LINEウイルスは感染してしまうと動作が重くなったり、開けなくなってしまう不正プログラムのようでアンチウイルスなどのセキュリティでは防げないようです。ですが、そんなLINEウイルスからの攻撃にも対処法はあります。その正体は意外なものでした。
ウイルスというとスマホやパソコンが感染すると何か良からぬことが起こる不正プログラムのことですが、相手のLINEに送ると動作が重くなったりするウイルスがあるのをご存知でしょうか?
このウイルスはLINEのトークメッセージを使って相手に送ることで、相手のLINEの動作が重くなってしまったり、開けなくなってしまう不正プログラムのようで、実際に「LINEが重くて動作しない」、「開けなくなった」という方も多数存在するようです。
でもスマホでもパソコンでもアンチウイルスなどのセキュリティをインストールしている方は多いと思いますが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
アンチウイルスなどのセキュリティではこの不正プログラムを防ぐことはできないのでしょうか?じつはLINEウイルスの正体は"Unicode"と呼ばれる文字コードでした。
このUnicodeを相手のLINEに送ることでLINEの動作を重くしたりすることができるようです。もしこんなことをされたらせっかく便利なLINEが使えなくなってしまいます。
できればこのような不正プログラムには感染したくないと思うのが普通ですし、アンチウイルスなどのセキュリティで対策はできないのでしょうか?
このLINEウイルスの正体であるUnicodeとは一体何なのでしょうか?
UnicodeにはLINEの動作が著しく低下するようなものがあり、そうしたUnicodeをLINEのトークメッセージで送ることで相手のLINEが正常に動作しないようにしているようです。
これはUnicodeはコンピュータが認識する文字コードなので、コンピュータがそのUnicodeを読み取るのにすごく時間がかかったり、そもそもそのUnicodeがLINEがバグってしまうようなUnicodeであった場合にはLINEが正常に動作できなくなってしまいます。
LINEウイルスの正体がUnicodeだというのはわかりましたが、Unicodeとはそもそも何なのでしょうか?アンチウイルスなどのセキュリティでは対策ができないような不正プログラムなのでしょうか?
先ほども説明しましたがUnicodeというのは「コンピュータが認識する文字コード」です。また、コンピュータというのは直接言葉を理解することができません。そのため、「あ」という言葉自体もUnicodeに変換して読み取っています。
例えばLINEのトークメッセージに「あ」と入力すると、お使いのスマホ端末のコンピュータは「あ」を直接認識できないのでUnicodeに変換して「あ」を認識してスマホの画面に「あ」表示させています。
そのため、コンピュータはUnicodeを読み取ることで動作をしています。LINEのトークメッセージを使ってUnicodeを送るとそれをお使いのスマホ端末が一生懸命読み取ろうとするわけです。
LINEで特定のUnicodeを送るとまるでウイルスに感染したかように動作が極端に重くなったり、LINEが開けなくなったりすのはお使いのスマホ端末が一生懸命読み取ろうとしているからなんです。
ただし、Unicodeはあくまでも文字コードであってウイルスなどの不正プログラムではありません。だからこそ逆にウイルスよりも厄介だったりもします。
ウイルスなどの不正プログラムである場合、お使いのスマホにアンチウイルスなどのセキュリティをインストールしていれば対策をすることができますが、Unicodeの場合はただの文字列なのでアンチウイルスなどのセキュリティでは対策にはなりません。
そのため、「LINEウイルスに感染した」というのはただの勘違いであって実際はウイルス感染ではなく、ただお使いのスマホがUnicodeを読み取るのに一生懸命なだけなんです。
また、特定のアプリだけを開けなくしたり、使えなくしたりするウイルスなどは無いようで、実際にツイッターのLINE公式アカウントでも以下のようにつぶやかれています。
ただ、LINEウイルスの正体がウイルスなどの不正プログラムではないにしても、まるでウイルス感染したかのようにLINEが使えなくなるのは困りものです。
また、このLINEウイルスによる感染被害は意外にも多いようで、ツイッターなどでも頻繁にLINEウイルスによるつぶやきがあります。なぜそこまでLINEウイルスの感染被害が多いのでしょうか?
LINEウイルス(正体はUnicode)は基本的にコピペで使えるので、誰でも手軽に相手のLINEにトークメッセージを使って送ることができます。
Unicodeはただの文字列なのでコピペで使うことができるわけです。
この手軽さがLINEウイルス感染の被害が広まったひとつの原因だといえるでしょう。不正プログラムでないにしてもコピペでアンチウイルスなどのセキュリティが対策にならないものを送れるのは怖いものです。
そんな手軽にコピペで送ることができるLINEウイルスに対処法はないのでしょうか?
では、LINEウイルス(正体はUnicode)に感染してしまった場合の対策としていくつか対処法をご紹介したいと思います。
アンチウイルスなどのセキュリティが対策にならないとしてもLINEウイルスが送られてきたあとの対処法はあります。
何も対策をしないとLINEが使えないままになってしまうので、ぜひ参考にしてみてください。
LINEウイルス(正体はUnicode)はLINEのトークメッセージに送られてきたUnicodeをお使いのスマホ端末が読み取ろうとすることで動作が重くなったり、落ちて開けなくなったりします。
そのため、まずは最初の対処法としてお使いのスマホ端末の電源を落として再起動させてみましょう。たったこれだけのことでもLINEウイルスへの対策になります。
スマホ端末がLINEウイルスを読み取ろうとしなければ正常に動作させることができます。「LINEで送られてきたトークメッセージを開いたらおかしなことになった」と感じたらすぐに電源を落として再起動させてみるといいでしょう。
アンチウイルスなどのセキュリティではLINEウイルス感染への対策にはなりませんが、ただの文字コードだからこそこういった対処法でも十分対策になります。
万が一スマホの電源を再起動してもLINEアプリが正常に動かない場合は、LINEアプリそのものを再インストールしましょう。
一度お使いのスマホからLINEをアンインストールしてしまえば、LINEウイルス(正体はUnicode)を読み込むこともありません。
LINEアプリのアンインストールはAppStoreもしくはPlayストアから「LINE」と検索すればLINEが出てくるのであとは「アンインストール」という項目をタップすればOKです。
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