Google ChromeでFlash Playerを有効にする方法

Google Chromeで動画や音声などのデータを再生しようとする時、Flash Playerの設定が有効になっていない場合があります。この記事ではChromeでFlash Playerを有効にする設定方法やインストール方法、更新方法についてご紹介します。

目次

  1. 1ChromeでFlash Playerを有効にするとどうなる?
  2. コンテンツブロックが無くなる
  3. Flashのコンテンツ/動画などが再生可能になる
  4. Flash Playerのメリット
  5. Flash Playerのデメリット
  6. 2ChromeでFlash Playerをインストールする方法
  7. Adobeのホームページからダウンロードする場合
  8. Flash Playerを有効にする
  9. Flashが埋め込まれているページから設定する場合
  10. 3ChromeでFlash Playerを有効にしても再起動後にリセットされる場合
  11. chrome://flagsにアクセス
  12. 設定を変更する
  13. 常にFlashを許可する方法
  14. 4ChromeのFlash Playerを更新する方法

ChromeでFlash Playerを有効にするとどうなる?

パソコンを利用していて突然、「Adobe Flash Playerのアップデートを利用できます。」と表示されたのを見たことがないでしょうか?または、Chromeで「Flash Playerを有効にしてください。」という表示を見た方も多いでしょう。

この記事ではFlash Playerについて、ブラウザとして最も普及しているGoogle Chromeで動画再生を有効にする設定方法、更新方法について解説して行きますが、その前にまずFlash Playerとは何か?という所からご紹介しましょう。

コンテンツブロックが無くなる

Flash Player(フラッシュプレイヤー)とはAdobe社が提供する、WEBサイトでの音声、動画データを作成するFlashという技術を再生するためのものです。

Flash Playerがインストールされていない、またはインストールされていても有効になっていない場合、Flashを用いて作られた音声や動画などデータをChrome(WEB上)で再生しようとするとコンテンツブロックされてしまいます。

コンテンツブロックされると本来あるはずの動画データが白紙で表示される、または「Flash Playerを有効にしてください」と表示が出ることになります。Flash PlayerをインストールすることでChromeでコンテンツブロックが解除されます。

Flashのコンテンツ/動画などが再生可能になる

Flash Playerをインストールすることでコンテンツブロックが解除され、Flashで作成された動画などをChromeで閲覧できるようになります。

Chromeはインストール時にFlash Playerが統合されているはずですが、初期設定では無効に設定されています。つまり、インストールしただけではFlashの動画などのコンテンツブロックが解除されていないということになります。

これにはChromeのセキュリティ上の問題があります。Flash Playerのメリットとデメリットについて考えてみます。

Flash Playerのメリット

Flash Playerは、5年ほど前はChromeをはじめWEB用の音声、動画ファイル再生技術として高いシェアを誇っていて、使用率は80パーセントを超えていると言われていました。

Flash Playerのメリットは「ファイルサイズが軽い」という点です。読み込み速度が重視されるChromeなどのWEBブラウジングにおいて、高画質にもかかわらずサイズが軽いため製作者から重宝されました。

しかし、2018年時点でFlash Playerの利用率は20パーセントを切っていて、Adobe社は2020年末をもってサービスの終了を発表しています。

Flash Playerのデメリット

急速な縮小の背景には、セキュリティの脆弱性が挙げられます。つまり、コンピューターウイルスがChrome経由で侵入する可能性があるということになります。このためFlash Playerを導入してもChromeの初期設定ではコンテンツブロックがかかっています。

Flash Playerのコンテンツブロックを解除する操作がきっかけで、Chromeで悪質なサイト(公式ではない)に誘導されたりマルウェアに感染する事例もあります。

Adobe社自体はきちんとした会社でセキュリティ向上のためにFlash Playerの更新もかなり頻繁に行ってはいますが、追いついていないのが現状です。

安全なコンテンツブロックの解除方法については後述しますが、Flash Playerの使用をChromeで促された場合、Chromeのセキュリティ保護のために信頼できるサイトかどうかを十分に検討していただきたいと思います。

ChromeでFlash Playerをインストールする方法

以上を踏まえて、まずはChromeでFlash Playerがインストールされていない場合のインストール方法をご紹介します。

ChromeでのFlash Playerのインストール方法は2つあり、1つはAdobe社の公式ページからダウンロードする方法、もう1つは任意のサイトから直接Flash Playerを設定する方法です。

Adobeのホームページからダウンロードする場合

ChromeでAdobe社のFlash Player公式ページにジャンプすると、上の図のような画面が出てくるはずです。この画面からいくつかの手順を踏んでFlash Playerをインストールすることになりますが、まずは画面中央赤い四角で囲まれた部分に注意してください。

Flash Player以外に、McAfeeのSecurity Scan Plus とSafe Connectを同時にインストールする設定になっています。どちらも有害なソフトではないですが、すでにアンチウイルスソフトをインストールしている場合、競合してPCに悪影響を起こす可能性があるので注意してください。

念のためにチェックを外し、①の利用規約に問題なければ②の【今すぐインストール】をクリックします。

【手順2】の画面に切り替わり、Flash PlayerのEXEファイルがダウンロードされました。この時点ではまだインストールが完了しておらず、EXEファイルを展開する必要があります。

念のためにウイルススキャンを行い、問題なければEXEファイルをダブルクリックします。【このファイルを実行しますか?】の画面で【実行】をクリック、【ユーザーアカウント制御】の画面で【はい】をクリックし、次に進みます。

【Flash Playerの環境設定】の画面に切り替わったら、まず①のアップデートに関する設定をラジオボタンで選択します。

Flash Playerはセキュリティ面から更新が常に行われているため、できれば一番上の【アドビによるアップデートのインストールを許可する(推奨)】をおすすめします。

真ん中の【アップデートをインストールするように通知する】を選択すると、更新のたびに常に「Adobe Flash Playerのアップデートを利用できます。」と表示がされます。

下段の【アップデートをチェックしない】はChromeのセキュリティ上おすすめしません。選択が終わったら②の【次へ】をクリックします。

【次へ】をクリックしてしばらく待っているとFlash Playerのインストールが完了します。画面右下の【終了】をクリックし、Chromeを再起動したらFlash Playerのインストールは完了です。

Flash Playerを有効にする

Flash Playerのインストール完了後のChromeの設定方法について解説します。検証環境はWindowsですが、Macでも基本的な操作は変わりません。

Chromeの画面左上、鍵のついたアイコンをクリックし、表示された設定項目の中から【サイトの設定】をクリックします。

この時、できるだけ安全性の高いWEBサイトで設定を行ってください。図解の例は、セキュリティの信頼性とFlash Playerが有効になったかを確認しやすいため、Adobe公式のFlash Player の状況確認のページで検証しています。
 

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この記事のライター
アメフラシ
初心者の方にも分かりやすい解説を心がけて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

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