「about:blank」はウイルス？直し方をくわしく解説！

ブラウザを利用していて、画面に「about:blank」と表示された経験がある人は多いのではないでしょうか。ウイルスが原因などという話も出ていて、不安になっている人も多いと思います。

安心していただきたいのは、スマホで「about:blank」と表示される場合はウイルスではありません。ブラウザを開いた瞬間に「about:blank」と表示された場合は、それは何の問題もない普通のページです。

なぜ、安全なものにも関わらず「about:blank」がウイルスだと言われるのか。実は、過去にWindowsパソコンで「about blank」というウイルスが出回っていたことがあります。それと同じ名称なため、ウイルスと勘違いしている人がいたためでしょう。

では、「about:blank」とはどのような意味なのか。「about:blank」とは、ブラウザで空白のページを開いたということを示すものです。空白のページだということをアドレスバー上で表示するためのものというわけですね。

設定しているかどうかに関わらず勝手に「about:blank」の表示になってしまうことがあります。その原因と直し方についてここから解説していきます。

ブラウザ上で「about:blank」と表示される原因としては、主に次の3つの場合があります。

「about:blank」は、ブラウザを起動した際のページやホーム設定してあるページが空白になっていることを意味している場合です。上記のようにアドレスバーに「about:blank」と表示されます。

拡張機能やアプリで広告ブロックができるようなブラウザを利用している場合、リンクが一部無効化されることにより、勝手に「about:blank」になることがあります。

マルウェアが原因でブラウザのホーム画面の設定が勝手に「about:blank」表示になるようなこともあります。

マルウェアとは端末に不具合を起こすことを目的として作られたプログラムなどが含まれた不審なアプリです。可能性としてはかなり低いですが、他にも端末内に不審な動きがあるようであれば疑わしい原因です。

マルウェアに感染している場合、ウイルスのスキャンや原因と思われるアプリの削除などでの対策など大変な部分が多いですが、ホーム設定上の「about:blank」やポップアップが原因のものは直し方はさほど難しくありません。

ホーム設定上の「about:blank」やポップアップが原因のものは、スマホのブラウザの設定を変更することで変更可能です。

ここからは、スマホの「about:blank」の表示を直す手順についての解説をしていきます。

iPhoneの場合、基本的に原因となるのはポップアップブロックですので、そちらで直すのが中心となります。

iPhoneの場合、起動したときに「about:blank」となることは滅多にありません。これはiPhoneでホームページの設定ができないためです。そのため、この直し方は利用できません。

広告ブロックアプリが原因で「about:blank」となる場合、その設定を解除します。広告ブロックアプリによって設定方法は変わりますが、多くの広告ブロックアプリがサイトごとに設定可能です。

一度アプリのアンインストールをして「about:blank」にならなくなったかどうか確認してみても良いでしょう。

Androidの場合、どのブラウザでも基本的にホーム設定の変更ができます。ブラウザによっては広告ブロックが働くこともあります。

Chromeの場合、ブラウザを開いて「設定」→「トップページ」からトップページの変更を行います。「about:blank」から任意のURLへの変更、もしくはそれ以外のものへ変更してみましょう。

Chrome以外の広告ブロック機能のあるブラウザで「about:blank」が表示される場合、トップページの設定の確認のほか、その機能を一度オフにして確認して見てください。

「about:blank」と表示されるのは、基本的にはブラウザ上の問題がほとんどです。自分がどれに当てはまるかを考えた上で対処を行ってください。