Google Chromeがすぐ落ちる時の原因と対処法【Windows10】

Google Chromeを利用しようと開いた時、すぐに落ちる/クラッシュすることがあります。Windows10でGoogle Chromeを起動した時などにすぐ落ちる/クラッシュする原因と対処法について、この記事で解説していきます。

Google Chromeがすぐ落ちる時の原因と対処法【Windows10】のイメージ

目次

  1. 1Windows10でGoogle Chromeがすぐ落ちる時の原因と対処法
  2. Chromeが落ちるとはどんな状態?
  3. Chromeが頻繁に落ちる/クラッシュするときに考えられる原因
  4. 対処法
  5. 最後に

Windows10でGoogle Chromeがすぐ落ちる時の原因と対処法

Google ChromeをWindows10PCのメインブラウザとして利用している人も多いかと思いますが、そのGoogle Chromeを起動したときや利用中に落ちる/クラッシュすることがあります。

Chromeが落ちるとはどんな状態?

Windows10PCでGoogle Chromeをが落ちる状況というのが自身の状況に該当しているのか知りたい人もいるかと思いますので、まずはGoogle Chromeが落ちるとはどういう状況を示すのかを説明しておきます。

クラッシュして真っ白い画面になったり強制終了したりする状態

Google Chromeが落ちる/クラッシュするというのは、Google Chromeの画面が真っ白になってしまったり、強制終了してしまったりする状況を示します。

調べ物をしようとGoogle Chromeを起動しても利用できない状況ですので、Windows10PCのメインブラウザをGoogle Chromeにしている人にとっては大変困った状況と言えます。

Chromeが頻繁に落ちる/クラッシュするときに考えられる原因

Windows10PCでGoogle Chromeが頻繁に落ちる/クラッシュする場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。

メモリ不足

まず考えられるのは、Windows10PC自体のスペックであるメモリ不足です。Google Chrome起動時ではなく使用中に落ちることが多い場合は、こちらの可能性が考えられます。

Google Chromeは結構なメモリを食うブラウザで、タブを複数起動しているような状況だとメモリの消費量はかなりのものになります。

30個近いタブを開いている状態

30個ほどタブを開いた状態にすると、タスクマネージャー上のメモリ使用量がGoogle Chromeだけでメモリ不足気味になっていることが分かります。

タブを1つだけ開いている状態

タブを1つ起動している状態でも上記のように結構なメモリを消費しているため、Google Chromeのタブが多ければ多いほどメモリ不足に陥りやすく、その結果Google Chromeが落ちる/クラッシュする/強制終了する原因となるのです。

拡張機能の過干渉

Google Chromeは拡張機能を入れることでより便利に利用することができるのですが、拡張期のようによってはブラウザの動作に干渉することもままあります。

拡張機能の中には悪質なものも存在する可能性があり、そういったGoogle Chromeの拡張機能が原因となっていることもあるのです。

容量自体が極端にメモリ不足状態になっている場合はメモリの増設も考える必要がありますが、そうでない場合はWindows10PC側で対処することが可能な場合も多いです。

セキュリティソフトがひっかかっている

セキュリティソフトの警戒レベルがかなり高い状態だと、Google Chromeの動作に影響していることもあります。

Google Chrome自体が危険なものだということはないのですが、セキュリティソフトとの互換性によってはGoogle Chromeの強制終了/クラッシュの原因となることもあります。

Google Chromeのシステムの問題

なお、Google Chrome自体に何らかのシステム障害が起きていることもあります。Google Chromeのアップデートで不具合が生じるということもあるため、原因に心当たりが無い場合はこちらの可能性も考慮に入れておきましょう。

対処法

さて、Windows10PCでGoogle Chromeがすぐ落ちる/クラッシュする/強制終了する場合、どのような対処法を取るのかの説明に移ります。

PC端末またはブラウザを再起動

まずはWindows10PCやGoogle Chromeブラウザの再起動をおこなってみましょう。Windows10PCの再起動はスタートボタンの電源マークからおこなうことができるため、「再起動」をクリックして実行しましょう。

Shiftキーを押しながらクリックして「PCの電源を切る」で完全シャットダウン

なお、高速スタートアップを一時的に無効にして再起動したい場合は、Shiftキーを押しながら再起動→「PCの電源を切る」でシャットダウンし、再起動を実行してください。

バックグラウンドで動いているChromeの終了

Google Chromeの再起動をする場合、すでにブラウザが閉じているのに再起動とは、と思うかもしれませんが、Google Chromeはバックグラウンドで動いていることがあります。

タスクトレイ内のGoogle Chromeのボタンをクリックして、「終了」を押してから、Google Chromeを再度起動してみてください。

Google Chromeのタスクを終了

タスクマネージャーからの終了でもOKです。

ChromeのキャッシュやCookieなどを削除

Google ChromeのキャッシュやCookieなどの一時ファイルが原因ということもあります。その場合はGoogle ChromeのキャッシュやCookieの削除をしてみましょう。

Chromeのメニューをクリック

Google Chromeのキャッシュの削除はChromeの設定などがあるメニューからおこないます。

履歴を開く

「履歴」→「履歴」をクリックしてください。

「閲覧履歴データの削除」を選択

「閲覧履歴データの削除」をクリックします。

「閲覧履歴」「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる

「閲覧履歴」「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れてください。

期間を指定

削除する期間は任意のもので問題ありませんが、落ちる/強制終了する/クラッシュするようになった時点まで、もしくは全期間を選択してください。

「データを削除」をクリック

「データを削除」で、Google Chromeの一時ファイルの削除をおこないましょう。

拡張機能を一旦オフに変更

Google Chromeの拡張機能の干渉が原因と考えられる場合、拡張機能を一旦オフにしてみましょう。

パズルマークをクリック

Google Chromeの拡張機能一覧は、右上にあるパズルマークをクリックして開きます。

「拡張機能を管理」をクリック

「拡張機能を管理」をクリックしてください。

拡張機能をすべてオフにする

オンになっている拡張機能をすべてオフにします。拡張機能をオフにすることでGoogle Chromeがすぐ落ちる/強制終了する/クラッシュしなくなったのであれば、オフにしたいずれかの拡張機能が原因と考えられます。

拡張機能を1つずつオンにする→Chromeを再起動を繰り返し、原因となっている拡張機能を特定してください。原因となる拡張機能が分かったのであれば、その拡張機能は削除しておくことをおすすめします。

セキュリティソフトを一旦停止

セキュリティソフトによる干渉がGoogle Chromeが落ちる/強制終了する/クラッシュする原因である場合、一旦セキュリティソフトを停止して、状況が改善されるか確認してみましょう。

セキュリティソフトを一旦停止したことでGoogle Chromeが落ちなくなった場合、セキュリティソフトの警戒レベルを下げる、別のセキュリティソフトに変えるなどの対処をおこなってください。

タスクマネージャーで他のアプリを終了

メモリ不足に陥っている状態で、Google Chromeのタブもさほど多くない場合は、Google Chrome以外のアプリを終了してください。メモリ不足はメモリを利用している他のアプリを閉じることで解消できることがあるためです。

普通に閉じても問題ないですが、バックグラウンドで動いているのも停止したい場合はタスクマネージャーから「タスクの終了」をするのが無難です。

タスクマネージャーで他のアプリを終了

タスクマネージャーを開き、アプリを選択して「タスクの終了」をしましょう。

Chromeの不具合がでていないかチェック

なお、Google Chromeの更新があった際、その不具合が原因でクラッシュが発生していたことがあります。2021年5月21以降にも発生していたことがあり、Google Chromeに関するフォーラム(質問用の掲示板)でも書き込みが多くありました。

Google Chromeに不具合が出ていないかはフォーラムの質問件数などで確認できますので、下記リンク先からチェックしましょう。

なお、もしGoogle Chromeに不具合が出ているようであれば再起動などで解決することがあることもあるようですが、修正用のアップデートが提供されることもあるため、それを待つのが賢明です。

Google Chrome コミュニティ

バックグランドアプリの処理を続行しないに設定

Chromeの「設定」を開く

Google Chromeが原因となるメモリ不足には、Google Chromeのバックグラウンド処理が影響していることもあります。Chromeの設定から変更をしましょう。

「詳細設定」をクリック

「詳細設定」をクリックして展開します。

「システム」をクリック

「システム」をクリックしましょう。

「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」をオフにする

「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」をオフにしましょう。

ハードウェアアクセラレーションをオフ

「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにする

また、GPUやドライバとの相性が悪いことでGoogle Chromeが落ちる原因となることもあるため、Chromeの設定から「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」もオフにしてみてください。

Google Chromeを削除して再インストール

Chromeをアンインストール

Chromeの設定など前述した方法で解決しないようであれば、Google Chromeを削除して再インストールしてみてください。コントロールパネルのプログラムのアンインストールから、Google Chromeをアンインストールします。

Chromeを再インストール

下記リンク先からGoogle Chromeを再インストールできますので、再インストールしてみて、状況が改善しているかどうか確認してみましょう。

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最後に

Google Chromeが落ちる場合、端末側の問題であればここで紹介した設定/対処方法で改善できる場合が多いです。Google Chrome自体の不具合の場合は修正用のアップデートが提供されるなど、改善されるのを待ちましょう。

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この記事のライター
八千草 蛍
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