2022年08月18日更新
VPN接続とは?漫画バンクみたいなサイトを安全に見る方法はある?
著作権違法に当たるとして無断で漫画を掲載する漫画サイトの取り締まりが厳しくなっていますが、漫画バンクはその1つです。サイトにアクスすると危険だと言われていますが、VPNを利用すれば安全です。漫画バンクや類似した漫画サイトをVPNで安全に見る方法を紹介します。
目次
漫画バンクみたいなサイトをVPNを利用して安全に見る方法
WEBサイトや動画共有サイト、さらにはSNSが世界的に普及するようになった結果、著作権を無視した違法行為が世界中で増加しています。
漫画やアニメは日本が世界に誇る文化ですが、世界的にファンや愛好家が多いため、原作者の許可なく漫画やアニメの作品をWEBサイトやYouTube、またSNSに無断でアップロードする人が後を絶ちません。
漫画バンクは著作権違反の疑いがあるため、多くの非難にさらされている漫画サイトの1つです。最新エピソードをいち早く無料で閲覧できれば視聴者は満足ですが、原作者が被る金銭的な被害は甚大なので、決して見逃すことのできない問題です。
漫画バンクとは
オススメ漫画紹介
— 【公式】漫画BANK (@mangabank_) February 14, 2021
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人気コミックを無料で読めるだけでなく、多くの漫画やコミックが日本語で読めるということで、日本でとても人気があった漫画サイトが漫画バンクです。漫画バンクは違法であるだけでなく、危険な漫画サイトであると言われますが、その理由を紹介します。
無断で複製した漫画を載せる海賊版サイト
漫画バンクは著作権違反で管理者が逮捕された漫画サイト「漫画村」の後継と言われる違法な海賊版サイトです。漫画バンクは会員登録をすることなく、無料で漫画を見放題できる漫画サイトとしてし多くの人に利用されていました。
しかし掲載されている漫画やコミックはすべて、原作者の許可なく無断で複製したコピーであるため、漫画バンクは著作権違反に当たる海賊版サイトであり、漫画バンクの管理者だけでなく、サイトから作品をダウンロードする行為もすべて違法行為になります。
危険性や違法性もあり現在は閉鎖中
漫画バンクの違法行為によって出版会社は多大な被害を受けました。そのため講談社、集英社、小学館、KADOKAWAといった出版大手4社が漫画バンクに対し、著作権違反の訴訟を前提に情報開示請求を行いました。
漫画バンクは訴訟を起こされそうになったため、「漫画村」の二の前にならないようにサイトを閉鎖しました。閉鎖したのは2021年11月4日です。著作権違反による違法行為以外にも、漫画バンクの運営する漫画サイトには問題がありました。
漫画バンクのサイトにアクセスし、フィッシング詐欺や個人情報の盗難、さらには閲覧者のCPUを使って仮想通貨のマイニングをさせるスクリプトなどの問題も報告されています。漫画バンクは手を出してはいけない漫画サイトであることは明らかです。
後継サイトは?
漫画バンクが「漫画村」の後継であったように、漫画バンクが閉鎖された今、漫画バンクの後継が誕生しアクセス可能なのかどうか気になりますが、漫画バンクの後継と言われているのは「Manga Gohan」という漫画サイトです。
漫画バンクの後継と言われる「Manga Gohan」も、違法にアップロードした漫画を掲載している海賊版サイトで、現在も運営されています。後継と言われるだけあって、掲載漫画が不正コピーしたものであるだけでなく、サイトそのものも危険です。
フィッシング詐欺や個人情報の盗難などの問題に巻き込まれるケースがあるため、漫画バンクの後継「Manga Gohan」にも注意が必要です。
VPN接続とは?
実は漫画バンクの後継と言われるのは「Manga Gohan」だけではありません。他にも後継候補と言われる漫画サイトはたくさんあります。どの後継候補も違法にアップロードした漫画を掲載している海賊版サイトで、サイトそのものも危険です。
海賊版サイトとはいえ、無料で漫画やコミックが読み放題できるというのは大きな魅力です。問題なのは、海賊版サイトにはフィッシング詐欺や個人情報の盗難といった「地雷」が仕掛けられているため、「地雷」を踏まずに漫画を見る必要があるということです。
「地雷」を踏まずにサイトの漫画を見るおすすめの方法がVPN接続です。
「仮想専用通信網」を利用して接続すること
VPN接続は、「Virtual Private Network」接続の頭文字を繋げたものです。「Virtual Private Network」を訳すと「仮想専用通信網」となります。
VPN接続とは、インターネット上にバーチャル(仮想的)プライベートネットワーク(専用ネットワーク)を設置し、セキュリティ上の安全な経路を構築してデータ通信を行う技術のことです。
インターネットのセキュリティ強化のために採用されている有名なものには、メール暗号化のような暗号化接続(SSL)技術があります。しかしスマホやタブレットの登場により、インターネットを使うサービスが多様化し、SSLだけでは安全と言えなくなりました。
利用するアプリケーションを意識することなく、安全に通信を行う方法として考え出されたのがVPN接続です。
VPN接続の特徴
VPN接続のメリットには以下の5つがあります。
- 通信内容が暗号化されるため、安全なデータ通信が可能
- 日本国内外に拠点があるため、遠隔からでも利用でき、距離を気にせずにネットワークを構築できる
- モバイル端末からでも素早く安全な通信環境が利用できる。
- 拠点が複数あってもスピーディーにデータ通信が行える
- 低コストで利用できる
仕組み
VPNで重要な技術が「トンネリング」です。「トンネリング」技術のベースになっているのが「カプセル化」と「暗号化」という技術です。インターネットのデータ通信を一度に大容量送れないようにするため、データをパケットにしてやり取りします。
パケットが「トンネリング」されると、パケットにされたデータのヘッダーが付け加えられて通信が行われるようになります。ヘッダーを付け加えられて「カプセル化」されたデータの宛先は、常に同じVPN終端装置になります。
「カプセル化」によって確実にVPN終端装置にデータが行き着くようになっても、データの内容を第三者が見る危険があるので、「トンネリング」されたパケットの盗聴や改ざんなどを防止するために、パケットを暗号化します。
「カプセル化」と「暗号化」を基盤として「トンネリング」技術によって、VPNはより安全性の高いデータ通信を可能にしました。
VPN接続の安全性
VPNの安全性は、どの種類のVPNを使っているかによって違います。VPNは4種類あります。「インターネットVPN」「IP-VPN」「エントリーVPN」「広域イーサネット」の4種類です。
どのVPNも安全性は極めて高いものです。
しかし「インターネットVPN」の場合コストはかかりませんが、誰でも利用できるインターネット回線を使うため、安全面で不安があります。
「IP-VPN」「エントリーVPN」「広域イーサネット」などは、クローズドネットワークを使うため高いレベルのセキュリティを構築できます。しかしだからといって情報漏えいのリスクを100%阻止できるわけではありません。
トップクラスのVPNを使用したとしても、サイバー犯罪者による攻撃を可能にする弱点があります。最も安全なVPNのサブスクリプションを購入するため、以下に挙げるVPNに潜む5つの弱点を考慮に入れて購入を決めてください。
弱点 | 概要 |
VPNの暗号化をデコードする | 低品質のVPNではリスクが高いが、高品質のVPNで使用される暗号化をデコードしてハッキングすることはない |
暗号化キーを盗む | 過去に侵害されたVPNサーバーからキーを盗み、中間者(MITM)を攻撃してハッキングする |
IPおよびDNSリークを利用する | VPN接続はIPアドレスとDNS要求を隠すことが可能ですが、低品質のVPN接続は脆弱性があるためハッキングされるリスクがある |
サーバーの弱点を悪用する | 低品質のVPN接続は、他の国がデータセンターを管理するためにレンタルしているサードパーティーサーバーを使用し、適切に監視していないとハッキングされる |
ユーザーログを盗む | 無料のVPN接続は、サーバーと広範なレコードを完全に公開する場合があるためハッキングされるリスクがあり、個人情報を盗まれる可能性が大きい |
外部からの悪意あるハッキング行為からあなたのデータを守ってくれる
VPNの安全性は100%保証されているわけではありませんが、VPNを介さずにインターネットを利用することに比べれば、ハッキングなどのリスクははるかに少ないと言えます。VPN接続のメリットには以下のようなものがあります。
メリット | 概要 |
個人情報の盗難を防止 | ハッキングして個人情報を盗み、勝手にアカウントを作られて金銭上の被害や犯罪行為に巻き込まれる事態を防止できる |
電子メールや他のカウントのハッキング防止 | ログイン情報を盗まれ、メッセージや個人文書の盗み見をされることを防止できる |
銀行口座情報の盗難の防止 | オンラインバンキングのログイン情報をハッキングして盗み、勝手にクレジットカードやローンの申請をされる被害を防止できる |
スマートフォンの乗っ取り | ハッキングしてスマホ乗っ取り、スマホ所有者のすべてのデータにアクセスし、ランサムウェアなどの犯罪行為に巻き込まれる事態を防止できる |
漫画バンクみたいな/漫画バンクの後継サイトをVPNを利用して安全に見る方法
違法なハッキングによる被害を受けずに漫画サイトにアクセスし、無料でたくさんの漫画を見ることができれば最高ですが、VPNを使用すればそれが可能です。漫画バンクはすでに閉鎖されているので、VPNを使用してアクセスしても漫画を見ることはできません。
しかし漫画バンクの後継と言われる漫画サイトはたくさんあり、その多くは今でも運営されています。それらの後継漫画サイトはフィッシング詐欺や違法なハッキングの被害に遭うリスクが高いため、VPNを使用してアクセスし、漫画を見る必要があります。
現在いろいろなVPNサービスがあるので、セキュリティレベルが高く安心でき、なおかつ低コストのVPNサービスを選択したいですが、おすすめなのは「NordVPN」です。
「NordVPN」は個人向けの仮想プライベートネットワークサービスプロバイダで、世界中に1,400万人のユーザーがいると言われる、信頼性の高いサービスです。
「NordVPN」の売りは、独自技術「NordLynx」を使用した超高速データ通信と、世界中の政府機関やサイバーセキュリティ関係者によって承認されている暗号化規格「AES」による高レベルなセキュリティです。
「NordVPN」は、スマホユーザーにはありがたいワンクリック・ワンタップでVPN接続でき、最大6台のデバイスで利用できます。さらに月額390円という低コストでサブスクリプションを購入できるのも「NordVPN」の魅力です。
VPN接続の使い方
「NordVPN」を使ってVPNに接続する方法を説明します。まず「NordVPN」のホームページにアクセスし、登録を行う必要があります。登録の手順は以下のようになります。
- 料金プランを選択する
- 支払い方法を選択する
- アカウントを作成する
- 支払い情報を入力する
- 「NordVPN」からのメールを受け取る
- パスワードを設定する
「NordVPN」の登録とアカウント作成が完了したら、「NordVPN」アプリをインストールします。iPhoneの場合は「App Store」から、Androidスマホの場合は「Playストア」からアプリをダウンロードしましょう。
アプリのダウンロードとインストールができたらアプリを開き、メールアドレスを入力してログインをします。
ログインすると「NordVPN」のトップ画面が立ち上がるので、表示されている国名の中から「日本」を選択しタップします。「NordVPN」のサブスクリプションの購入と登録が済んでいれば、マップに日本が表示され、緑色のピンが日本に突き刺さって表示されます。
これでVPNの接続が完了です。
VPN接続を利用してトレントサイトの漫画を見る方法
「NordVPN」アプリのダウンロードとVPNへの接続が終わったら、違法なハッキングなどの危険を避けて漫画を見ることができますが、方法としては「トレントサイト」にアクセスし、漫画をダウンロードして見るという手順になります。
「トレント」とは、複数のパソコンやサーバーにファイルを分散して置く仕組みのことで、容量の大きいファイルを多くの人が同時にダウンロードできます。「トレント」方式によって漫画のダウンロードと閲覧を行えるサイトが「トレントサイト」です。
「トレントサイト」から漫画をダウンロードして見る方法と手順は以下のようになります。
- VPNに接続する
- 漫画が無料でダウンロードできる「トレントサイト」に接続する
- 自分のIPアドレスが保護されているかどうかを確認する
- ダウンロードして読みたい漫画を検索する
- 漫画のトレントファイルをダウンロードする
VPN接続を活用して漫画バンクようのなサイトを安全にみてみよう
閉鎖された漫画バンクや後継サイトは違法なハッキングなど安全面で問題がありますが、VPNに接続し「トレントサイト」からファイルをダウンロードする方法を試せば漫画を見ることができます。
閉鎖された漫画バンクの後継サイトへは、VPNを使ってアクセスしましょう。