【Mac】プリンターの設定と4つの接続方法

最近はデータのやり取りはネット経由が多くなりいちいちプリンターで印刷することは少なくなりました。しかし年賀状やラベルなどを印刷したい時など、プリンターを利用したいこともあるでしょう。

そのような時のために、今回はMacにプリンターを設定する接続方法を解説します。プリンターで印刷できない場合の対処法も紹介しますので、参考にしてください。

Macでプリンターを使えるようにするためには、事前にプリンター情報をMacに認識させて接続作業をしなければいけません。これからMacとプリンターの接続方法を紹介します。

ではUSB接続によるプリンターの設定方法を解説します。まずMacと設定したいプリンターを接続して両方の電源をオンにしてください。そしてMacのAppleメニューから「システム環境設定」をクリックします。

システム環境設定を開いて「プリンタとスキャナ」をクリックしましょう。

左下にある「+」をクリックするとMacと接続しているプリンター名や種類等が表示されるので、プリンターを選択し右下の「追加」をクリックします。ここでプリンター情報が表示されない場合は、プリンターの専用ドライブをインストールする必要があります。

「プリントとファックス」画面に戻り、設定したプリンターが表示されていることを確認してください。

Macでプリンターを設定する方法として「FireWire」から接続するという方法もあります。まずMacとプリンターを接続して電源をオンにしてください。Appleメニューから「システム環境設定」を選択します。

「プリントとファックス」から画面左下に表示される「+」をクリックし、「デフォルト」を確認して、画面に表示されるプリンタ名を選択後「追加」をクリックするとFIreWireのインストールが始まります。

自動的にFireWireのインストールが始まるので、完了したら「プリントとファックス」に戻ってMacに設定されたことを確認してください。

ネットワーク経由から接続設定が可能なタイプもあります。Macで設定をする場合、OSやプリンタードライバーバージョンによって設定の手順が変わります。

max os X v10.5xの場合、プリンタードライバーのバージョンを確認し「Ver.6.0以降」「Ver.3.0～Ver.3x」のどちらかの設定を行いましょう。

まずMacの「max os X v10.5x」のプリンターを設定する方法を紹介します。ネットワーク通信ができているのを確認し、Macとプリンターを接続し両方の電源をオンにしてください。

Ver.6.0以降の場合「Appleメニュー」から「システム環境設定」をクリックし「プリントとファックス」をクリックして「+」を選択します。

「デフォルト」タブを選択すると「Bonjour」「EPSON TCP/IP」2種類のネットワーク名が認識されるので、そのどちらかを選択して「追加」をクリックしましょう。

次にVer.3.0x～Ver.3.xのプリンタードライバーを使っている場合の設定方法を解説します。Ver.3.0～Ver.3xのプリンタードライバーを使った設定方法は他とは異なり「mac os x v10.5.x」のみ設定可能という点に注意してください。

ネットワーク通信を確認後、Macとプリンターを接続し電源をオンにしてください。「Appleメニュー」から「システム環境設定」をクリックし「プリントとファックス」をクリックして「+」を選択し右上にある「ほかのプリンタ」を選択しましょう。

Ver.3.0～Ver.3xのプリンタードライバーを使った設定の場合「デフォルトブラウザー」から設定を行うとエラーが表示され追加できません。

Ver.3.0～Ver.3xでは使っている環境によっては初期設定のままネットワーク設定を行わなくても、使用できる場合もあります。

「EPSON TCP/IP」をクリックしてVer.3.0～Ver.3xドライバーの検索を開始します。Ver.3.0～Ver.3xでの接続方法を確認して「追加」しましょう。

Macとプリンターを接続する場合、接続の方法として有線接続と無線接続があります。有線接続はUSBケーブルやFireWireなどを使用しMacとプリンターを直接繋ぐ方法を言います。

無線接続では、MacのAirPrintというプリントシステムを利用することによってUSBケーブルやFireWireなどを使用せずにWi-Fi環境で印刷を行うことができます。

MacOSではほとんどの一般的なプリンターと接続する際にデフォルトでAirPrint が使用されます。これから有線接続と無線接続それぞれの設定手順を解説します。

ではMacでのプリンター設定について、有線接続、無線接続の設定方法手順それぞれ見ていきましょう。

USBケーブルやFireWireなどで接続すれば、最近のMacであれば設定は不要で自動的にプリンターを読み取ってくれるのでケーブル接続するだけで利用できるようになります。

もしmax os X v10.5xを利用していて自動的にプリンターを読み取ってくれない場合はプリンタメーカーのホームページなどから専用のドライバーをインストールする必要があります。

有線接続の場合はMacとプリンターをUSBケーブルやFireWireなどで接続し電源をオンにします。「システム環境設定」をクリックして「プリンタとスキャナ」からプリンターを追加するだけです。

Macとプリンターを無線接続する場合の設定方法も基本的には有線接続の場合と変わりませんが、ただケーブルで繋ぐ点がWi-Fiで繋ぐことになります。まずMacとプリンターの電源を入れてどちらも同じWi-Fiネットワークに接続します。

プリンターのWi-Fi設定はその機種によって違いますので、付属の取り扱い説明書を読んで設定しましょう。Macとプリンターを同じSSIDに接続できれば、その後は有線接続の場合と変わりません。

Macのプリンター設定方法を紹介しましたが、この設定方法で印刷ができない場合があるかもしれません。その場合はこれから紹介するポイントを確認し対処法を試してみましょう。

印刷できない原因としては、
 

• プリンター自体にエラーが起きている
• Macとプリンターの接続がうまくいっていない
• プリンターがMacにきちんと設定されていない

印刷できない場合はぜひ以下の対処法を試してみましょう。

まずMacとプリンターがきちんと接続されているかを確認しましょう。有線接続の場合はケーブルを変えてみることも良いでしょう。無線接続の場合は同じWi-Fiネットワークに接続されているのかを再度確認してみましょう。

同じルーターでも2.4GHzと5GHzの2つのWi-Fi電波を発しているルーターなどもありますので、同じSSIDの電波で接続するようにしてください。

接続確認をした後はMacとプリンターの再起動を行ってみましょう。これまでに一度でも印刷ができていた場合には特にですが、この方法で改善することが多いです。初歩的な対処法ではありますが、すぐにできるので一度試してみてください。

MacのOSがmax os X v10.5xなど古いものだとプリンターのドライブを自動的にダウンロードしてくれないため、印刷ができない場合もあります。支障がなければmax os X v10.5xから最新のOSにアップグレードを行うことにより印刷ができるようになります。

これまでの対処法を行っても改善されない場合は、Macの中に入っているプリンターのリストを全て削除してみましょう。今までに入っているプリンターの情報を全て削除し、再度プリンター設定をすることにより改善する場合もありますので試してみてください。

プリントシステムリセット手順は、まず「システム環境設定」から「プリンタとスキャナ」と進んで、プリンタのリスト部分で右クリックします。「プリンタシステムをリセット…」というコンテキストメニューが表示されるので、これを選択しましょう。

確認画面が表示され「リセット」を選ぶとプリンターのリストが削除されますのでこれで完了です。

max os X v10.5x以降の最新のMacの場合はこの方法は対象外となりますが、現在プリンターに付属したCD-ROMなどを使ってプリンタドライバーをインストールしていた場合はうまくMacに追加できないこともあります。

プリンタドライバーを一度削除して再度新しいドライバーをインストールし直すことにより改善する場合があります。

プリンタードライバー削除手順は、まず「Finder」を開きメニューバー「移動」から「フォルダへ移動」を選択しましょう。フォルダの場所を入力の所で「/ライブラリ/Printers」と入力し移動をクリックします。

フォルダ内にあるファイルを全て選択しゴミ箱に入れ、ゴミ箱を空にすることによりドライバーの削除を行うことができます。そしてプリンターのドライバーを再度インストールし直し完了です。

Macのプリンターは各メーカーから様々な製品が出ていて細かいスペックを比較するのも大変ですよね。そこでまずプリンターの選ぶ時のポイントを解説します。プリンターの選ぶ時の基準を知って、自分の用途に合ったものを選びましょう。

プリンターの選び方の基準は3つあります。写真印刷を重視するか、文書などのモノクロのドキュメント印刷が多いか、インク代を重視するかの3点です。

最新のインクジェットプリンターはどのプリンターも美しい写真印刷が行えるようになっています。より美しい写真印刷を行いたいなら、5色インクあるいは6色インクのインクシステムを採用している上位モデルを選びましょう。

文書などのモノクロドキュメント印刷が多い人なら上位モデルは必要ありません。基本となる4色インクで十分で、その場合ブラックインクに顔料系インクを使っているプリンターのほうが、文字がにじまずに印字できて便利です。

インクジェットプリンターにおける不満として多いのが、インク代の高さです。一般的なインクジェットプリンターでは、小型のインクカートリッジを採用しているため、比較的短期間でインクがなくなってしまいがちです。

また使用するインクの数が多くなればなるほど、コストも上がってしまいます。写真印刷に向いた5～6色のインクシステムも、ランニングコストという点ではやや不利です。インク代が気になる場合は、大容量インクカートリッジを利用できるモデルを選びましょう。

大容量インクカートリッジのほうが1枚あたりのインクコストは安く済むほか、インク交換の手間も大幅に削減できます。各メーカーの主力モデルと特徴を紹介していますので、確認して自分に合ったものを選んでください。