Macでhostsファイルを書き換える方法を詳しく解説をしていきます。Macのhostsファイルを書き換える方法とは実は一つではありません。専用のアプリやテキストエディタ、ターミナルを使う編集方法を徹底的に解説をしていきます。
今回はMacのhostsファイルについて詳しく解説をしていきます。MacのhostsファイルとはMacOSの設定ファイルの一部でIPアドレスとドメインが記述されているファイルのことです。そんなhostsファイルの役割とは何かを詳しく見ていきましょう。
前述もしましたが、MacのhostsファイルとはIPアドレスとドメインが記述されているファイルのことです。
本来ブラウザでURLを入力し検索をすると、URLを入力したMacからDNSサーバーへ「この◯◯というURLのIPアドレスを教えて」とリクエストをします。
そのリクエストに対してDNSサーバーから「◯◯のURLのIPアドレスは△△だよ」と返答があります。その返答を受けたMacは、教えてもらったIPアドレスを元にサイトにアクセスをするという流れとなります。
DNSサーバーと、このようなリクエストと応答がなされているのでサイトの表示をすることができますが、あらかじめhostsにIPとそのドメインを記述をしておくことでDNSサーバーへの問い合わせをせずにサイトへアクセスをすることができます。
Mac内部にあるローカルのhostsにIPアドレスとドメインの入力をすることでDNSサーバーへのリクエストをせずにサイトにアクセスをすることができますが、その理由は次のような理由となります。
MacがDNSサーバーにリクエストをする際にhostsにIPやドメインの記述がされているとDNSへの問い合わせ前にhostsに何が書かれているか確認をしにいきます。
もし自身がアクセスしたいサイトの情報がhostsに記述されている場合はDNSへリクエストをすることなく、hostsの情報だけを参照してサイトのアクセスを行います。
要はDNSサーバーよりもhostsに書かれているローカルの情報が優先されているということになります。
DNSサーバーとはMacなどのPCからリクエストのあったドメインとIPアドレスの紐付けを行なっている仕組みです。
MacなどのPCはサイトにアクセスするためのIPアドレスは本来知り得ません。しかし、サイトにアクセスをするためにはIPアドレスが必須です。
そのためMacなどのPCはサイトにアクセスをするためのIPアドレスが何かをDNSサーバーに問い合わせます。そこで得たIPアドレスを元にサイトにアクセスをしている、いわば翻訳の役割を担っている仕組みのことです。
ここからは本題のMacのhostsファイルの書き換える方法を解説をしていきます。Macのhostsを書き換える方法はいくつかありますが、ここでは専用のアプリをダウンロードしMacのhostsファイルの書き換える方法を説明をしていきます。
今回ご紹介するアプリはAppleの純正のアプリではなく、あくまでもサードパーティ製のアプリのため、ダウンロードをして使用をする際には注意事項などを十分に読んで利用するようにしてください。
まずはブラウザで「Hosts.prefpane」と検索をして専用のアプリのダウンロードをします。ダウンロードの際には「Download here」を選択しアプリのダウンロードを行います。
アプリのダウンロードの完了後、アプリのインストーラを立ち上げ、画面の案内に沿って設定をしていきます。
設定が完了するとシステム環境内にアイコンが表示されます。
アプリのダウンロードが完了後、Hosts.prefpaneに、そのままではIPとドメインの入力ができないので、アプリ画面左下の鍵マークを押下します。この時にMacのパスワードの入力を求められることがあります。次にすぐ上にある「+」マークを選択をします。
「+」ボタンを選択をすると、IPアドレスとドメインが入力できるようになりますので上段に利用したい情報を入力をします。ここまでの操作をすることでアプリを介してMacのhostsファイルに所定のIPとドメインの入力をすることができます。
1 / 4
続きを読む