「ヤフオク!」は言わずと知れた国内有名ネットオークションサイトです。実際にオークションで落札するには、知っておきたいことがいくつかあります。この記事では、ヤフオクで落札するための手順や方法、手数料の有無などを初心者の方にも分かりやすく解説しています。
Yahoo!のサービスの一環として1998年にアメリカ向けにサービスが開始された「Yahoo!オークション」。翌年には日本でもサービスが開始され、現在日本ではオークションサイトとしてトップの座に君臨するサイトです。
サービス開始当初、利用者から略称として呼ばれていた「ヤフオク」が、現在ではサイトの正式名称として採用されています。正式な綴りは「ヤフオク!」です。
ヤフオクは、アメリカやカナダ、イギリス及びアイルランドでもサービスを展開していましたが、現在ではいずれもサービスは終了しています。
日本ではYahoo!JapanIDを持っている人も多く、フリマサイトが台頭している現在でも、「オークションと言えばヤフオク」と思う方がほとんどでしょう。ヤフオクの出品数は2019年7月の実績で常時6480万品の出品があります。
現在では落札後のやりとりは「取引ナビ」というシステムが導入されているため、わざわざコメントを書いたりしなくてもワンタッチで簡単にやりとりできるようになっています。
落札者側は手数料や利用料は一切かからず、商品代金と送料だけでオークションを楽しむことができます。
ヤフオクと言えばオークション、と思う方が多いと思いますが、現在ではフリマ出品の機能もあります。
メルカリなどのフリマアプリが台頭してきた2016年より、ヤフオクでもオークション出品に加え、金額を競り合わず一定の金額で出品する「フリマ出品」のサービスが開始されました。
現在のヤフオクでの出品比率はオークション:フリマ=4:6となっており、ヤフオク内においてもフリマ人気の高さがうかがえます。
以下、この記事では「オークション出品」にスポットを当て、落札するまでの手順や知っておきたいことを解説しています。
ヤフオクで商品を落札するためには、Yahoo!JapanIDを持っていることが必須です。Yahoo!JapanIDをお持ちでない方は、無料で作成することができるのでこの機会に是非作成しましょう。以下にYahoo!JapanIDを作成する手順と方法をご紹介します。
まずはYahoo!JapanIDを作成します。ヤフオクのトップページ、画面左上に「ログイン」「新規取得」とありますので、新規取得をクリックします。IDの取得に手数料はかからず、無料でIDを作成することができます。
連絡用メールアドレス、任意の文字列でYahoo!JapanIDとパスワードを入力します。続いて郵便番号、生年月日、名前(他人の目に触れる可能性があるため実名は避ける)、性別、お知らせメールの配信希望の有無、Tカードの有無を入力します。
入力欄をクリックすると、それぞれ入力する際の注意点が現れます。間違いがないか確認し、「Yahoo!JapanIDを登録」をクリックします。
IDは、任意の文字列で作ることができますが、必ず知っておきたいことがあります。まず、IDは作成後変更することができません。そして、IDを作成すると、そのIDを使って自動的にメールアドレスが作成されます。
IDは、〇〇〇@yahoo.co.jpの〇〇〇部分です。この〇〇〇の部分がヤフオクでは公開されます。そのため、生年月日等の個人情報を避けてIDを作成する方が無難です。
また、メールアドレスが簡単に推測されてしまいますので、IDの作成後はメールアドレスの○○○の部分を変更した方が良いでしょう。メールアドレス変更の手順は、Yahoo!メール→設定・利用規約→メールアドレス変更の順で行うことができます。
くり返しになりますが、IDは後から変更することができません。変更する場合はIDを削除するしかなく、ヤフオクでは他人の目にさらされるものですので、個人が特定できない文字列で作成して下さい。
このIDはニックネームではないため、他のユーザーが使用している場合は取得することができません。
また、連絡用メールアドレスは、Yahoo!メールは設定できないため、Gmailなど他のドメインのアドレスを用意する必要があります。連絡用メールアドレスは、Yahoo!からの重要なメールが届く他、パスワードを忘れた際にも使用します。
Yahoo!JapanIDを使ってヤフオクにログインします。ヤフオクのトップ画面で「ログイン」をクリックします。クリックするとYahoo!Japanにログインする画面に遷移しますので、IDを入力し「次へ」をクリックします。
IDの入力が正しければパスワード入力の画面に遷移します。パスワードを入力したら「ログイン」をクリックすれば、ヤフオクにログインした状態で戻ってきます。
ヤフオクで落札するためには、ヤフオクがどんなシステムであるかなど、少し知っておきたいことがあります。この項では、ヤフオクの概要をご紹介します。
「落札システム利用手数料」というものがありますが、これは出品者がオークションを利用する際に支払う手数料のことで、落札者が支払う手数料はありません。落札者が支払うのは、商品代金(出品者によっては+消費税)と、送料だけです。
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