AndroidのVPN接続は初心者にはハードルが高いですが、手順さえわかれば誰でも簡単にできます。VPNを利用するためにはアプリをインストールするのが一般的です。ここではAndroidのVPN接続方法とおすすめアプリを紹介していきます。
VPNとは、Webサイトのサーバーととサイトにアクセスしたクライアントの間の通信を独自の技術で暗号化するシステムのことです。
このVPNを利用すれば外出先の無料Wi-Fiなどで個人情報を盗まれたり、第三者にハッキングされたりすることを防ぐことができます。
VPNとは「VirtualPrivateNetwork」の略です。カフェやレストランなどに設置されている無料Wi-Fiは、セキュリティがあってもなくても、個人情報を盗まれやすく危険と言われています。この危険性を抑える役割をします。
無料Wi-Fiでブラウジングするときは「https://」からアドレスが始まるサイトだけを見れば安全です。httpsによる通信(SSL/TLS)は無料Wi-Fiのセキュリティとは違う段階で通信を暗号化しているからです。
でも欲しい情報が記載されているWebサイトが、必ずしも「https」からアドレスが始まるとは限りませんよね?
もし「https」からはじまらないWebサイトを観たい場合に、無料Wi-Fiともhttps通信とも違う技術で通信を暗号化するVPN通信ができると安全なのです。
無料Wi-Fiを使う場合はアプリをインストールしたり、パスワードを入力したりするので、少し手間がかかります。
その上VPNまで使わないといけないとなると、手間が増えてしまいますが、手間を増やしてでもAndroidからVPNで通信するのにはメリットがあります。
無料Wi-Fiでブラウジングするときは、「https」からアドレスが始まるWebサイトじゃないと危険です。しかしこうしたWebサイトでも、ブラウザアプリによっては危険なこともあります。
ブラウザアプリとはiPhoneに標準インストールされているSafariや、Androidに標準インストールされているGoogleChromeなどのWebサイトをみるためのアプリです。
安全性が高いのはSafariとChromeなので、これ以外のブラウザアプリを使っている場合は、Webサイトにかかわらず危険です。
VPNを利用すればブラウザアプリも、httpsアドレスも関係なく、安全にWebサイトが見られるようになります。
VPNを利用して安全に無料Wi-Fiを使うためには、何が必要なのかを把握する必要があります。VPNを使うのに必要なのはVPNサーバやアプリです。
VPNサーバやVPNアプリをAndroidスマホにインストールすることで、無料Wi-Fiでも安全にブラウジングできます。アプリのインストールの方法は、他のアプリと同じなので誰でも簡単にできます。
AndroidスマホにインストールできるVPNサーバとVPNアプリには、有料のものと無料のものがあります。無料のものでも十分安全性が高いので、まずは無料のものをインストールしてみましょう。
AndroidスマホでVPN接続するためにはAndroidの設定アプリから接続する方法と、アプリから接続する方法があります。どちらの接続方法も初心者でも簡単にできます。
Androidの設定からVPN接続する方法は、PPTP、L2TP/IPSec(PSKorRSA)、IPSecXauth(PSKorRSA)、IPSecHybridRSAのどれかであれば、Androidスマホから初心者でも簡単にできます。
まずAndroidのホーム画面から設定アプリをタップします。そして設定アプリのメニューから「ネットワークとインターネット」を選択しましょう。
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