2021年12月03日更新
502 Bad Gatewayとは何？エラーの意味や原因・解決方法を解説
502 Bad GatewayがWebサイトに表示されて、サイトに接続できないエラーが起こることがあります。502 Bad Gatewayの原因とはどういったものなのでしょうか。この記事では、502エラーの意味と原因、解決方法について解説します。
502 Bad Gatewayエラーの意味や原因と解決方法
502 Bad GatewayがWebサイトに表示されて、サイトにアクセスできないことが度々起こります。502 Bad Gatewayが起きてしまったらどう対処したらいいのでしょうか。
502 Bad Gatewayエラーとは何？
502 Bad Gatewayとはどのようなエラーなのでしょうか。
ウェブサイトのサーバーの通信状態に問題があることを示すエラー表示
ゲートウェイ(Gateway)とは、コンピューターネットワーク上で通信プロトコルが異なるネットワーク同士を接続させるために中継を行う部分であり、通信がサーバーと接続するためのサーバーの入り口の役割をしています。
502 Bad Gatewayのエラーが起きるということは、サーバーの入り口であるゲートウェイが通信に何らかの原因で異常を検知して通信を接続できない状態にしてしまったということを意味しています。
エラー表示がでてサイトに接続できない
Webサイトのコンテンツやプログラムコードが全て保存されている場所がサーバーです。502 Bad Gatewayが出てしまうと、サーバーへの接続ができない状態になってしまうので、サイトを開こうとしても接続できない状態になってしまいます。
502はエラーコード
Gatewayのエラーコードは502だけでなく404や503等のエラーコードもあります。502はゲートウェイ・プロキシサーバーが不正な要求を拒否したことを表すコードです。
ウイルスではない
502 Bad Gatewayはウイルスが原因ではないかと心配する声も多いようです。ウイルスだと感染してしまうと大変ですが、ウイルスではありません。ウイルスについては安心しても大丈夫です。
502 Bad Gatewayエラーの原因
502 Bad Gatewayの原因とはどのような原因なのでしょうか。
ゲートウェイ・プロキシサーバの時点で何らかのエラーが発生
502 Bad Gatewayの原因は、サーバーへの通信の入り口であるゲートウェイ・プロキシサーバーで何らかのエラーが発生して、ゲートウェイ・プロキシサーバーが不正と判断したためです。サイトのユーザー側の原因ではなく、サイトの運営者側の問題となります。
解決方法
502 Bad Gatewayの解決方法をサイトにアクセスするユーザー側とサイトの管理者側のそれぞれ見ていきましょう。
アクセスした側の場合
502 Bad Gatewayはサーバーの問題なので、サイトにアクセスした側ができる事は殆どありません。しかし、試して見る価値のあることは次のとおりです。
- ページを再読み込みする
ページを再読み込みしてみると正しく表示される可能性があります。
- ブラウザのキャッシュをクリアする
ブラウザにキャッシュが蓄積しすぎると不具合の原因になります。キャッシュをクリアしてみるのもおすすめです。
- 別の経路でサイトにアクセスしてみる
PCから接続できないのなら、スマホのモバイルデータ通信で接続してみるなど、接続の経路を変えて試してみるのもおすすめです。
- Webサイトの運営者に連絡する
基本的に502 Bad Gatewayはサイト側に原因のあるエラーです。サイトの運営者に502 Bad Gatewayが出ている旨を伝えて対処をお願いするのが1番確実でしょう。
サイトの管理側の場合
502 Bad Gatewayはサーバーの問題なので、基本的にサイトの管理者側が対処するべき問題です。502 Bad Gatewayに対して管理者が行うべき対処法は次のとおりです。
- サーバー接続に問題がないか確認する
サーバーがメンテナンスなどで停止していると502 Bad Gatewayが表示されます。サイト運営に利用しているサーバーの接続状態を確認しましょう。
- DNSの変更を確認
ホストサーバーの変更やIPアドレスの移行を行うとDNSサーバーが変更されます。DNSサーバーの変更には時間がかかるので、変更が完了するまではユーザー側には502 Bad Gatewayと表示されてしまいます。
- ログを確認
サーバーログを確認して、ゲートウェイ・プロキシサーバーに対して問題を起こす減少が起きていないかを確認してみましょう。
- ファイアウォール設定に問題がないか
サーバーへの悪意のある攻撃から守るためにはファイアウォールの設定が不可欠ですが、設定がおかしいと502 Bad Gatewayになり、ユーザーがサイトにアクセスできなくなります。ファイアウォールの設定に問題がないか確認してみましょう。
- Webサイトのコードをチェック
Webサイトを構成するプログラミングコードにバグがあることが、サイトへの接続を拒否される502 Bad Gatewayの原因の場合があります。コードにバグがないかどうかを確認してみましょう。
WordPressの場合のエラーは？
WordPressで502 Bad Gatewayが起きた場合も、基本的な対処法はサイトの管理者が行う対処法と同じです。加えて、WordPressの場合には、サイトに導入したプラグインとテーマも確認しましょう。
サードパーティ製のプラグインとテーマには、コードにバグや悪意のあるプログラムが紛れていることがあります。テーマを変更したり、新しいプラグインを追加したあとで502 Bad Gatewayが起きた場合には、変更を取り消して以前と同じ状態に戻してみることをおすすめします。
