画面共有はMac OS端末を複数台所有するユーザにおすすめの機能です。標準実装されている画面共有アプリケーションを使って別のMacを遠隔操作する方法について説明します。画面共有できない場合や注意事項ついても合わせて解説します。
Mac OS X v10.5 LeopardよりVNCクライアント及びVNCサーバーが標準実装となっています。本記事ではVNCクライアント/サーバーを使用するための『画面共有』について説明します。
Mac画面共有では1台のMac OS PCのデスクトップ画面を他の1台以上の端末で共有します。遠隔の場所にあるMac OS PCを物理的に移動せずとも手元のPCを使って操作または監視できます。
画面共有は標準規格のVNCプロトコルを使用しており、環境を整えれば古いMac OSバージョンの端末でもWindows等他のプラットフォームでも接続可能です。
Mac画面共有の機能について5つ説明します。
端末間で双方向通信の経路が確立されておりリモート端末(VNCサーバー側、別のMac)が画面共有を有効にしていればセッションを開始できます。リモート端末はセッションを開始する際TCP5900番台のポートを開放します。
自端末(VNCクライアント側)からセッションを開始する方法は2通りです。
「アドレス入力」の場合、メニュー → 移動 → サーバへ接続 → 以下のアドレスをいずれか入力します。vnc://[リモート端末のIPアドレス] または vnc://[Name.Domain]
「Finderのサイドバーを使用する場合」はFinder → 左サイドバー「共有セクション」→ 接続先リモート端末をクリック → 「画面を共有...」をクリックしてください。
画面共有を開始するとアプリケーションメニューが画面共有へ切り替わります。画面共有時の初期設定を「環境設定」で設定できます。設定項目は以下の通りです。
「画面がより大きなコンピュータを表示する場合:」ではデスクトップ画面の解像度が自端末よりリモート端末の方が大きく等倍表示できない場合の初期動作を指定します。
「リモートの画面を表示するとき:」では、自端末上で表示する画面共有ウィンドウの画質を指定します。
リモート端末の画面共有ウィンドウの表示設定をリアルタイムに反映しながら変更します。
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