MacでWindowsにリモートデスクトップ接続する「Remote Desktop8.0」の使い方

Remote Desktop8.0を使えば、MacでWindowsにリモートデスクトップ接続が可能です。これは業務効率を上げるために非常に助かる設定と言えます。Macでリモートデスクトップ接続できるRemote Desktop8.0の設定方法を紹介します。

目次

  1. 1リモートデスクトップとは?
  2. Windowsパソコンを遠隔操作できる
  3. MacからWindowsのリモートデスクトップが使える
  4. 2 リモートデスクトップのメリット・デメリット
  5. メリット
  6. デメリット
  7. 3 Macでリモートデスクトップを使う準備
  8. Windows
  9. Mac
  10. 4 MacからWindowsへリモートデスクトップ接続する方法
  11. 接続手順
  12. 5 MacからMacを操作する画面共有方法
  13. 画面共有手順
  14. 6 WindowsからMacをリモート操作する方法
  15. Mac側の準備
  16. 「UltraVNC Viewer」のインストール
  17. リモート操作手順
  18. 7 iPhone/iPadで Macを操作する方法
  19. 画面共有の設定
  20. iPhone/iPad用アプリ「VNC Viewer」
  21. 操作手順
  22. 合わせて読みたい!Macに関する記事一覧

リモートデスクトップとは?

リモートデスクトップとは、ネットワークやインターネットを経由してスマホやタブレット、パソコンから別のパソコンに接続して遠隔操作ができるようにする機能のことを言います。

例えば会議などの場でリモートデスクトップを使用することができれば、各個人のパソコンに資料を映し出すことができ自分の目の前のパソコン画面を参照しながら会議を進めることができます。どこに居ても会議を行うことが可能です。

また事前に紙に印刷した膨大な資料を配布したり大きなスクリーンに映し出して説明したりする必要もなくなるでしょう。

リモートデスクトップは企業内で業務効率を高めるだけでなく働き方の多様性をもたらしたり、経費を大幅に削減できたりなど大きな影響を与える機能と言われています。

リモートデスクトップ接続ができることでパソコンの遠隔操作ができるようになる訳ですが、どのパソコンでもできるようになってしまうと勝手に他人のパソコンを見られるようになり個人情報やプライバシーの面で気をつけなければならないでしょう。

ただリモートデスクトップは許可した相手しか遠隔操作できないのがポイントです。サイバー犯罪が増えている現在では違法アクセスの可能性がないとは言えませんが、仕事の能率化に大いにメリットのある機能と言えます。

Windowsパソコンを遠隔操作できる

リモートデスクトップ接続を使用すると、Macを実行しているパソコンからもWindowsを実行しているパソコンからも同じネットワーク、またはインターネットに接続されているWindowsを実行する別のコンピュータに接続できます。

iPhone、iPad、Android、Mac、Windows、Linuxで利用可能なリモートデスクトップアプリを使用することで、Windowsを遠隔操作することができるのでWindowsを直接作業しているような感覚で操作することができます。

自宅や外出先のパソコンからオフィスのWindowsを実行しているパソコンのプログラムやファイル、ネットワークリソース全てを使用することができ、まるで職場のコンピュータの前に居るかのように作業できるでしょう。

MacからWindowsのリモートデスクトップが使える

さらにMacのアプリ「Remote Desktop8.0」を使えば、MacからWindowsへリモートデスクトップ接続することができます。MacコンピュータからWindowsパソコンのプログラムやリソース全てを操作することができるのはありがたいですね。

Macでリモートデスクトップ接続するためには、Windowsをリモートデスクトップを受け入れるように設定しなければなりません。これからRemote Desktop8.0を使ってMacでWindowsへリモートデスクトップ接続する方法を紹介します。

合わせてWindowsからMacへリモートデスクトップ接続する方法、MacからMacを操作する画面共有の設定方法やさらにiPhoneやiPadでMacを操作する方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

リモートデスクトップのメリット・デメリット

紹介したように、リモートデスクトップとはネットワークやインターネットなどの通信を利用してスマホやタブレット、MacやWindowsなどのパソコンから別のパソコンに接続して遠隔操作することができる機能のことを指します。

自宅や外出先などの遠隔地からオフィスのパソコンやサーバ、ネットワークにアクセスしてデータを利用したり業務を行うことができるので、どこへ居ても職場のコンピュータの前に居るかのように作業できとても便利です。

リモートデスクトップは業務効率を改善できるため、導入を検討する企業が増えているのも事実です。これからリモートデスクトップ接続のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

リモートデスクトップは別のコンピューターに保存されているデータの編集や他のコンピューターにインストールされているアプリケーションも利用することができます。

自宅や社内ではハイスペックなパソコンを使用していても、携帯する場合やコスト面に関する理由から持ち運び用のノートパソコンは十分なスペックのものを準備できない場合があります。またiPhoneやiPadからもパソコンに接続したい時もあるでしょう。

また複数のデバイスを使っている場合や持ち出しにくい社内のパソコン内のデータを自宅や外出先でも見たい場合にも最適です。
 

つまり遠隔操作される側のコンピューターの性能が高ければ、たとえ自分が操作しているパソコンやスマホなどのデバイスの性能が低くても問題なく操作できる点は最大のメリットと言えます。

いちいち持ち運び用のデバイスにデータをコピーしたりアプリケーションをインストールしたりする必要もない点もありがたいですね。

またリモートデスクトップは他のコンピューター内にあるデータを手元の画面上に表示することはできますが、ファイル自体を別のパソコンに転送したり保存したりすることはできないのでセキュリティ面でも優れている点もメリットと言えます。

デメリット

セキュリティ面に関しても配慮されている機能と言われるリモートデスクトップですが、やはりデメリットはあります。リモートデスクトップは1回に操作可能なのが1ユーザーのみとなっています。つまり1回で複数のユーザーを操作することができません。

またリモートデスクトップは社外からでも社内のネットワークに接続することができるため、情報漏洩対策やパソコンの紛失や盗難にも注意しなければなりません。

不正にリモートデスクトップ接続されたり画面共有されてしまうのは、同一ネットワークを利用できるサイバー犯罪者にログインIDとログインパスワードを知られてしまうことが原因でしょう。

常日頃から推測されるようなパスワードの使用に気をつけ、リモートデスクトップ接続や画面共有の必要がない時はリモート先で設定をオフにしておくようにしましょう。

Macでリモートデスクトップを使う準備

ではMacでリモートデスクトップ接続するための準備について説明していきます。MacにおいてとWindowsおいて、それぞれでの準備がありますので見ていきましょう。

Windows

まずネットワーク経由でリモートデスクトップ接続される側であるWindowsの設定を見ていきましょう。まずWindows8の場合リモートデスクトップを利用したい場合は「Windows8 Pro」と「Windows8 Enterprise」のみとなっています。

Windows10の場合「Homeエディション」ではサーバーになれず、「Windows10 Pro」と「Windows10 Enterprise」である必要があります。リモートデスクトップを利用したい人はアップグレードしましょう。

リモートデスクトップ接続設定する場合、接続される側の端末のバージョンも確認が必要ですので注意してください。

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