【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法!
MacBookでWi-Fiに繋がらない、速度が遅い時の対処法を徹底解説!MacBookがWi-Fiに繋がらない、速度が遅い事象を解消するためには設定やネットワーク環境の見直しで正常になることがほとんど。最終手段のSMCリセットの方法なども解説!
目次
- 1【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜Macの設定〜
- ・Wi-Fiが有効になっているか確認する
- ・最新OSにアップデートする
- 2【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜ルーター〜
- ・Wi-Fiルーターを再起動する
- ・Wi-Fiルーターの位置を変える
- ・周波数の違うWi-Fiに接続する
- 3【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜ノイズ〜
- ・RSSIとノイズを確認する
- ・電子レンジから遠ざける
- ・Bluetoothデバイスから遠ざける
- ・電飾から遠ざける
- 4【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜ネットワーク環境設定〜
- ・GoogleのパブリックDNSを使う
- ・IPv6を「リンクローカルのみ」にする
- ・「MTU」をカスタム指定する
- ・ネットワーク環境を再作成する
- 5【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜設定ファイル削除〜
- ・ネットワーク設定ファイルを削除する
- 6【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜リセット〜
- ・SMCリセットを実行する
- ・どうしても改善しない場合はAppleサポートへ相談
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜Macの設定〜
MacBookでWi-Fiが繋がない場合や、通信速度が遅い時の対処法について解説をしていきます。MacBookでWi-Fiが繋がらないなどの要因は、様々な要因が考えられますが、まずはMacBook側での対処法のご紹介をしていきます。
Wi-Fiが有効になっているか確認する
MacBookでWi-Fiが繋がらない、遅い場合は最初にWi-Fiの設定が正常か確認をしましょう。システム環境設定からネットワークを選択をします。
システム環境設定からネットワークを選択をすると、現在のMacBookのWi-Fiの設定状況が確認できます。Wi-Fiが繋がらない場合は接続がされていなかったり、通信が遅い場合は電波強度が弱いなどの原因が考えられます。
最新OSにアップデートする
次にMacBookでWi-Fiが繋がらない場合や通信が遅い場合は、MacBookのOSを最新にすると解消することがあります。
アップデートをするためにシステム環境設定からソフトウェアアップデートを選択をします。
MacBookのOSが最新のバージョンでない場合は画像のように「アップデートがあります」と表示されます。MacBookでWi-Fiが繋がらない、通信が遅い場合ははじめにこの手順を試してみてください。
【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜ルーター〜
続いてMacBookでWi-Fiが繋がらない場合にMacBookの本体機能や設定に問題がなかった場合は、Wi-Fiルーター側の設定の見直しも必要となります。
具体的にMacBookのWi-Fiルーターの設定の見直しをすべき箇所を詳しく解説をしていきます。
Wi-Fiルーターを再起動する
MacBookのWi-Fiが繋がらない場合で、Wi-Fiルーターでやるべきことは、Wi-Fiルーターの電源の再起動です。MacBookのWi-Fi機能が一時的な不具合でWi-Fiが繋がらない、遅い場合は電源の再起動だけで解決することが多いです。
併せてMacの再起動もしておく
補足とはなりますが、Wi-Fiルーターの電源再起動と併せてMacBookの電源再起動を一緒に行っておくと、より確実です。
Wi-Fiルーターの位置を変える
MacBookでWi-Fiが繋がらないは、Wi-Fiルーターの場所を変えることで解決することもあります。Wi-Fiルーターの場所を変えることで、Wi-Fiルーターの周辺の環境が変化して、遮蔽されていた電波がMacBookに届くようになることもあります。
周波数の違うWi-Fiに接続する
MacBookのWi-Fiが繋がらない場合、別の周波数のWi-Fiにつなぎ直すことで改善することがあります。
一般的にはWi-Fiルーターで儲けてる周波数は2.4Ghzと5Ghzの二つです。ほとんどの人は前者の2.4Ghzにつなぐことが多いですが、これを5Ghzに切り替えることでMacBookとWi-Fiルーターとの疎通が取れることがあります。
【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜ノイズ〜
MacBookのWi-Fiが繋がらない要因がそれぞれの端末の起因ではなく、周辺の環境が起因していることもあります。
ここからは周辺の環境が起因でMacBookのWi-Fiが利用できない場合の対処法をご紹介していきます。
RSSIとノイズを確認する
RSSIとは、Wi-Fiの電波強度を数値化したものです。一般的には0に近いほど電波強度が強いとされています。
また、ノイズについてはワイヤレスノイズのことです。このノイズは通じが大きいほどノイズが多いです。
-30 〜 -61dBm | 非常に良い |
-63 〜 -73dBm | 良い |
-75 〜 -85dBm | 普通 |
-87 〜 -97dBm | 悪い |
ちなみにRSSIとノイズは「command + Wi-Fiマーククリック」で表示させることができます。
電子レンジから遠ざける
MacBookに限ったことではないですが、電子レンジを始めるとする家電からMacBookやWi-Fiルーターを遠ざけることでWi-Fiの電波状態が改善することがあります。
家電から発信されている電波がWi-Fiで利用している周波数(2.4Ghz)の周波数に近いため、干渉しあってしまい、ノイズとなり速度の低下や正常なWi-Fiの電波をMacBookがつかむことができなくなってしまいます。
Bluetoothデバイスから遠ざける
MacBookのWi-FIの速度低下の要因がBluetoothが要因となることもあります。このBluetoothもWi-Fiの電波の周波数と近いため、家電と同じように干渉してしまい、速度の低下や正常なネットワークの接続ができなくなることがあります。
MacBookでBluetoothを使っている場合も同じです。干渉しないようにいったんBluetoothをオフにするなどの操作をしておきましょう。
電飾から遠ざける
最後にMacBookから電飾も遠ざけることをおすすめします。電飾も同じようにMacBookのWi-Fiの周波数に近い電磁波を利用しているため、干渉することがあります。
【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜ネットワーク環境設定〜
MacBookでWi-Fiが繋がらないときはネットワーク環境設定の見直しをすることで改善することがあります。具体的な作業手順を詳しく解説をしていきます。
GoogleのパブリックDNSを使う
まず1点目はMacBookでGoogleのパブリックDNSを利用することで解消することがあります。ネットワーク環境設定を開いたら「DNS」を選択をします。
MacBookでGoogleパブリックDNSにつなぐためには「8.8.8.8」か「4.4.4.4」のどちらか、もし繋がらない場合は両方をMacBookに入力をすることでWi-Fiの接続ができることがあります。
IPv6を「リンクローカルのみ」にする
続いてMacBookのネットワーク環境設定の「TCP/IP」のタブをクリックし画面を切り替えた上で「IPv6の設定」を「リンクローカルのみ」に変更をすることで、トラフィックがローカルに制限されます。
この設定をすることでネットワークが安定しWi-Fiの接続が安定し復旧することがあります。
「MTU」をカスタム指定する
続いて、MacBookのWi-Fiが安定しない場合は、ネットワーク環境設定の「ハードウェア」タブから、構成を手動、MTUをカスタムに切り替えた上で1453と入力をするとMacBookのWi-Fiの通信が安定し接続不良が解消することがあります。
なぜこの方法を使うことでMacBookのWi-Fiの接続が安定するのかは、具体的な情報がありませんが、少なくともこの数字を入力をすることで解消することがほとんどです。
ネットワーク環境を再作成する
これまで説明をした操作でも、MacBookのWi-FIが繋がらない場合、ネットワーク環境の再作成をすることで解消するかもしれません。
MacBook本体はWi-Fiルーターの端末本体の電源再起動のように、この操作をすることでネットワーク環境に特化した再起動のような働きとなりますので、この操作で解消する可能性は多いにあるはずです。
操作手順としてはネットワーク環境の名前の部分を削除し任意の名前に変更をするだけで問題ありません。
【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜設定ファイル削除〜
ここからはMacBookのWi-Fiが繋がらない場合の高度なトラブルシューティングのご紹介をしていきます。
作業内容としては、所定のファイル削除とはなりますが普段使いの中ではこのネットワーク設定ファイルなどは見かけることはないと思います。
ファイルの削除となると、かなり抵抗を感じるとは思いますが、ファイル削除はMacBookのトラブルシューティングの高度な作業だと覚えておいて損はないはず。
ネットワーク設定ファイルを削除する
MacBookでは、古いネットワーク設定ファイルを削除して新しいファイルを作成する対処法もあります。
まずはWi-Fiをオフにし、Finderを起動します。次に「Command + Shift + G」を入力すると、「フォルダの場所を入力」という検索窓が表示されます。
「フォルダの場所を入力」の検索窓に、「 /Library/Preferences/SystemConfiguration/ 」を入力すると、削除したい設定ファイルが表示されます。
設定ファイルが表示されたら、削除をする前に、以下のファイルをバックアップをしておきましょう。
- 「com.apple.airport.preferences.plist」
- 「com.apple.network.identification.plist」
- 「com.apple.wifi.message-tracer.plist」
併せて、「NetworkInterfaces.plist」「preferences.plist」これらのファイルをバックアップ(どこか、違うところに保存)をしておきましょう。
ファイルのバックアップが完了したら、表示されているファイルを削除しMacbookの電源再起動+Wi-Fi設定やネットワーク接続の再設定をして改善するか確認をします。
【Mac】Wi-Fiが正常に繋がらない/速度が遅いときの対処法〜リセット〜
MacbookのWi-Fiが繋がらないときの最終手段としてSMCリセットという方法があります。このSMCリセットとはいったいどのようなものなのか、詳しく解説をしていきます。
SMCリセットを実行する
MacbookでWi-Fiの改善をさせるためにはSMCリセットが必要となる場合があります。SMCとは、システム管理コントローラの略称でローレベルの機能を制御するものをさしています。
具体的には、Macbookの機能で「電源ボタンを押下した時の反応」や「バッテリー管理」などMacbookの動作に関わる範疇のものの総称です。
つまり、このSMCとはMacbookの動作を司っている機能のSMCのリセットを行うことで不具合が解消する可能性が高いということです。
Mac新調の設定メモ(112)
— MOTO-HAL Japan (@advernya) July 15, 2019
Macの調子が悪くて、SMCリセット、NVRAMリセットを試したが効果なし。しかしよく見ると最新のMac(Apple T2 セキュリティチップを搭載)はリセット方法が違ってたようだ。T2だと液体金属か。
Mac歴長くても色々わかりづらいわ〜。 pic.twitter.com/60A9zwe7Fy
MacbookのSMCリセットをする上で事前に準備をしておく必要があるものがあります。
1.Macbookのアプリケーションを全て修理(バックグラウンドアプリの削除)、2.Macbookに繋いでいる全ての機器を外す、3.Macbookのスリープ、4.Macbookの再起動、5.システム終了+起動。
以上をSMCリセットをする前には必ず準備をしておきましょう。これらの準備が完了したらSMCリセットの手順に進みましょう。
MacbookのSMCリセットの手順は限られています。SMCリセットの3つの操作をまとめました。
- システム終了
- 「shift+control+option」キーを押し、電源ボタンを10秒間押し続け、その後すべて放す。
- Macbookの電源再起動
以上の操作でMacbookのSMCリセットを実行することができます。これまで説明をしてきた操作で解消しない場合は最終手段としてぜひご活用ください。
どうしても改善しない場合はAppleサポートへ相談
これまでご紹介してきたMacbookでWi-Fiが使えない場合の対処法で、もしWi-Fiの接続不良が直っていないようであれば、それはMacbookのハードそのものが故障しているなどの可能性が考えられます。
その場合はいくらトラブルシューティングをしたところで改善はしません。そういった場合は、ご自身での解決ではなく、AppleStoreやAppleサポートへ相談をしてみましょう。
AppleサポートではWEBで修理の受付が完結しますので、わざわざお店に持ち込み必要がありません。しかし、AppleStoreや正規プロバイダでも受付は行っておりますので、ご都合に併せて、必要に応じて修理の申し込みをしてみてください。