Googleファミリーリンクの設定方法!子供の端末をフィルタリング【Android】
子供のAndroid端末をフィルタリングし、アカウントを通して脅威から守れる保護者向けのAndroid/iPhoneアプリのGoogleファミリーリンクをご存知でしょうか?この記事では、Googleファミリーリンクの設定方法や使い方などをご説明していきます。

目次
- 1Googleファミリーリンクとは?
- ・保護者が子供のスマホの利用を制限する為の機能
- 2Googleファミリーリンクを使う際に必要なもの
- ・Googleアカウントを利用
- ・親端末はiPhone/Android両対応
- ・子端末はAndroidである必要がある
- 3Googleファミリーリンクの設定方法
- ・親端末の設定
- ・子端末の設定
- 4Googleファミリーリンクで制限できる機能
- ・アプリの使用
- ・Youtubeの閲覧
- ・GooglePlayへの課金
- ・年齢制限/成人サイト制限
- 5Googleファミリーリンクが設定されたスマホの使い方
- ・アプリをインストールする方法
- ・既にインストールされていたアプリを利用する方法
- 6Googleファミリーリンクを導入する際の注意点
- ・1円だけ課金が必要
- ・年齢設定によっては子端末からの解除も出来てしまう
- ・合わせて読みたい!Googleに関する記事一覧
Googleファミリーリンクとは?
皆さんは子供のスマホ端末の利用制限やフィルタリングを行っているでしょうか?この記事では、そういった利用制限やフィルタリングができるGoogleファミリーリンクのインストール方法や使い方、設定方法などをご紹介していきます。
保護者が子供のスマホの利用を制限する為の機能
Googleファミリーリンクとは、保護者が13歳未満の子供のスマホ(Android)の利用を制限するための機能が搭載された、iPhoneとAndroid向けのGoogleアプリとなっています。
スマホの利用制限機能だけでなく、子供のスマホの位置情報を保護者が取得したり、成人向けのブラウザコンテンツの表示をオフにするフィルタリング、アプリのインストールや課金を勝手にしないようにするといった制限機能などをたった1円で利用できます。
Googleファミリーリンクでは子供のスマホと保護者のスマホの両方で設定することになるので少々時間がかかりますが、基本的に指示通り行えば、簡単に設定することができます。
Googleファミリーリンクが設定されたスマホの動画
Googleファミリーリンクにより設定された子端末を親端末で強制ロック、解除するといった機能を実演したGigazin様の紹介動画となっています。
Googleファミリーリンクを使う際に必要なもの
ここではGoogleファミリーリンクを利用する際に必要なものについて説明していきます。基本的に親(保護者)の端末と子供の端末、通信環境、クレジットカードなどが主に必要になってきます。
Googleアカウントを利用
まずGoogleファミリーリンクを利用するには、保護者と子供それぞれのGoogleアカウントが必要になってきます。子供のGoogleアカウントはGoogleファミリーリンク内で作成できますが、保護者のGoogleアカウントは事前に用意しておくことをオススメします。
13歳未満の子供は本来Googleアカウントを持つことができませんが、このGoogleファミリーリンクを使って保護者が子供のスマホを管理することにより、13歳未満でもGoogleアカウントを持つことができます。
子供のGoogleアカウントを作れたとしても、Googleのコンテンツには対象年齢が設けられているので、子供が使えないコンテンツはあります。
親端末はiPhone/Android両対応
まず親端末でGoogleファミリーリンクアプリをインストールする必要があります。このGoogleファミリーリンクアプリはiPhoneとAndroidの両方のOSに対応しているので、古いOSでなければ基本的にどの端末でも管理者になれます。
子端末はAndroidである必要がある
Googleファミリーリンクでは子端末がAndroidスマホである必要があるので、子供がiPhoneを使う場合、フィルタリングや利用制限機能を使うことができません。あくまでもGoogleアカウントを利用したものなので、Android向けのアプリとなっています。


Googleファミリーリンクの設定方法
ここでは保護者の端末(親端末)にGoogleファミリーリンクをインストールし、子供の端末(子端末)をGoogleファミリーリンクで保護する設定方法について説明していきます。
親端末の設定
まずは、保護者側の端末(親端末)のGoogleファミリーリンクの設定方法について説明していきます。GoogleファミリーリンクはAndroidとiPhoneのどちらにもインストールすることができます。
AndroidのGoogleファミリーリンクのインストール先
以下の外部リンクからAndroidスマホ向けのGoogleファミリーリンクをインストールすることができます。該当するGooglePlayストアのページにアクセスしたら、"インストール"をタップしてください。
Googleファミリーリンクのインストールが完了したら、"開く"を左クリックし、Googleファミリーリンクを起動してください。
iPhoneのGoogleファミリーリンクのインストール先
以下の外部リンクからiPhoneスマホ向けのGoogleファミリーリンクをインストールすることができます。該当するAppStoreの該当ページにアクセスしたら、"入手"をタップしてください。インストールが完了したら、"開く"をタップします。
アプリ起動後の設定
続いてGoogleファミリーリンクの起動後の設定方法について説明していきます。この記事では親端末はAndroidで実演していきます。iPhoneでもほぼ同じ操作を行います。まずは、上の画像のように"下矢印マーク"をタップします。
次も"下矢印マーク"をタップします。
また"下矢印マーク"をタップします。
最後に"試してみる"をタップしてください。
上の画像のようにGoogleアカウントが表示されます。保護者のGoogleアカウントを選択して、タップしてください。また"アカウントを追加"からログインすると、保護者のアカウントを追加することもできます。
親端末なので"保護者"をタップします。
子供の端末(子端末)を親端末の隣りに用意してください。その後"次へ"をタップしてください。
保護者側がファミリーグループの管理者になります。上の画像のように"ファミリーグループを作成"をタップしてください。
保護者の生年月日を入力し、"次へ"をタップしてください。
保護者の年齢が表示されるので、合っていたら"確認"をタップしてください。
子供のGoogleアカウントを持っていたら、"はい"をタップしてください。持っていないのであれば"いいえ"をタップします。今回は"いいえ"を選択した後の使い方について説明していきます。
"次へ"をタップします。
また"次へ"をタップします。
子供の氏名を入力し、"次へ"をタップしてください。
続いて子供の生年月日と性別を入力してください。入力したら、"次へ"をタップしてください。
子供のGoogleアカウント名を新しく記入したら、"次へ"をタップしてください。
子供のGoogleアカウントのパスワードを設定します。入力したら、"次へ"をタップしてください。
保護者の同意を行います。"次へ"をタップしてください。
同意書などが表示されます。下にスライドしてください。
上の画像のように2つのチェックボックスにチェックを入れ、"同意する"をタップしてください。
続いて、上の画像のように保護者のクレジットカード情報を入力していきます。
入力が完了したら、"同意する"をタップしてください。
再度セキュリティコードを入力します。そしたら、もう一度"同意する"をタップしてください。
子供のGoogleアカウントが作成されました。"次へ"をタップしてください。
"次へ"をタップしてください。子供のGoogleアカウントがある場合は、ここからGoogleファミリーリンクの設定を行っていきます。
"次へ"をタップしてください。
子端末を隣りに用意してあるので、"次へ"をタップしてください。
子端末を子供のGoogleアカウントでログインするように指示がされます。次に後述する"子端末の設定"項目に移動してください。
また子端末で子供のGoogleアカウントにログインできたら、上の画像のような表示に移行します。
最終的に子端末の設定が完了したら、上の画像のような表示に移動するので、"次へ"をタップしてください。
"カメラ"アイコンをタップすると、ファミリーリンクの子供のプロフィール画像を追加することができます。
"写真を選択"をタップしてください。
写真を撮影するか、親端末のAndroid/iPhoneスマホ内から写真を追加することができます。
Googleファミリーリンクアプリの権限を許可して下さい。
端末内の写真を選択する時は、開くアルバムアプリを選択し写真を選ぶことができます。
子端末のGoogleファミリーリンクのトップ画面が表示されます。各フィルタリング設定はこの画面上で行っていきます。
子端末の設定
子供のGoogleアカウントが作成できたら、子端末側でGoogleファミリーリンクの設定を行っていきます。まずは、子供のGoogleアカウントを子端末にログインしていきます。ステータスバーを下にスライドしてください。
通知欄が表示されます。もう一度ステータスバーを下にスライドしてください。
上の画像のようにAndroid7.0の場合、右上に人型マークのアイコンが表示されています。そこを上の画像のようにタップしてください。
"ユーザー"の画面が表示されます。"ユーザーを追加"をタップしてください。
ドコモキャリアの場合、2回表示される注意事項を下にスライドし、"OK"をタップしてください。
"次へ"をタップしてください。
上の画像のように、子供のGoogleアカウント名を入力してください。その後"次へ"をタップします。
子供のGoogleアカウントのパスワードを入力してください。
"次へ"をタップします。
続いては、子端末を管理する保護者のアカウントを選択し、タップしてください。
保護者のアカウントのパスワードを入力してください。
"次へ"をタップしてください。
"同意する"をタップしてください。
子端末のインターネット接続を行います。接続が完了したら、"下矢印マーク"をタップしてください。
"次へ"をタップします。
キャリアごとに異なる子端末の初期設定が開始します。上の画像の画面はキャリアがドコモの場合。
キャリアごとの設定を完了させます。上の画像の画面はキャリアがドコモの場合。
Googleファミリーリンクマネージャをインストールします。"次へ"をタップしてください。
"次へ"をタップします。
Googleファミリーリンクマネージャのダウンロードが開始します。
"インストール"をタップしてください。
Googleファミリーリンクマネージャが起動します。子端末の名前を決めて、"次へ"をタップしてください。
子端末にインストールするアプリを選択することができます。青色のボタンをタップして、白色にすることでインストールを解除する使い方ができます。
下までスクロールし、"次へ"をタップしてください。
"次へ"をタップします。
上の画像のようなページに移動したら、一番下までスライドしてください。
"この端末アプリを有効にする"をタップし、Googleファミリーリンクの危機管理能力(GooglePlay開発者サービス)を有効にします。
"次へ"をタップします。
続いて、右下にある"下矢印マーク"をタップします。
"同意する"をタップしてください。
"次へ"をタップしてください。
"完了"をタップしてください。これで子端末にGoogleファミリーリンクを設定することができました。
上の画像のように子端末のスマホのホーム画面が表示されます。
通知欄などから子供用のGoogleファミリーリンクがインストールされているか確認してください。その後は親端末に戻ってGoogleファミリーリンクの設定を続けていきます。
設定が終わった子端末は今まで使っていたアプリも消える
子端末のGoogleファミリーリンクの設定が完了すると、今まで子端末で使っていたアプリは全て消えてしまいます。また前に使用していたアカウントに戻してしまうと全てのアプリが復活するので、前のアカウントは子端末から必ず削除しておいてください。
Googleファミリーリンクで制限できる機能
ここではGoogleファミリーリンクで制限できる(フィルタリング)できる機能やその使い方や方法について説明していきます。
アプリの使用
子供の年齢が使用するアプリの対象年齢に満たさない場合、インストールができないような設定がされています。また後述する"Googleファミリーリンクが設定されたスマホの使い方"のようにインストールができるアプリでも保護者の承認が必要になります。
また子端末自体にロックをかけてアプリの使用を制限することができます。ここでは子端末にロックをかける方法について説明していきます。
利用時間でアプリの使用を制限する方法
まずはGoogleファミリーリンク内の"利用時間"の"設定"をタップしてください。
"1日の利用時間の上限"では1日の子端末が利用できる最大の時間を設定することができます。
この利用時間を有効にする場合、"未設定"にあるボタンをタップして、"設定済み"に変更してください。
各曜日をタップすることで、曜日ごとの利用時間を設定することができます。
また"おやすみ時間"では子端末が使えない時間帯を設定することができます。
この利用時間を有効にする場合、"未設定"にあるボタンをタップして、"設定済み"に変更してください。
各曜日をタップすることで、曜日ごとの利用時間帯を設定することができます。
最後に"保存"をタップします。
Youtubeの閲覧
子供の対象年齢が足りない場合、ブラウザ版やアプリ版の両方ともYouTubeの動画を視聴することができません。対象年齢以下の場合YouTubeKidsが別途用意されておりそちらで閲覧することができます。
GooglePlayへの課金
また子端末でGooglePlayへの課金ができないように設定することもできます。子供が課金しないようにする設定方法としてGoogleファミリーリンクの"設定"にある"設定を行う"をタップし、Googleファミリーリンクの設定画面を開きます。
"GooglePlayでの使用制限"をタップしてください。
"承認を必要とするアイテム"をタップしてください。
上の画像のように"すべてのコンテンツ"を選択することで、保護者の承認なしではGooglePlayのすべてのコンテンツの有料課金ができないようにすることができます。
年齢制限/成人サイト制限
Googleファミリーリンクではコンテンツの年齢制限やChromeでの成人サイト閲覧制限をかけることができます。ここではそれぞれの設定方法について説明していきます。
GooglePlayのコンテンツに年齢制限をかける方法
Googleファミリーリンクの設定画面を開いたら、"GooglePlayでの使用制限"の項目をタップしてください。
"コンテンツの制限"にある"アプリとゲーム"をタップすることでGooglePlayでインストールできるアプリに年齢制限をかけることができます。同様にして他の項目でも各GooglePlayコンテンツごとに年齢制限をかけることができます。
成人サイトの閲覧制限をかける方法
Googleファミリーリンクの設定画面を開いたら、"GoogleChromeのフィルタ"の項目をタップしてください
上の画像のような項目を選択することで、ほとんどの成人サイトにアクセス制限をかけることができます。
また設定画面にある"Google検索"の"セーフサーチ"をONにすることで成人コンテンツがChromeの検索結果に表示されないようになります。
Googleファミリーリンクが設定されたスマホの使い方
ここではGoogleファミリーリンクが設定された子端末にアプリをインストールして利用するといった子端末の使い方について説明していきます。
アプリをインストールする方法
子端末上でアプリをGooglePlayから入手すると、上の画像のような表示がされます。"リクエストを承認"をタップすると、親端末に承認メッセージを送ることができます。
"OK"をタップしてください。
親端末の方で承認リクエストの確認を行います。Googleファミリーリンクの左上のメニューアイコンをタップしてください。
表示されたメニュー項目内から"承認リクエスト"をタップしてください。
"承認待ち"に子端末からの承認リクエストが表示されます。リクエストがあったアプリをタップしてください。
"承認"をタップすることで、子端末にアプリをインストールすることができます。
また"今すぐリクエスト"をタップすることで、直接保護者が子端末にアプリをインストールすることができます。
保護者のGoogleアカウントパスワードを子端末上で入力し、"承認"をタップしてください。
既にインストールされていたアプリを利用する方法
インストールされたアプリを子端末で利用できるようにするためには、まずは設定画面にある"Androidアプリ"をタップしてください。
"ブロック中"タブにある子端末で使用したいアプリをタップしてください。
"アプリを許可"にあるボタンをONにすることで、既にインストールされたアプリを利用することができます。
Googleファミリーリンクを導入する際の注意点
最後に、Googleファミリーリンクを導入するうえの注意点について主に2点ほど説明していきます。
1円だけ課金が必要
Googleファミリーリンクでは、前述したように保護者側のクレジットカード情報を登録する必要があります。この際クレジットカードに少額ですが1円だけ課金されるので、気をつけてください。
年齢設定によっては子端末からの解除も出来てしまう
子供の年齢が13歳以上になってしまうと子供はGoogleアカウントを作成できるため、年齢設定によっては子端末からGoogleファミリーリンク設定したアカウントの解除ができてしまう場合があります。


合わせて読みたい!Googleに関する記事一覧



