Androidスマホではバックグラウンドで動作するアプリがあり、思わぬバッテリーやパケットの消費を引き起こすことがあります。ここではAndroidスマホのバックグラウンドで実行中のアプリについての説明と、それらの停止方法・通知の停止方法をあわせて紹介します。
Androidスマホには、自分でインストールして起動させたAndroidアプリ以外にも、初期状態からAndroid OSに組み込まれていて常に起動していたり、電源が入っているだけで自動的に起動し動作する仕組みを持った、バックグラウンド上で密かに動作しているアプリというのが実は存在しています。
これらはまとめて「常駐アプリ」と呼ばれ、ユーザが何もしなくてもAndroidスマホが便利に使えるよう調整してくれたり、AndroidアプリやAndroid OSのアップデートをしてくれたりと便利な動作をしてくれるものがあります。
しかし中には、単にAndroidスマホのバッテリーやパケットをいたずらに消費するだけで、必要性をそれほど感じないアプリが起動していることもあります。
しかも自分でインストールしなくても初期状態からAndroidスマホに組み込まれているアプリについては、その存在に気がつかないままAndroidスマホを使っているということも多々あります。
また、自分で起動させたAndroidアプリであっても、終了させたつもりが実は実行中のままになっている場合もあります。
Androidスマホのバックグラウンドで、通知もなく知らない間に動作し実行中になっているAndroidアプリ。そのまま放置していてもスマホが使えなくなるわけではありませんが、放置しているとどのようなことが起こるのでしょうか。
まず、バックグランドで実行中のAndroidアプリであっても、AndroidスマホのOSにとっては通常のアプリと何ら変わりません。同じようにバッテリーを消費しますし、アプリを実行するためのメモリ容量も消費します。自動的にネットワークに接続して通信をするアプリであったら、Wi-Fiに接続していない限りはパケットも消費します。
このように、あなたの知らないところでどんどんAndroidスマホのリソースやパケットを使っている可能性は十分に考えられます。
バックグラウンドで動作しているアプリが、Androidスマホのメモリ・CPU・ストレージ(データ保存領域)といったリソースを使うことで、その分あなたが自分で立ち上げたAndroidアプリに割り当てられるリソースが減ります。
ですから、使いたいアプリが十分なリソースを割り当てられないために正常に動かず強制停止やフリーズをしてしまったり、Androidスマホそのものがフリーズして動かなくなるなどの影響が出る場合もあります。
バックグラウンドで実行中のアプリも含め、色んなAndroidアプリが動作してAndroidスマホのリソースを消費し続けると、Androidスマホは危険を察知して保護機能が働いたりOSが異常終了したりして、スマホが勝手に再起動してしまうことがあります。
電話中であればもちろん通話は切れますし、ネットワークに接続して通信中であったらそれも突然切れますので、思わぬデータ消失や送信データがうまく相手に届かないといったことが起こる可能性もあります。
このように、バックグラウンドで動作しているアプリについて知らずにAndroidスマホを使用していると、本来スマホが持っている能力が十分に感じられなかったり、突如の異常終了や再起動に悩まされることになるかもしれません。
まずここまでで、Androidスマホにはバックグラウンドで知らない間に動作するAndroidアプリがあることと、それらがもたらす影響についてはおわかりいただけたと思います。
ここからは、Androidスマホのバックグラウンドで実行中になっているAndroidアプリを終了させる方法・手順について、話を進めていきます。
まずは、自分で起動させてそのまま終了されず、バックグラウンドで実行中のままになっているアプリを終了させる方法を説明します。
1.Androidスマホの画面下にある□ボタン(アプリ履歴ボタン)をタップします。Androidの機種によっては、□が2つ重なっているデザインだったりと少し見た目が異なる場合がありますが、機能としては同じです。
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