリーには、カレンダー機能の他に、他の人とチャットしたり写真を共有したりできる機能もあります。カレンダーのスケジュール情報の他に、他の人とのチャットでの会話やプライベート写真はとても重要な個人情報なので、第三者に覗き見されてはいけないものです。
しかし、タイムツリーはとても重要な個人情報を扱っているのにも関わらず、アプリにロック機能がありません。スマホのロックを解除した状態で第三者にスマホを操作されてしまうと、タイムツリーの情報を覗かれてしまう可能性があります。
この点がセキュリティ上、危険性が高い懸念点だと考える人もいます。
アプリをアンインストールしただけではデータが完全削除されない
タイムツリーの危険性の一つが、アプリ削除だけではデータが完全に削除されない点です。
タイムツリーに保存するスケジュールや写真は、スマホに保存されるのではなく、タイムツリーのサーバーに保存されています。そのために、タイムツリーが必要でなくなったときに、アプリを削除しただけではデータが完全に削除されません。
データを完全に削除するためには、アカウントを完全に削除することが必要です。サーバーに残されたデータを悪用される危険性は低いのですが、タイムツリーを使わなくなったときには、この危険性に注意したほうがいいでしょう。
共有先を間違えると情報流出の危険性がある
タイムツリーの危険性の一つが、共有先を間違えることで情報流出する危険性があることです。
タイムツリーは、家族用、友人用、趣味のグループ用、仕事用など、複数のカレンダーを作成して、別々のグループで共有することができます。
しかし、自分の同じアカウントの中で複数のカレンダーを使い分けていると、写真やチャットの共有先を間違えてしまうこともあります。
プライバシーにかかわることや、仕事に関する情報がタイムツリーで共有先を間違えることで、本来見せてはいけない人に見られてしまう可能性もある点は、危険性として注意しておいたほうがいい点です。
スパムメールが共有されてしまう危険性
タイムツリーの危険性の一つが、スパムメールを共有してしまう危険性があることです。
iPhoneとiPadの標準カレンダーとタイムツリーを同期させている場合、iOSの「Found in Mail」という機能で、メールに記載されている予定がタイムツリーに共有されます。
この機能で、スパムメールの内容も共有されてしまい、タイムツリーに記載されることがあります。この危険性はタイムツリーのアプリでの設定でオフにできます。次の手順でスパムメールの予定が共有されないように設定しましょう。
- タイムツリーのアプリを開く
- 左上の自分のアイコンをタップする
- 「その他」をタップする
- 「その他」にある「Siriからの提案」をオフにする
写真や位置情報が共有されてしまうことによるプライバシー侵害の危険性
タイムツリーの危険性の一つが、プライバシー侵害の危険性があることです。
タイムツリーには写真や位置情報を共有できる機能がありますが、共有先を間違えてしまうと、本来、共有したくない相手に写真を見られてしまったり、位置情報を知られてしまったりします。
写真や位置情報の共有によって、プライバシーが侵害されてしまう危険性に注意することが大切です。
タイムツリーを安全に使うためには?
タイムツリーには危険性もありますが、その危険性の多くはアプリのセキュリティ上の問題ではなく、ユーザーが使い方を間違えることで生じる危険性といえます。
タイムツリーはユーザー側が使い方に注意すれば安全に使うことが可能なので、ここからは安全性を高めるための使い方を解説します。
共有先に間違いがないか確認しよう
タイムツリーで同じアカウントで複数のカレンダーを作成している場合には、共有先に間違いがないかをよく確認するようにしましょう。
家族や親しい友人、恋人とのプライベートなカレンダーと、仕事や趣味仲間といったプライベートでのお付き合いがない人たちとのカレンダー、不特定多数の人たちに公開しているカレンダーを同じアカウントで使い分けしているときには、特に注意が必要です。
家族や親しい人たち宛のプライベートな写真や位置情報を、仕事や趣味のカレンダーに間違えて送信してしまうと、自宅の場所や家族の情報などの個人情報が流出してしまう可能性もあります。
特に、個人情報に関する情報をタイムツリーで送信するときには、共有先をよく確認してから送信しましょう。
使わなくなったときにはアカウント削除もする
タイムツリーを使わなくなったときには、スマホからアプリを削除する前にアカウントも完全に削除しましょう。
アカウントを完全に削除してタイムツリーから退会すれば、送信した個人情報は60日後に完全にタイムツリーのサーバーから削除されます。タイムツリーのアカウント削除方法はこちらの記事を参考にしてください。
運営側のセキュリティは厳重に管理されていて安全
タイムツリーの危険性については、運営側のセキュリティに問題があるのではないかという声もありますが、運営側のセキュリティに関しては現在のところ問題はありません。
タイムツリーのサーバーに保存されている情報は、厳重なセキュリティで管理されているので安全です。
タイムツリーを利用することでのさまざまな問題は、運営側のセキュリティではなく、ユーザー側の使い方から起こる物が多い点に注意しましょう。
タイムツリーのメリット・デメリット
タイムツリーで位置情報の流出などが起こりやすいという危険性は、アプリのセキュリティ上の問題というよりも、ユーザー側の使い方が原因で起きる問題だとみてきました。
タイムツリーは使い方をしっかりと気をつければとても便利なアプリですが、メリットもあればデメリットもあります。タイムツリーを今後も便利に使い続けるためにも、ここでタイムツリーのメリットとデメリットについてみておきましょう。
メリットについて
タイムツリーのメリットは次のとおりです。
無料で利用できる
タイムツリーには月額300円の有料版もありますが、カレンダーの作成や、位置情報や写真の共有といった基本的な機能は、完全無料で利用することができます。
タイムツリーの無料版では、広告が表示されて少し煩わしくなりますが、それでも完全無料で利用できる点は大きなメリットでしょう。
なお、タイムツリーの有料版には広告非表示の他に、写真以外のファイル添付、予定のバーチカル表示、専用サポート窓口などが用意されています。1ヶ月無料でお試しできるので、有料版の機能に興味のある人は一度試してみましょう。
アカウント作成は簡単
タイムツリーは公開カレンダーなら無料で利用することが可能でした。しかし、現在は、公開カレンダーでもアカウント登録していないユーザーは招待することができません。
以前からアカウントなしで公開カレンダーを利用していた人でも、簡単にタイムツリーのアカウントを作成することができます。
タイムツリーのアカウント作成は、メールアドレスとパスワードの登録でメール認証する方法の他に、Facebook ID連携とApple ID連携も利用できます。Facebookの利用者やiPhoneユーザーは、ID連携で気軽に登録してみましょう。
写真の保存やカレンダー共有など便利機能を使える
タイムツリーには、従来のカレンダーアプリにはなかった便利な機能がいろいろと搭載されています。
カレンダー共有機能だけであればGoogleカレンダーなどもありますが、タイムツリーにはカレンダーアプリ内でチャットや写真共有、位置情報共有できる機能があります。
他のアプリの多くは、SNSアプリや写真アプリ、地図アプリを併用する必要があるので、タイムツリーひとつで多くの機能を使えるのは大きなメリットです。
使いやすい機能が満載のタイムツリーは、共有先をしっかりと確認しながら使えばとても便利なアプリといえます。
デバイスのカレンダーと同期できる
タイムツリーはスマホのiPhoneもしくはAndroidで主に利用します。iPhoneにもAndroidにも標準カレンダーが搭載されており、さらにAndroidはGoogleカレンダーにも同期しています。
事前にスケジュールを同期するように設定しておけば、スマホの標準カレンダーをタイムツリーのカレンダーにも同期されます。
スマホの標準カレンダーやGoogleカレンダーを普段から使っている人は、タイムツリーへ予定をその都度登録し直さなくても、自動で表示されるのでとても便利です。
なお、iPhoneやAndroidの標準カレンダー、Googleカレンダーに登録した予定はカレンダーを共有している相手には共有されません。また、タイムツリーで登録された予定は、スマホの標準カレンダーには表示されないので、必要ならコピペする必要があります。
デメリットについて
タイムツリーのデメリットは次のとおりです。
通知が多すぎる
タイムツリーで多くのカレンダーを共有していると、誰かが予定の登録や変更をしたり、コメントをつけたりするたびに通知が届くようになります。
家族や仕事の同僚からの通知だけなら問題ないかもしれませんが、趣味や情報収集のために登録車が多い公開カレンダーにいくつも登録していると、通知が鳴り止まない、という事態にもなりかねません。
タイムツリーには特定のカレンダーの通知だけ止める機能もあるので、通知が多すぎる、まとめてチェックすればいい、というカレンダーの通知は止めるのもおすすめです。
共有したくない予定は別途個人用カレンダーを作る必要がある
タイムツリーでは、カレンダーに登録された予定はメンバー全員に共有されてしまいます。そのために、他の人と共有したくない予定をカレンダーに登録したい場合には、個人用カレンダーを別途用意する必要があります。
プライベートのカレンダーを作成して、共有する人を設定しなければ、自分だけの予定を書き込めるカレンダーが作れます。ぜひ、完全プライベートな予定は、個人用カレンダーを作って活用しましょう。
サポート体制に不安がある
タイムツリーのサポートは問い合わせフォームしかありません。そのために、万が一、アプリに不具合が生じて起動しない、予定が表示されない、といった不具合が起きた場合に、迅速なサポートや問い合わせができない可能性があります。
特に、仕事で使っているときに、突然タイムツリーでの予定確認や相手との連絡、情報共有ができなくなってしまった場合に不安があります。
もしもタイムツリーに問題が起きた場合に、迅速な対応を求めたいのであれば、サポート体制が充実しているカレンダーアプリに乗り換えることも検討したほうがいいかもしれません。
タイムツリーの上手な使い方
タイムツリーは使い方を間違えなければ、危険性もなく大きなメリットがあるカレンダー共有アプリです。タイムツリーを上手に使いこなす使い方を紹介します。
家族のスケジュール共有
タイムツリーは家族のスケジュール共有をするのにとても便利なアプリです。それぞれが、学校や部活、塾、仕事などで忙しい中で、お互いのスケジュールを把握するのに、タイムツリーはとても使いやすいアプリでしょう。
特に、子どもがまだ中学生や高校生の場合、スケジュールとともに位置情報も共有できるタイムツリーを使えば、親は子どもがどこにいるのか把握しやすく安心できます。
また、位置情報だけでなく写真の共有で思い出づくりもできるでしょう。家族のスケジュール共有にぜひタイムツリーを活用してください。
デートの予定合わせ
デートの予定を合わせるのにもタイムツリーはとても便利なアプリです。タイムツリーはカレンダー内でコメントでやり取りできます。2人だけのカレンダーを作成して、その中でやり取りすれば、他の人に知られることなくデートの相談ができるでしょう。
また、写真の共有で思い出作りや、お互いの位置情報を確認できるなど、カップルにとってはなくてはならないアプリともいえます。
仕事のスケジュール共有
仕事のスケジュール共有にもタイムツリーはとても便利です。タイムツリーでは、イベントの参加者を登録する機能や、イベントを忘れないようにするためのリマインド機能など、仕事のスケジュール共有に便利な機能がいろいろとあります。
会議の参加者を確認したり、仕事のシフトを登録したりして、参加者や出勤者に忘れないようにリマインダーすることが可能です。
参加者を色分けすることも可能なので、シフトの時間帯ごとに色分けして時間ごとの人数を把握しやすくする、といった使い方もできるでしょう。
趣味仲間とのスケジュールや情報共有
サークルやオフ会などの趣味の仲間とのスケジュール共有にもタイムツリーは便利です。
イベントや練習の予定をカレンダーに書き込むだけでなく、参加者を確認するのにも使えます。場所のURLや位置情報も添付できるので、参加者1人1人に個別連絡する必要もなく、責任者のスケジュール管理の手間を効率化できます。
写真やコメントで情報共有もできるので、当日参加できなかった仲間への情報提供もタイムツリーだけで完結できます。趣味仲間とのスケジュール管理ツールだけでなく、情報共有ツールとしても、タイムツリーを活用してみましょう。
タイムツリーの危険性についての最新まとめ
タイムツリーで噂されている危険性は、セキュリティ上の問題ではなく、ユーザー側の誤った使い方で起こる場合がほとんどといっていいでしょう。
簡単にスケジュール共有できることから、写真や位置情報を送信するカレンダーを間違えてしまうことでの情報流出が一番の問題です。
タイムツリーにはこのような危険性があるということを認識した上で、情報を送信する場合には送信先に間違いがないかをよく確認しながら、安全に利用しましょう。