【PS2エミュレータ】「PCSX2」の導入/設定方法を解説!
PS2エミュレータ「PCSX2」では、PC上でPS2のゲームを利用することができます。使い方がわからないという人向けに、PS2エミュレータ「PCSX2」の使い方などについてを紹介していますので、参考にして利用してみてください。
目次
【PS2エミュレータ】「PCSX2」とは
PS2エミュレータである「PCSX2」とはどのようなものか知らない人、使い方を知りたくてたどり着いた人と様々かと思います。まずはPCSXエミュレータ「PCSX2」とはどのようなものかについて紹介していきます。
PCでPlayStation2/PS2をするためのソフト
PS2エミュレータ「PCSX2」とは、PlayStation2(PS2)をPC上で利用するためのソフトです。外国で作成されたPS2エミュレータですが、日本語にも対応しており、使いやすいのが特徴です。
PS2エミュレータは「PCSX2」以外にもありますが、動作の再現度も高いため、PS2エミュレータといえば「PCSX2」だと最有力候補として名が上がるほどです。
必要スペック
そんなPS2エミュレータ「PCSX2」をPCに導入する上で必要なスペックとはどのようなものかという話に移りましょう。
最低限必要なスペック
PS2エミュレータ「PCSX2」version 1.6.0に最低限必要なスペックとは下記の表のとおりです。
PS2エミュレータ「PCSX2」導入の公式推奨スペック | |
---|---|
OS | Windows 7、Ubuntu 18.04 |
メモリ | 4GB以上 |
グラフィックボード | Direct3D 10、OpenGL 3.xに対応するVRAM 2GBのGPU |
CPU | SSE2命令をサポートするHTT対応2コアCPU |
公式推奨スペック
PS2エミュレータ「PCSX2」version 1.6.0を利用する場合の公式推奨スペックとは下記の表のとおりです。
PS2エミュレータ「PCSX2」導入の公式推奨スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 64bit、Ubuntu 19.04 64bit |
メモリ | 8GB以上 |
グラフィックボード | Direct3D 11、OpenGL 4.5に対応するVRAM 4GBのGPU |
CPU | AVX2命令をサポートする4コアCPU |
【PS2エミュレータ】「PCSX2」の導入方法
では、PS2エミュレータ「PCSX2」をPCに導入する方法を説明していきます。
導入に必要なもの
PS2エミュレータ「PCSX2」を導入するにあたり必要なものは次のものです。
- PS2本体(SCPH-30000番台以降)
- USBフラッシュメモリ
- SwapMagic
- PC
- PS2エミュレータ「PCSX2」
ダウンロード方法
まず、PS2エミュレータ「PCSX2」のソフトをPCへダウンロードしましょう。
公式版PCSX2をダウンロード
下記リンク先でPS2エミュレータ「PCSX2」のダウンロードができます。利用しているPCのOSのものをダウンロードしてください。
本体に直接PS2エミュレータ「PCSX2」をインストールするインストール版とレジストリへの書き込み無しで利用できる7zip版があります。今回はPS2エミュレータ「PCSX2」のインストール版での説明をしていきます。
今回はインストーラーでPS2エミュレータ「PCSX2」の説明をしていきます。Normal Installationを選択しPS2エミュレータ「PCSX2」のてインストールを行ってください。
「Install」をクリックすることでPS2エミュレータ「PCSX2」のインストールができます。
初期設定手順
次に、PS2エミュレータ「PCSX2」の初期設定手順を説明していきます。ここでPS2本機を利用します。
BIOSの設定
PS2エミュレータ「PCSX2」を利用するための設定としてBIOSをPS2から吸い出す必要があります。
まずはPC側の作業です。PCエミュレータ「PSCX2」の公式インストールページで「TOOL」を選択し、PS2ダンパーをダウンロードします。その後、USBメモリに「SWAPMAGIC」という名前のフォルダを作成してください。
PS2ダンパーのフォルダ内にあるファイルを、先ほど作成した「SWAPMAGIC」のフォルダに入れたあと、「PS2dumperV2.elf」というファイルを「SWAPMAGIC.ELF」のファイル名へ変更しましょう。
次にPS2側の作業です。PS2エミュレータ「PSCX2」のファイルを書き込んだUSBメモリをPS2に挿入し、SwapMagicをドライブに入れてPS2の電源をオンにします。「-= DONE =-」という画面が表示されれば、PS2のBIOS吸い出しが完了します。
BIOSの吸い出しが完了したら、PS2エミュレータ「PCSX2」の初期設定を行います。PS2エミュレータ「PCSX2」を起動しすると上記の画面が表示されますので、「次へ」を選択しましょう。
PS2エミュレータ「PCSX2」のページは上級者向けの設定ですので特に触らずスルーして大丈夫です。
Bios Romの選択ページになります。先程、BIOSを吸い出す際に作成したフォルダでBIOSを選択しましょう。ここまで来て「完了」を押せば初期設定完了です。
ROM/ISOを吸出
次にPS2エミュレータ「PCSX2」で利用したいPS2のソフトデータを吸い出ます。
PCで直接ディスクドライブを読み込めるのであれば、そこでPS2のソフトを挿入してソフトデータの吸い出しが可能です。ディスクドライバが付いていないタイプのPCの場合は外付けのディスクドライバーを準備しましょう。
動作確認
BIOS・ソフトともに吸い出しが完了したら、PS2エミュレータ「PCSX2」の動作の確認を行ってください。吸い出したPS2のソフトがPS2エミュレータ「PCSX2」で実際にプレイすることができるのであれば問題ありません。
【PS2エミュレータ】「PCSX2」の設定方法
次に、PS2エミュレータ「PCSX2」の設定方法を紹介していきます。
キーボード/ゲームパッドの設定手順
PS2エミュレータ「PCSX2」ではキーボードをゲームのコント―ローラーと見立てて利用します。その設定です。「設定」→「コントローラー(PAD)」→「プラグイン設定」でコントローラーの設定が可能です。
PS2エミュレータ「PCSX2」の場合、パッド1がプレイヤー1ですので、この設定を変更しましょう。
グラフィックの設定手順
PS2エミュレータ「PCSX2」のグラフィックの設定は「構成」→「ビデオ(GS)」→「プラグイン設定」で行うことができます。設定によってはPS3並の高画質でゲームプレイをすることが可能です。
サウンドプラグインの設定手順
PS2エミュレータ「PCSX2」のサウンドプラグインの設定は、「構成」→「プラグインBIOSセレクター」→「プラグイン」で、デフォルトのプラグインのリストが表示されます。「SPU2」からサウンドプラグインの設定を変更しましょう。
スクリーンショット/録音の設定手順
PS2エミュレータ「PCSX2」にスクリーンショットや録音・録画の機能はありません。もしそういう機能を利用したい場合は、サードパーティ製のアプリのインストールを行って利用してください。
【PS2エミュレータ】「PCSX2」の使い方
ここからはPS2エミュレータ「PCSX2」の使い方についての説明をしていきます。
ゲームの起動設定方法
PS2エミュレータ「PCSX2」のゲームの起動方法ですが、自分が持っているディスクで起動する場合とISOファイルを読み込んで起動する場合とで使い方が少々異なります。
自分が持っているディスクで起動する場合の手順
自分が持っているPS2のソフトがあれば、PCのディスクドライブで導入することができます。PS2エミュレータ「PCSX2」で「CDVD」→「プラグイン」を選択後、「システム」→「CDVD起動(フル)」で実行が可能です。
ISOファイルを読み込んで起動する場合の手順
PS2エミュレータ「PCSX2」では、ISO動作にも対応しています。ISOファイルを読み込む場合はディスク読み込みの場合よりも早く読み込まれます。「CDVD」→「ISO」を選択し、「システム」→「CDVD起動(フル)」で実行可能です。
どこでもセーブ/ロード機能
なお、PS2エミュレータ「PCSX2」には、セーブポイントでなければセーブできない場合も、PCSX2側でセーブデータの保存が可能です。これを「どこでもセーブ/ロード」機能といいます。
どこでもセーブ/ロード機能の使い方ですが「ファイル」→「状態の保存」選択後、保存スロットを選択します。ロードする場合は「ファイル」→「状態のロード」から、ロードしたい保存スロットを選択しましょう。
最後に
PS2エミュレータ「PCSX2」は、かなり高スペックなソフトです。PS2やSwapMagicと言った物が必要ですが、PCでもPS2を楽しみたいという人は、ぜひPS2エミュレータ「PCSX2」をインストールして利用してみてください。