この記事では、Apple Musicで音楽をPCにダウンロード保存する方法や、ダウンローできない場合の対処法をご紹介します。また、音楽データのファイル形式を変換して、Apple Musicの解約後もダウンロードした曲を継続的に再生する方法もご紹介します。
「Apple Music」はAppleが提供する音楽やミュージックビデオのストリーミングサービスです。月額980円(2019年2月時点、個人プラン)で5,000万曲の音楽を楽しむことができます。
Apple Musicでは、好みの曲をiTunesのライブラリに追加し、オンラインでいつでも聞ける他、オフラインでも聞けるように端末にダウンロード保存することができます。本項ではApple Musicで曲をダウンロードしてPCに保存する方法を紹介します。
Apple Musicのダウンロード手順はとても簡単です。PC版でもスマホアプリでも基本的には同様の操作となるため、ここではPC版を例に手順を説明していきます。
まずApple Musicを起動し、ダウンロードしたい曲を画面に表示させます。
ダウンロードしたい曲の横に表示されている「+」をクリックします。
「+」が「雲マーク」に変わるので、「雲マーク」を再度クリックするとマークが消え、対象の曲のダウンロードが完了します。
「+」マークは「ライブラリへの追加(端末iTunesライブラリへ対象曲を追加する)」を指し、できることはオンラインのストリーミング再生のみです。
このままでは端末へのダウンロードはできていないため、「雲マーク」をクリックすることで、はじめてダウンロードされ、オフラインでの再生も可能になります。
ここまでApple Musicを使ってダウンロードする方法をご紹介しました。月額980円で5,000万曲をストリーミング・オフライン再生、その他いろいろなサービスが得られることは、音楽が好きなユーザーであれば、とてもメリットを感じます。
しかし「月額980円を払うのもためらいがある」という場合、条件付きではありますが、Apple Musicの3ヶ月間の無料トライアルサービスをうまく活用し、PCへのダウンロード保存を無料で行う方法があります。
Apple Musicの加入期間に端末にダウンロード保存したデータは、サービスの解約とともに視聴不可能になります。
これは、ストリーミング再生・ダウンロードデータによるオフライン再生にかかわらず、サービス加入期間(利用料を支払っている期間)にしか視聴できないように、音楽データにDRM(Digital Rights Management…デジタル著作権管理)が設定されているためです。
よって、無料トライアル期間にいくらダウンロード保存しても、解約とともにその音楽データは再生できなくなってしまいます。
しかし、データファイルの形式を変換するソフトを活用することで、DRMを解除してApple Music解約後も継続して再生可能な状態で、音楽のデータをダウンロード保存することが可能です。
ここからは、一定の制約はありますが、フリーソフトを使って完全に無料で、Apple Musicの音楽データをダウンロード保存する方法をご紹介します。
音楽データの出力形式を変換するソフトにはいろいろなものがありますが、ここではApple Musicのダウンロードデータの変換をうたった二種類のフリーソフトを紹介します。
これらのソフトはApple Musicでダウンロードした音楽データの出力形式を変換すると同時に、データにかけられたDRMを解除する機能を持っており、いずれもトライアル用の無料ソフトが提供されています。
ただし、この無料版を使ってDRMを解除する方法には二つの制約があります。一つ目は「インストール可能なOSがWindowsに限られるということ」、二つ「3分までの音楽データしか変換できないこと」です。以上を前提に、方法を説明します。
まず、「iTunes DRM Audio Converter」です。Apple Musicのダウンロード音楽データの出力形式を「mp3」、「WAV」、「FLAC」、「ACC」のいずれかに変換し、データに設定されたDRMを解除することができます。
アーティスト名、曲名などのIDタグ情報をそのまま維持できる、CDRへの書き出しが可能、といった機能を持ち、操作方法はきわめて簡単です。
提供元の「NoteBurner」HPからダウンロードできます。
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