【Android】「ナビゲーションバー」の使い方を解説!
Androidの画面下にある「ナビゲーションバー」。Android3.0の頃から変わらなかったそのナビゲーションバーがAndroid9から仕様変更されました。仕様変更されたナビゲーションバーの使い方について解説していきます。
【Android】「ナビゲーションバー」の使い方
Androidスマホも広く普及してきており、AndroidOSが3.0になって以降、それまでずっと同じ様式だったナビゲーションバーがAndroid9から仕様変更されています。
AndroidのOSアップデートが提供され始めていて、Androidのアップデートをおこなった人の中にはその違いに驚いた人・戸惑った人もいるのではないでしょうか。
ナビゲーションバーとは?
そもそもナビゲーションバーとは何なのか、単語だけ聞いてもよく分からない人もいると思います。
Android端末の画面の下部にあるボタン
ナビゲーションバーというのは、Android端末の画面下部にあるボタンです。ナビゲーションバーというと上記の形の部分だというと「これのことなのか」と納得する人も多いのではないでしょうか。
ナビゲーションバーの仕様が変わった?
この、多くの人が使い慣れてきた様式のナビゲーションバーですが、OS更新により仕様変更されている部分があります。
Android9.0から仕様が変更
実際のところ、多くの人の中で親しみのある従来のナビゲーションバーは、Android9.0が登場した頃から仕様変更されています。
Android9.0になっているのにナビゲーションバーの仕様が変わっていない、という人は、OS更新を重ねてきたことや、メーカーがアップデート時にその部分の変更を対象にしていないということが原因かもしれません。
実際、私が普段利用しているSH-03JはAndroid7.1から8.0へ、そして9.0へとアップデートしてきていますが、Android9.0の特徴的なナビゲーションバーではなく従来からあるナビゲーションバーのまま利用することができます。(切り替えは可能です)
メーカーによっては従来のナビゲーションバーのままで新機種の提供を行っているところもありますので、Android9.0だからといってすべからくナビゲーションバーが仕様変更されているというわけではありません。
Android10からジェスチャーナビゲーションという新しい操作方法が追加
Android10が登場した現在ではAndroid10へアップデートしている人も多いかと思います。
そんなAndroid9.0で変更されたナビゲーションバーから、Android10のものは仕様変更され、ナビゲーションバーの機能として「ジェスチャーナビゲーション」という新しい操作方法が追加されました。
ジェスチャーナビゲーションというとイメージがつかない人も多いかもしれません。iPhoneを知っている人は、ホームボタンがなくなったiPhone X以降のiOSに近い感覚で操作できるものだというと分かる人もいるでしょうか。
表示されているナビゲーションバーは上記のように画面下部にある線のみ。タップするのではなくスワイプで動かすことになります。
「ナビゲーションバー」の使い方
さて、そのナビゲーションバーの使い方ですが、ナビゲーションバーの仕様が変更されたことで操作方法もそれぞれ異なる形になっています。
従来からあるAndroid8.1以前のものと、Android9.0とAndroid10のものそれぞれ簡単に使い方を紹介していきます。
基本的な使い方
従来のナビゲーションバー(Android8.1以前)は上記のような表示になっています。左から戻すボタンとして三角マーク、丸を丸で囲ったホームボタン、四角いタスクボタンです。
従来のナビゲーションバーから少し変化したAndroid9.0の場合、左側に戻すボタンとして不等号の記号のようなマーク、真ん中に横に細長い丸のホームボタンが表示され、タスクボタンはホームボタンに統合されました。戻すボタンは必要のないときは消えています。
また、Android9.0では、自動回転がオフになっている場合、横向き画面へ変更できる操作ボタンが表示されるようになりました。
上記は従来のナビゲーションバー表示ですがAndroid9.0のものです。画面回転ボタンが反映されており、ここをタップすると横向き表示に切り替わります。
そしてAndroid10ですが、前述したとおりナビゲーションバーは画面の縁に近い部分に一本線が表示されているだけです。戻すボタンもホームボタンもなく、画面を広々と利用できるようになっています。
ボタンの操作方法
ボタンの操作方法の説明に移ります。Android8.0の場合、戻すボタンをタップすれば今利用しているページの前へ移動することができます。ブラウザで前のページへ戻すことができるボタンとして利用している人も多いのではないでしょうか。
ホームボタンは文字通りホーム画面へ戻るボタンです。長押しや上へのスワイプをすればGoogleアシスタントが立ち上がります。このアシスタント設定は解除/変更することも可能ですがここでは割愛します。
タスクボタンはアプリの履歴画面です。Android8.1以前はGoogle Chromeブラウザのタブ選択画面のように奥へ奥へ並ぶように履歴が表示されます。
そんな従来からの操作から変わったAndroid9.0の場合、戻すボタンはアプリを起動すれば開きますが、ホーム画面などでは表示されません。
タスクボタンが消えたけれど、タスク(履歴)でのアプリ切替や消去をおこなうにはどうしたらいいのか……と戸惑った人も多いのではないでしょうか。
Android9.0はタスク欄を開くにはホームボタン上でスワイプする必要があります。アプリの切替は左右へのスワイプでアプリ選択をおこない、タスク上のアプリを選択すれば選択可能です。タスク画面で更に上へスワイプすれば全てのアプリが表示されます。
Android10になると、前述したとおりナビゲーションバーがほぼ無いような状態となり、「ジェスチャーナビゲーション」が主体となりました。
「戻す」ボタンが無くなって戸惑っている人はAndroid10へのアップデートをおこなったり、Android10の新機種を購入した人に多いかと思います。
戻すの動作は、左端もしくは右端からスワイプし、矢印が表示されている状態で離して行います。
実際使ってみましたが、スマホにカバーを付けているためか、それとも従来のものに慣れてしまっているためか、端からのスワイプが少ししづらく感じましたので、使用感は人それぞれ異なるかと思います。
タスク(履歴)でアプリを切り替える場合、下から上にスワイプして長押しします。長押しせず上へスワイプすることでホーム画面へ戻ることが可能です。
従来のナビゲーションバー設定に戻す方法
端末によって設定できるかどうかはメーカーによって異なりますが、従来のナビゲーションバーに戻す方法もあります。
シャープ製のスマホの場合、Android8.1までの従来のナビゲーションバー(3ボタンナビゲーション)、Android9.0ナビゲーションバー(2ボタンナビゲーション)、そしてAndroid10のジェスチャーナビゲーションを選択可能です。
また、Android9.0の端末(上記はNECのタブレット)でも、ジェスチャーモード(2ボタンナビゲーション)と従来のナビゲーションバー(上記ではクラシックモード)を設定にて選択することができました。
従来のナビゲーションバーへ戻す方法は端末によって異なります。SH-02M(Android10にアップデート済み)の場合「設定」→「システム」→「操作」→「ナビゲーションバー」でナビゲーションバーの設定が可能でした。
NECのタブレット(Android9.0)の場合「設定」→「ディスプレイ」→「ナビゲーションバー」でナビゲーションバーの設定変更ができました。メーカー等によって異なりますので、参考にして設定変更をおこなってみてください。
最後に
AndroidのOSがバージョンアップするにつれて変化してきたナビゲーションバー。
Android8.1までのものから、Android9.0で変化し、今少しずつ普及してきているAndroid10においてはナビゲーションバーからジェスチャーナビゲーションへ変化しました。
Android8.1以前から利用している人など従来のものに慣れている人には、特にジェスチャーナビゲーションを使いづらいと感じる部分もあるかと思います。
しかし、ナビゲーションバーを切り替えできる端末もあります。そういった端末を利用している人は臨機応変に使いわけてみてください。