【Time Machine】Macのバックアップと復元方法を初心者向けに解説

Macには、Time Machine(タイムマシン)というバックアップ機能があります。Macなどのパソコンでは不慮の事故からデータを守るため、バックアップは大切な作業となります。ここでは、Time Machine(タイムマシン)の利用方法について解説します。

目次

  1. 1MacのTime Machineとは?
  2. Macに搭載されているデータのバックアップアプリ
  3. 2MacのTime Machineの使い方〜外付けHDD〜
  4. Time Machineに使用できるディスクの種類
  5. 外付けHDDにパーティションを作成する
  6. パーティションを作成する手順
  7. 3MacのTime Machineの使い方〜初期設定〜
  8. 環境設定を開く
  9. Time Machineをクリック
  10. ディスクを選択する
  11. 4MacのTime Machineの使い方〜バックアップ〜
  12. メニューバーからバックアップ開始させる手順
  13. バックアップ対象の除外設定をする
  14. 自動バックアップの設定をする
  15. 5MacのTime Machineの使い方〜復元〜
  16. Time Machineのデータを復元する方法
  17. 合わせて読みたい!Macに関する記事一覧

MacのTime Machineとは?

Time Machine(タイムマシン)とは、MacOSに標準で付いているバックアップ機能です。Macなどのパソコンでは、不慮の事故によりデータが削除されてしまうことがあるため、事故の備えとして外付けHDDなどへ定期的にバックアップを行うことが必要です。

ただし、今まではバックアップを行う際に、お使いのOSの種類に適した専用のバックアップソフトが必要でした。

Mac OS X v10.5より、Time Machine(タイムマシン)という名称で、MacOSにバックアップ機能が標準搭載されました

これにより、お使いのOSの種類に適したソフトをインストールする必要がなくなりました。MacOSに搭載されているTime Machine(タイムマシン)の特徴は下記の通りです。

Time Machineはネットワーク経由とUSB接続のHDDにバックアップできる

Time Machine(タイムマシン)では、Time CapsuleやAirMac Expressに接続された外付けHDDと、USB接続された外付けHDDの2種類のハードディスクをバックアップ先として指定することが出来ます。

Time Machineのバックアップは自動設定が可能

Time Machine(タイムマシン)では、自動的に定期的にバックアップをする機能が付いています。初回は全てのデータをバックアップしますが、2回目以降は差分(前回バックアップ以降に更新されたデータ)のみ、自動的にバックアップを行います。

Macに搭載されているデータのバックアップアプリ

データのバックアップは、パソコンを使用する上でとても大切です。最近ではOSに標準で搭載されるようになったバックアップソフトですが、搭載される前は自分でインストールをしていました。

Mac OS Xではv10.5以降でTime Machine(タイムマシン)が標準搭載されており、簡単にバックアップを行うことが可能となりました。

ここからは、Time Machine(タイムマシン)のメリットとデメリットについて見ていきましょう。OSに標準で搭載されているバックアップ機能ですので、インストールする必要もなくとても便利なのですが、メリットとデメリットがありますので紹介します。

Time Machineのメリット

メリットとして3点ほど紹介します。1つ目は「MacOSを丸ごとバックアップして復元が可能」な点です。「写真や書類」などのデータだけでなく、アプリケーション領域やOS領域を丸ごとバックアップして復元することが可能です。

ちなみに、一般的なソフトでは、アプリケーション領域やOS領域までをバックアップすることは出来ません。

2つ目は「1時間おきにバックアップを取得」することが可能な点です。Time Machine(タイムマシン)のデフォルト設定では1時間おきにバックアップを取得するようになっています。

万が一、データが消えてしまっても1時間おきにバックアップがあるので、直近のデータを復元することが可能です。

3つ目は「Wi-Fi経由でバックアップを自動化できる」点です。Time Machine(タイムマシン)では、Time CapsuleやAirMac Expressに接続された外部ストレージ(外付けHDD等)へ、Wi-Fi(無線LAN)経由でバックアップを行うことが出来ます。

バックアップを自動化することで、ケーブルレスの環境で定期的にバックアップが行われますので、バックアップ作業を気にせず、不慮の事故への備えが出来ます。

Time Machineのデメリット

デメリットとして3点ほど紹介します。1つ目は「異なる機種やOSには復元できない」点です。Time Machine(タイムマシン)では、バックアップをとったOS領域を丸ごと復元することができますが、異なる機種には復元できない可能性があります。

また、復元領域のMacOSのバージョンが異なる場合にも、復元できない可能性があります。なお、OSそのものが異なる領域に対しては、復元することができません。

2つ目は「物理的なハードディスクが必要」な点です。Time Machine(タイムマシン)でバックアップを行うには、物理的なハードディスク(外付けHDD)が必要です。

ハードディスク(外付けHDD)の破損によってバックアップそのものを失ってしまうリスクがあることや、経年劣化により読み書き出来なくなってしまうといったリスクがあります。

3つ目は「BOOTCAMPはバックアップできない」点です。現在のMacではBOOTCAMPを使用することで、MacにWindowsを入れて、MacOSとWindowsを使うことが可能です。

ただ、Time Machine(タイムマシン)はMacOS領域しかバックアップすることが出来ません。Windows領域いについては、別途バックアップを行う必要があります。

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この記事のライター
チャム

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