Lightwork(ライトワークス)のインストール方法と使い方
無料で使える幅が広く高機能な動画編集ソフトとして人気が高いのがLightworks(ライトワークス)です。この記事ではLightworksとはどのような使い方ができるソフトなのか、インストール方法や日本語化する方法、具体的な使い方について解説します。
Lightwork/ライトワークスのインストール方法と使い方
動画編集に携わる方の多くが、無料で使える高性能な動画編集ソフトを探しています。無料の動画編集ソフトは色々とありますが、できることが限られてしまい、字幕を付ける機能などはないものも多いのが現状です。
無料で使い方が使いやすい動画編集ソフトだと人気が高いソフトがLightworksです。この記事では、Lightworksの使い方を中心に、できることにはどのようなことがあるのか、詳しく解説します。
Lightworkとは
Lightworksとは、アメリカで開発されて販売されている動画編集ソフトです。本来は有料のソフトですが、無料版も公開されています。有料版の無料体験版ソフトの多くが、編集できる動画の時間が限られていたり、保存した動画にウォーターマークが入ってしまうなどの制限があります。
Lightworksの無料版にも有料版にはない制限がありますが、時間制限やウォーターマークの挿入などの、使いにくい制限はありません。動画編集ソフトの中では、有料ソフトの無料版なのにできることの幅がとても広くて、プロ並みの編集が可能なソフトだと話題のソフトです。
できること
Lightworksでできることにはどのようなことがあるのか、気になっている方も多いようです。Lightworksの使い方でできることは次のとおりです。
- 動画のカット
- 動画の結合
- 不要な部分の削除
- 字幕の追加
- 動画中への音楽・画像・テロップの追加
- 音量調整
- カラー補正・マット・ブラー・マスク
- 映像や音声への充実したエフェクト機能
これらのできることは、有料版無料版関わらず全てできます。無料版でも動画編集者に嬉しいできることや機能が盛りだくさんの使い方が簡単な動画編集ソフトです。
有料版と無料版の違い
Lightworksは無料版でも機能制限がほとんどありません。無料版でも、上記のできることはほぼ全てできます。しかし、一つだけ、有料版と無料版の違いがあります。それは、動画の出力形式です。
動画のファイル形式には様々なものがあります。有料版であれば、映像作品で求められる動画の形式や画質にほぼ対応しています。しかし、無料版では1280×720pのMP4形式でしか出力できません。
1280×720pの画質なら、YouTubeやSNSなら高画質です。動画の利用用途がYouTubeやSNSなら全く問題はありません。しかし、本格的な映像作品を作りたかったり、MP4以外のファイル形式が求められたりする場合には、Lightworksの無料版では対応できません。
必要ならば月額25ドル程度の有料版を利用しましょう。
Lightworkの導入方法
Lightworksの具体的な使い方に入っていく前に、Lightworksに会員登録してインストールしてから日本語化するまで、起動するまでの導入手順を解説します。
アカウント登録
Lightworksを無料で7日間以上利用するためには会員登録が必要です。Lightworksをダウンロードしてインストールして起動することだけなら会員登録なしでもできます。しかし、会員登録なしでは7日間しか利用できません。7日以上使いたい場合にはまずは会員登録しておきましょう。
次のページがLightworksの会員登録ページです。
会員登録の入力フォームに以下の内容を入力します。表示は英語ですが、名前は日本語名でも登録できます。
Contact details:連絡先の詳細
Name:名前
Email:メールアドレス
Confirm Email:メールアドレスの確認
Lightworks Account:ライトワークスのアカウント
User name:ユーザー名
Password:パスワード
Verify Password:パスワードの確認
画面を下にスクロールして利用規約に同意します。
Terms&Conditions:利用規約
「I have read and agree to the Terms & Conditions.」にチェックを入れて「Continue」をクリックします。
次のページでライトワークスの利用用途などを選択します。「Personal(個人)」の「Ddescribe yourself(あなたの詳細について)」に当てはまるものがあればチェックを入れます。
ライトワークスからのお知らせを受け取る場合には「LightworksNews and Offers」にチェックを入れます。お知らせが必要なければ空欄にしておきましょう。最後に「Register」をクリックすると会員登録できます。
登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メールに認証用リンクが記載されているのでクリックすれば、正式に会員登録できます。
ダウンロード/インストール手順
Lightworksの会員登録できたらダウンロードとインストールを行いましょう。Lightworksのインストールと起動だけなら会員登録なしでもできます。インストール後に7日間使ってみてから会員登録する選択肢もあります。
Lightworksのダウンロードはこちらからできます。
Windows版、Mac版、Linux版とそれぞれ選択できます。ダウンロードボタンを押すとインストール用ファイルをダウンロードできます。ダウンロードしたインストール用ファイルをダブルクリックして起動します。ユーザーアカウント制御でデバイス変更の許可を求められたら許可します。
セットアップウィザードが起動したら「次へ」をクリックします。
「このライセンス契約書に同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
インストール先フォルダを設定して「次へ」をクリックします。特にここは変更する必要はありません。
スタートメニューフォルダを選択したら「インストール」をクリックします。スタートメニューフォルダはこだわりが特になければ変更しなくても大丈夫です。
Lightworksのインストールが始まります。
インストールの成功画面が開いたら「次へ」をクリックします。
セットアップウィザードの完了画面で「完了」をクリックしたらインストールの完了です。
日本語に設定する方法
Lightworksを起動したら英語表示になっています。日本語で使いたい場合にはまずは日本語化していきましょう。日本語化する使い方は次のとおりです。
Lightworksの画面の右上にある歯車のマークをクリックします。表示された設定メニューの中から「User interface」>「Language」とクリックします。すると表示される言語の一覧に「Japanese(日本語)」があるのでクリックします。するとLightwoksが日本語化されます。
以前はこの日本語化操作だけではバグが発生して起動しないという問題が発生したようです。しかし、現在、日本語化したあとで起動しないという問題は修正されています。日本語化してもバグの修正は必要ありません。
起動方法
日本語化したライトワークスは、通常のアプリの起動方法で起動できます。デスクトップ上に作成したLightworksのショートカットからの起動方法や、Windows10ならスタートボタンをクリックして表示するアプリの一覧から起動できます。
Lightworkの使い方
Lightworksはどのような使い方をするのでしょうか。ライトワークスの具体的な使い方について詳しく解説します。
基本的な操作方法
ライトワークスの基本的な操作使い方は次のとおりです。
- 編集する動画を追加する
使い方の最初はまずはLightworksに編集する動画を追加していきましょう。
Lightworksの「新規プロジェクトを作成」をクリックします。すると「新規プロジェクトの詳細」が表示されるので「名前」を入力して「作成」をクリックします。
プロジェクトの編集画面が開きます。「空」と書いてある部分へ追加して編集したい動画をドラッグ&ドロップすると、Lightworksへ動画を追加できます。
次に編集するために動画素材を追加する使い方です。
ライトワークスの画面の上の「編集」をクリックします。するとLightworksの編集画面が開きます。画面の上にLightwoksに追加した動画が表示されています。その中から編集したい動画素材を下のタイムラインへドラッグします。
するとタイムラインへ動画の素材が追加されて編集できるようになります。
- 動画のカット/分割方法
まずはLightwoksでできることの動画のカットや分割をする使い方です。
タイムラインへ追加した動画素材の右側にマウスポインターを合わせます。カットしたい時間だけタイムラインの右側をドラッグすると、動画の一部をカットできます。
- 動画の範囲の指定方法
動画素材の一部を使いたい場合には一部の範囲を指定する使い方もできます。
動画の素材をタイムラインへ追加するときに、編集する動画全体の中で使いたい部分へドラッグできます。また、追加した動画はタイムラインの右端と左端を動かして前後をカットできます。必要な部分だけを取り出すこともできます。
- 字幕の追加/編集
Lightworksにできることには字幕の追加や編集の使い方もあります。
字幕の追加や編集をするためには、ライトワークスの上の「VSX」をクリックします。左側の画面で「Text」をクリックして「Tiltle」を選択します。
すると動画の上に「SAMPLE」という文字が表示されます。画面の左側の表示が変わりTextの編集画面が表示されます。そちらから表示する字幕の内容を編集できます。動画上に表示されている字幕はドラッグして位置を変更できます。
字幕にはエフェクトを掛けることもできます。文字の入力画面の下の「エフェクト」をクリックします。すると字幕のフェードインとフェードアウトのエフェクトを設定できます。
- 音楽の追加
LightworksではBGMを追加する使い方もできます。ライトワークスにはデフォルトで用意されているBGMはないので事前に自分で用意しておきます。
ライトワークスの編集画面を開き、動画素材のところに音楽素材をドラッグ&ドロップします。音楽素材がLightworksに追加されたら、下のタイムラインに音楽素材をドラッグして追加するとBGMが追加できます。
- 音量の調整とエフェクト
Lightworksでできることには、追加したBGMの音量の調整と音楽にエフェクトをかけることもあります。音量調整の使い方は次のとおりです。
音楽の音量調整やエフェクトをかける場合には、Lightworksの画面の上の「Audio」をクリックします。すると音楽の編集画面に入ります。
音量の調整は動画の右側でできます。ゲージを上下にドラッグしてちょうどいいバランスになるように音量を調整しましょう。
Lightworksでは音楽にエフェクトをかけられます。Audioの編集画面の左側がエフェクトの編集画面です。必要なエフェクトを選択します。「設定」をクリックするとエフェクトの詳細を設定できます。
「エフェクトを適用」をクリックすると選択したエフェクトが動画のBGMに適用されます。
- 編集した動画を出力して保存する
Lightworksでの編集が終わったら、動画ファイルに変換して出力して保存しましょう。出力する使い方は次のとおりです。
編集画面のなにもないところで右クリックして「エクスポート」をクリックします。MP4形式で保存するなら「メディアファイル」から「H.264/MP4」をクリックします。すると編集した動画がMP4ファイルとして保存されます。
- タイムラインを拡大表示する
編集する動画が短かかったり、コンマ何秒という微妙な編集が必要になる場合には、デフォルトの状態で表示されるタイムラインでは小さすぎて使いにくい場合があります。
Lightworksのできることや使い方には、タイムラインの拡大表示もあります。タイムラインの表示が小さすぎる場合には拡大表示する使い方もできます。
Lightworksの編集画面のタイムラインを拡大表示する方法は、タイムラインの表示の左上の「+」をクリックします。するとタイムラインが拡大表示されて見やすくなります。
- プレビューウィンドウでタイムラインをチェックする方法
Lightworksに限らず、動画の編集は動画素材と音楽素材、字幕などのそれぞれの素材を別々に編集して組み合わせていきます。総合的に見て、それぞれの素材がどのように組み合わされているのかをチェックするのも大切なことです。チェックする使い方です。
Lightworksの編集画面では、画面の上にプレビューウィンドウが表示されています。「再生ボタン」をクリックすると、タイムラインに追加した素材がすべて組み合わされた動画を確認できます。