【Mac】Time Machineの設定と使い方!バックアップのやり方は?

簡単な設定でMacのバックアップを作成するための機能、Time Machine。この記事ではTime Machineについてやバックアップを作成する上での設定方法、Macのデータが消失してしまった時の復元方法など使い方について解説をしていきます。

【Mac】Time Machineの設定と使い方!バックアップのやり方は?のイメージ

目次

  1. 1Time Machineとは?
  2. Macのバックアップアプリのこと
  3. 2Time Machineでバックアップをとっておくメリットとは?
  4. データを失うリスクの軽減
  5. 3Time Machineの使い方
  6. Time Machineを使う前の事前準備
  7. 4Time Machineの設定方法
  8. 設定の手順
  9. 5Time Machineの確認メッセージが表示されなかった場合
  10. Dockにあるシステム環境設定を開く
  11. TimeMachineをクリック
  12. バックアップディスクを選択
  13. ディスクを選択・バックアップディスクを追加/削除をクリック
  14. リストからバックアップディスクを選択
  15. ディスクを使用をクリック
  16. 6バックアップで除外したいデータがある時は?
  17. オプションボタンをクリック
  18. 開いたウインドウで「+」ボタンをクリック
  19. 除外したいフォルダやデータを選択
  20. 保存をクリック
  21. 7Time Machineでバックアップ頻度を設定する方法
  22. 毎時間のバックアップ
  23. TimeMachineEditorを使用した更新頻度の変更
  24. 8Time Machineでファイルを復元する手順
  25. 9Time Machineのバックアップを削除する手順
  26. 併せて読みたい!Macに関する記事一覧

Time Machineとは?

まずは、Time Machineとはどういった機能なのか解説をしていきます。

Macのバックアップアプリのこと

Time Machineのアプリアイコン

Time Machineとは、Macのバックアップデータを作成するための機能のことを指します。Macの機能なのでMacにデフォルトで入っているアプリでもあります。

Time Machineを使えば、Appや音楽、写真・メール・書類・システムファイルなどMacの全てのデータのバックアップを自動的に行うことができます。

Time Machineでバックアップをとっておくメリットとは?

では、Time MachineでMacのバックアップを取っておくメリットとはどういったものがあるか解説をします。

データを失うリスクの軽減

Time Machineでバックアップを取っておくメリットは、データ消失に備えることができますiPhoneに置き換えるとわかりやすいですが、万が一使用中落としてしまって作動しなくなってもバックアップがあればデータを戻すことができます。

それと同様で、MacはPCなのでiPhoneと違って落として壊れることは少ないですが、精密機器なので、いつ何が原因で動かなくなるかわかりません。

そういったリスクに備えてバックアップを作成しておけば、データを復元することができるのでTime Machineを使ってバックアップを作成することをお勧めします。

Time Machineの使い方

ここからは、Time Machineの使い方の解説をしていきます。Time Machineの使い方は非常にシンプルです。使い方=設定と思っていただけたらわかりやすいと思います。

逆を言うと、設定さえ完了させれば、Time Machineの使い方を知らなくてもTime Machineを使用することができます。Time Machineの設定方法はしっかりとここから解説をしていきます。

Time Machineを使う前の事前準備

Time Machineを使ってMacのバックアップをするには事前に必要なものがあります。Macには元々機能が備わっているので、Mac側では設定をするだけで、特に難しい使い方はありません。

外付けのHDDなどが必要

Time Machineを使用する際、Mac側で用意することはありませんが、データを保存するための外付けのストレージデバイスが必要になります。ストレージデバイスとは、外付けのHDDやAirMac Time Capsuleです。

AirMac Time CapsuleはWi-Fi機能を持ったMacのバックアップシステムです。現在は販売終了しているので、家電量販店などのストックがある分でしか購入ができませんが、Time Machineでバックアップするには非常に便利なアイテムです。

一般的には家電量販店でも購入できる外付けのHDDで問題ありません。Macをどういった用途で使用するかにもよるので、たくさんのデータを保存するのであれば1TB以上の大容量のHDDを用意しましょう。

Time Machineの設定方法

Time Machineの設定方法とはどういった手順で進めていくのか解説をしてきます。

設定の手順

Time Machineを使うための設定の手順の特に覚える必要がないので、解説に沿って進めてください。ちなみに、Time MachineはMac内ではなくあくまでも外部のストレージにバックアップをするので、外付けHDDなどの準備がない場合は先に準備をしましょう。

外付けドライブをMacに接続

まずは、外付けのHDDなどのストレージデバイスを接続します。外付けHDDならケーブルで接続すれば問題ありません。外付けのHDDを接続の確認方法は、正しく接続されればFinderのサイドバーにストレージ名が表示されます。

確認メッセージでバックアップディスクを暗号化にチェック

外付けのHDDをMacに接続をすると通常であれば確認メッセージが表示されます。大切なデータなので、暗号化をすることを推奨されています。問題なければ暗号化にチェックを入れましょう。

ただ、暗号化をすることで、パスワードの設定が必要になります。パスワードは任意で決めるものになるので、万が一忘れてしまうとデータを削除してしまった際にデータを復元することができなるので気をつけましょう。

最後にバックアップディスクとして使用をクリックします。

バックアップの自動作成設定をする

最後の設定として、バックアップの自動作成設定があります。バックアップの自動作成設定を行うことで、常にHDDを接続していれば定期的にバックアップの作成が行われます。

普段は接続をしていない場合でも、接続をしているタイミングで自動作成が行われるようになるので、自動作成設定をしておきましょう。

自動作成設定の方法は、マークをクリックします。

Macスクリーンクリック

マークをクリックした後にメニューバーが表示されるので、システム環境設定をクリックします。

システム環境設定を開く

システム環境設定が開いたら、Time Machineをクリックします。

システム環境設定のTime Machine

Time Machineの設定が開いたら、左側にバックアップを自動作成のチェックボックスがあるのでチェックを入れます。バックアップの自動作成設定は以上です。

バックアップの自動作成チェック欄

Time Machineの確認メッセージが表示されなかった場合

上の項目では、外付けHDDを接続した際に自動で確認メッセージが表示されましたが、表示されないことがあります。確認メッセージが表示されなかった場合の対処方法を解説していきます。

Dockにあるシステム環境設定を開く

Dockのシステム環境設定

Time Machineの確認メッセージが表示されない場合は、システム環境設定から設定を行います。上のバックアップの自動設定で開いた場所と同様の場所がTime Machineの設定画面です。

この項目では、Dockからシステム環境設定を開く方法を紹介します。操作が違うだけで、同じことしているのでどちらから行っても問題はありません。

TimeMachineをクリック

システム環境設定のTime Machine

Dockからシステム環境設定を開いたら、システム環境設定の中からTime Machineを選択します。

バックアップディスクを選択

TimeMachineのディスクを選択

システム環境設定からTime Machineを選択すると、Time Machineの設定画面が開きます。設定画面が開いたら、バックアップディスクを選択と言う項目があるのでクリックします。

ディスクを選択・バックアップディスクを追加/削除をクリック

Macのバージョンによっては、ディスクを選択かもしくは、バックアップディスクを追加/削除と表示になっていることがあります。一つ上の項目の、バックアップディスクを選択と同様の動作なので、表示が違ったとしても気にしなくて問題ありません。

リストからバックアップディスクを選択

TimeMachineディスクの選択詳細

ディスクを選択画面に変わったら、バックアップを作成するためのディスクを選択します。外付けのHDDの名称であったり、AirMac Time Cupsuleなど表示があるので、設定したいディスクを選びます。

ディスクを使用をクリック

バックアップディスクの決定

Time Machineでバックアップを作成するためのディスクを選択したら、ディスクを使用をクリックすると、設定完了です。ただ、選んだディスクがTime Machineで使用するためのフォーマットになっていない場合はフォーマットされ、ディスクが消去されます。

他で何かしらのデータを保存している場合は気をつけましょう。フォーマットで消去が必要になるので、できればTime Machine専用のHDDを準備するとよりよいでしょう。

確認メッセージが表示された時と同様に自動バックアップにチェックを入れておくと便利です。ディスクを使用をクリックすると、Time Machineの設定画面に戻るので、自動バックアップが必要な場合はチェックの入れ忘れに注意しましょう。

バックアップで除外したいデータがある時は?

基本的にはTime MachineのバックアップはMacの全てがバックアップされます。では、バックアップをする必要のないデータがある場合に、バックアップから除外する方法とはどういった設定が必要なのか解説をしていきます。

オプションボタンをクリック

Time Machine オプション

まずは、Time Machineの設定を開きます。Time Machineの設定表示については今まで解説をしてきたので、上の項目を参考にしてください。

Time Machineの設定を開いたら、左下にオプションという項目があるのでクリックをします。

開いたウインドウで「+」ボタンをクリック

除外する項目の+ボタン

新しいウインドウが開くと、画面上部にバックアップ対象から除外する項目という表示がされ、下にその項目の一覧が表示されます。一覧の下に+マークがありクリックします。

除外したいフォルダやデータを選択

Finderの除外データの選択

+マークをクリックすると、除外したいフォルダやデータ選択することができます。バックアップに含まなくてもいいデータやフォルダがあれば設定をしておきましょう。

バックアップ対象から除外をすると、データを間違って削除してしまった場合、データ復元をすることはできません。容量が気にならないなら、一括でバックアップを取っておくことをおすすめします。

その下の表示の、バッテリー使用時にもバックアップを作成は、MacBookなどノート型のMacの電源供給中にも作成するかの設定で、古いバックアップの削除後に通知はHDD容量が一杯になって削除した際の通知がされるかの設定です。

保存をクリック

除外データの保存

バックアップから除外したいフォルダやデータの設定をしたら保存をクリックするとその設定が保存されます。上で解説した2項目の設定を変更する場合も、保存をクリックで設定変更です。

データやフォルダをバックアップから除外するための設定は以上です。

Time Machineでバックアップ頻度を設定する方法

ここからはTime Machineでバックアップの頻度を設定する方法の解説をしていきます。元々の設定では、1h毎にバックアップの作成を行われます。

頻繁にデータの作成などを行われるならその頻度で問題ありませんが、Macの使用頻度自体が高くないならバックアップ頻度を下げても問題ありません。

毎時間のバックアップ

元々の設定が毎時間バックアップを取る設定になっています。Time Machineの設定自体は毎時間のバックアップ以外設定がありませんので、特に問題がなければそのまま使用しましょう。

TimeMachineEditorを使用した更新頻度の変更

Time Machine Editorトップ画面

毎時間バックアップを作成することで、Macのパフォーマンスが下がるのではないかと心配な場合はTime Machie Editorという外部のソフトをインストールすることでバックアップの作成頻度の変更をすることができます。

Time Machine Editorを使用すると、毎時間から、細かな設定を行うことができます。例えば10h毎に作成するであったり、毎週何曜日の何時に作成するなど、詳細に設定を行うことができます。

外部ソフトを取り込んでもバックアップ頻度の変更をしたい場合はインストールをしてみましょう。

Time Machineでファイルを復元する手順

最後に、Time Machineを使って作成したバックアップを復元する手順の解説をします。Time Machineでデータの復元をする場合には2通りあります。

まずは、修理やMacに備わっているハードディスクのデータが完全に削除されている場合と、特定のデータのみの復元です。

Macの修理やハードディスクが完全削除されている場合は、Macの初期設定画面から移行アシスタントという機能を使用することでTime Machineで作成したデータの復元を行うことができます。

バックアップ復元移行アシスタント

では、Time Machineで作成した特定のファイルやデータのみを復元する手順ですが、まずは、バックアップを作成したディスクに電源が入っていることを確認し、接続をします。

次にDockにあるLaunchpadからTime Machineを開きます。

LaunchpadのTimeMachine

Time Machineを開くとFinderの表示に似た画面が表示されます。いくつか重なっているのものが、それぞれのバックアップデータです。右側に日付のラインをクリックすると、戻りたい日付を選択することができます。

復元したいデータがある日付を表示させ、フォルダやデータを選択します。

TimeMachine復元フォルダの選択

フォルダ詳細の表示の下に、キャンセルと復元があるので、復元をクリックするとTime Machineで作成したデータやフォルダをMacに復元することができます。

TimeMachine復元の復元ボタン

Time Machineのバックアップを削除する手順

Time Machineで作成したバックアップを削除する手順について解説をしていきます。基本的にはTime Machineで作成されたバックアップは、バックアップストレージの容量が一杯になったら自動で削除されます。

バックアップストレージ容量を空ける必要ができた場合には手動で削除をしストレージ容量を確保するようにしましょう。

では、削除の方法ですが、Time Machineで作成した特定のデータの復元同様の場所まで進めます。進み方は上の項目を参考にしてみてください。Time Machineを開いたら、消したいフォルダやファイル・データをダブルクリックします。

TimeMachineバックアップファイルの削除

ダブルクリックをすると、データやファイルを削除したい場合は、そのフォルダやデータの上でダブルクリックをすると、ファイル名・データ名のバックアップを削除という選択肢が出てくるのでクリックをすると削除することができます。

その日取った全てのデータを削除して問題がない場合は、フォルダの空白をクリックするとバックアップの削除と選択できるので、クリックをすればバックアップを削除することができます。

TimeMachineフォルダごと削除

いかがでしたでしょうか?Time Machineを使うことで、より安心してMacを使うことができます。iMacなら持ち運びはしないのでデータ消失の可能性は低いですが、MacBookなど、外で使用する場合はいつどんなことがあるかわかりません。

リスクに備えてしっかりとTime Machineを活用し、バックアップの作成をしておきましょう。ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。

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この記事のライター
ニジシタソウ

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