2020年04月06日更新
LINEをChromeブラウザ(PC)で使う方法!Chrome版LINEが便利と話題!
Chrome版LINEをご存知ですか?Google Chromeのブラウザ上で使うことのできるLINEで、スマートフォン版と同様に友だちとトークを楽しむことができます。ここでは、Chrome版LINEの特徴や使い方を詳しく見ていきましょう。
目次
- 1Chrome LINEとは
- ・Google Chrome版LINEを使うメリット
- ・PC(パソコン)版LINEとの違い
- 2Chrome LINEを使うためには
- ・chrome offline installerをインストールする
- 3Chrome LINEで使える機能
- ・トーク(メッセージ)送受信
- ・スマートフォン版で購入したスタンプの使用
- ・アニメーションスタンプは、止まったまま表示されます
- ・グループ作成
- ・友だち追加
- ・画像・ファイルの送受信
- ・メモ機能
- 4Chrome LINEで使えない機能
- ・アカウントの新規作成
- ・無料音声/ビデオ通話・「LINE電話」の利用
- ・絵文字の送受信
- ・タイムライン機能
- ・ノート、アルバム機能
- ・スタンプショップ、着せかえショップの利用
- ・公式アカウントリストの表示
- ・自動ログイン機能
- 5Chrome LINEを使うメリット/デメリット
- 6【Chrome LINE】キャプチャ送信やファイルの送受信について
- 7Chrome LINEの導入方法
- ・導入前の準備
- ・【Chrome版LINE】初回ログイン方法
- ・【Chrome版LINE】エラーでログインできない場合の対処方法
- ・【Chrome版LINE】2回目以降の起動方法
- ・【Chrome版LINE】2回目以降の起動できない時の対処法
- ・【Chrome版LINE】Enterキーで改行する設定方法
- ・【Chrome版LINE】アンインストール(削除)方法
- ・【Chrome版LINE】アンインストール(削除)できない
- 8どこでもタイムラインを見たいならウェブ版「LINE TIMELINE」
- ・LINE TIMELINEの使い方
- 9Chrome LINEとPC(パソコン)版LINEとどっちがおすすめ?
- 10「Chrome版LINEの拡張機能をダウンロードしてください。」とメッセージが出た場合の対応と注意点
Chrome LINEとは
私たちが普段利用する機会が多いLINEは、iPhoneやAndroidといったスマホでインストールして使うアプリ版のLINEですよね。実は、LINEはパソコンでも使うことができ、その方法の一つがChrome版のLINEとなっています。
Google Chrome版LINEを使うメリット
普段パソコンの前にいることが多い人なら、LINEをするためにスマホを手に取るよりも、そのままパソコン上でLINEができたら便利ですよね。また、パソコンのキーボードの方が入力が楽だという人もいるでしょう。そんな時にGoogle Chrome版LINEが役立ちます。
職場や学校などでスマホを触れない時でも、パソコンでGoogle Chromeブラウザを使っていればLINEでやりとりできるのもメリットです。
PC(パソコン)版LINEとの違い
パソコンでLINEを使う方法は、Chrome版LINEだけではなく、「PC版LINE」というものもあります。こちらを利用するには、LINEのソフトをパソコンにインストールする必要があります。
一方、Chrome版LINEはソフトのインストールの必要はなく、ブラウザGoogle Chromeの拡張機能で使うことのできるLINEです。
職場や学校、ネットカフェなど自分の所有物ではないパソコンの場合、勝手にソフトをインストールできないことがありますよね。そのようなパソコンでも、Google Chromeさえ使うことができれば、Chrome版LINEを利用することができます。
Chrome LINEを使うためには
Chrome版LINEを使うのに必要なのは、PCとGoogle Chromeブラウザだけです。Google ChromeブラウザがPCに入っていない場合は、インストールしましょう。
chrome offline installerをインストールする
Google Chromeブラウザは、通常インターネットに接続している状態で直接ダウンロード・インストールしますが、オフラインでインストールすることもできます。
インターネット回線が不安定な場合、また、職場のパソコンなどでインストール時に認証が通らなかったり制限があったりする場合、上手くインストールできないことがあります。そのような場合はオフラインでインストールしましょう。
Google Chromeヘルプページから別のchrome offline installerをダウンロードすることで、オフラインでのインストールが可能です。
Chrome LINEで使える機能
まずはChrome版LINEで使える機能を1つずつ見ていきましょう。
トーク(メッセージ)送受信
LINEの最重要機能である、トーク(メッセージ)の送受信はスマートフォン版同様に使えます。友だちとの1対1のやり取りの他、グループトークも可能です。
スマートフォン版で購入したスタンプの使用
Chrome版LINEでも、スタンプを送ることができます。スマートフォン版LINEのアカウントと同期すれば、購入済みのスタンプをそのまま使えます。
アニメーションスタンプは、止まったまま表示されます
Chrome版LINEではアニメーションの再生ができません。止まったままの状態で表示されます。
自分からアニメーションスタンプを送った場合は、相手がスマートフォン版で見ていればきちんと動いていますが、相手から受信したアニメーションスタンプは動いているところを見ることはできないので、注意が必要です。
グループ作成
スマートフォン版と同じように、グループを作成することができます。
友だち追加
LINEでやり取りするのに必須である友だち追加も可能です。ただし、友だち検索は「ユーザーID検索」のみが使用可能となっています。
スマートフォン版のように、連絡帳を元に追加することはできないので、Chrome版LINEから友だち追加をしたい場合はあらかじめLINEIDを聞いておくようにしましょう。
画像・ファイルの送受信
LINEで画像やファイルを送る機会も多いですよね。Chrome版LINEでも、画像・ファイルの送受信が可能です。
メモ機能
「LINEメモ」という、Chrome版LINE限定のメモ機能があります。友だちと共有することはできず、自分のみで使用できます。文章や画像も保存でき、簡易的なクラウドストレージのように使うことが可能です。
Chrome LINEで使えない機能
スマートフォン版LINEで当たり前に使っていた機能でも、Chrome版LINEでは制限されているものもいくつかあります。
アカウントの新規作成
LINEアカウントを新規作成することができません。Chrome版LINEを利用するには、あらかじめスマートフォン版LINEでアカウントを作っておきましょう。
※2016年8月のアップデートより、Chrome版LINEでもアカウントの新規作成が可能になりました。
無料音声/ビデオ通話・「LINE電話」の利用
無料音声通話・ビデオ通話・LINE電話といった通話機能はすべて利用できません。マイクやスピーカーなど、通話に必要な設定も存在していないようです。
絵文字の送受信
スタンプの送受信は可能ですが、絵文字の送受信はできません。イラストを使いたいときはスタンプを使うようにしましょう。
タイムライン機能
タイムラインの閲覧や投稿はできません。ただし、WEB上でタイムラインを利用できる「LINE TIMELINE」というものが別にあります。Chrome版LINEからそこにアクセスすれば、PCからタイムラインの使用が可能です。タイムラインについて詳しくは後述します。
ノート、アルバム機能
友だち間で文章や画像の共有が簡単にできる、ノートやアルバムの機能は使えません。共有したいものはトークで送信する必要があります。
スタンプショップ、着せかえショップの利用
スタンプショップや着せかえショップは、まず開くことができないので利用も不可です。PCからスタンプ等を購入したいときは、ショップではなく「LINE STORE」にアクセスして購入しましょう。
公式アカウントリストの表示
スマートフォン版LINEでは公式アカウントのみのリストがありましたが、Chrome版LINEではこのリストが表示できません。他の友だちと一緒に並んで表示されます。
自動ログイン機能
スマートフォン版LINEではアプリを立ち上げるだけでログインできますが、Chrome版LINEの場合は、使用する度にメールアドレス・パスワードを入力してログインしなくてはいけません。また、ログイン時に毎回スマートフォン版LINEに通知が届くようになっています。
これは、LINEをブラウザで手軽に使えるようになった分、不正ログインを防ぐためです。自分のPCから利用する場合はパスワードの記憶機能を使用しても良いでしょう。
Chrome LINEを使うメリット/デメリット
Chrome版LINEは、スマートフォン版LINEで使っているアカウントでも同時にログインできるため、PCで手軽にトークをしたい場合はとても役立つでしょう。
一方、音声通話やノート・アルバムなどを普段からよく利用している場合、Chrome版LINEではこれらの機能が使えないので、デメリットと言えます。
【Chrome LINE】キャプチャ送信やファイルの送受信について
Chrome版LINEには、画面をキャプチャする(スクリーンショト)機能があります。使い方を見てみましょう。
トークで送りたい場合はトークのメッセージ入力欄右横、LINEメモに保存したい場合はメモ画面上部にあるキャプチャアイコンをクリックします。
「画面を共有する」ウィンドウが表示されたら、「共有」ボタンをクリックしましょう。デュアルモニターの場合は、ボタンをクリックする前にキャプチャする画面を選択してください。
カーソールをクリック・ドラッグすると、キャプチャする範囲を指定することができます。白くなっている部分が選択されている範囲、グレーになっている部分が選択されていない範囲です。
選択範囲が決定したら、画面右下のチェックマークをクリックしましょう。選択範囲をキャンセルしたい場合は、選択部分左下の「×」アイコンをクリックしてください。
トークならそのまま画像が送信され、LINEメモなら画像リスト内に保存されます。
また、容量1GBまでならファイルの送受信も可能です。送信したい時は、トーク画面右下のファイル送信アイコンをクリックし、ファイルを選択できます。
Chrome LINEの導入方法
では、Chrome版LINEを導入する方法を見ていきましょう。ここでは、スマートフォン版LINEのアカウントを連携する形で紹介します。
導入前の準備
LINEアカウントを連携するには、あらかじめ設定する必要があります。まず、スマートフォン版LINEの設定画面で「アカウント」をタップします。
「ログイン許可」という項目があるので、右隣のチェックボックスにチェックを入れてください。これで、アカウントを連携できるようになります。
また、Chrome版LINEにログインする際にはメールアドレスとパスワードが必要になります。設定を完了しておきましょう。
Google Chromeに拡張機能「LINE」を追加する方法
Chrome版LINEは、Google Chromeの拡張機能を用います。まずは、Google ChromeブラウザにGoogleアカウントでログインしましょう。
ChromeウェブストアのLINE拡張機能のページにアクセスし、詳細画面右上の「Chromeに追加」のボタンをクリックしてください。
「LINEを追加しますか?」のメッセージが表示されたら、アクセス権限を確認します。同意できたら、「拡張機能を追加」をクリックしましょう。
インストールが完了すると、Chromeのアドレスバー右隣にLINEアイコンが追加されます。
Google Chromeに拡張機能「LINE」を追加できない時の対処法
PCに入っている何らかのソフトが、LINE拡張機能のインストールを邪魔している可能性があります。
Chromeソフトウェア削除ツールを使うと、問題を起こし得るソフトを自動的に検出し、削除することができます。Google Chromeのヘルプページで「望ましくないプログラムを削除する」と検索すると、WindowsやMacなどOSごとの手順が記載されています。
該当のソフトを削除した後も拡張機能がインストールできない場合、また、当てはまるソフトが見当たらなかった場合は、拡張機能の保存先を変更してみましょう。
Chromeブラウザ右上のメニューボタンから「設定」をクリックします。
下までスクロールして「詳細設定」をクリックし、詳細設定を開きます。
「ダウンロード」の項目で保存先を変更しましょう。任意の保存先に変更できたら、再度拡張機能のインストールを試してみてください。
上記2つの方法でも解決しない場合は、Chromeブラウザをアンインストールし、再度インストールし直してみましょう。
【Chrome版LINE】初回ログイン方法
メールアドレスとパスワードを入力するか、QRコードを利用することでログインすることができます。電話番号でのログイン方法は、PC版LINEで新規アカウントを登録した場合のみ利用可能です。
まずはメールアドレスとパスワードでログインする方法を見ていきます。
メールアドレスとパスワードをそれぞれ入力し、ログインボタンをクリックすると、ブラウザに6桁の数字が表示されます。
スマートフォン版LINEが本人確認画面に切り替わるので、この番号を間違えずに入力し、「本人確認」のボタンをタップします。
本人確認が完了すると開くウィンドウで「確認」をタップすると、ログインできます。
続いて、QRコードでログインする場合です。メールアドレスとパスワードを用いたログイン方法では本人確認が必要でしたが、QRコードを用いた方法の場合は本人確認を省略できます。
「QRコードログイン」をクリックすると、QRコードが表示されます。
スマートフォン版LINEのQRコードリーダーで読み取りましょう。
「ログインしますか?」という画面が出るので、「ログイン」をタップすると、ログイン完了です。
【Chrome版LINE】エラーでログインできない場合の対処方法
スマートフォン版LINEでログイン許可ができていないおそれがあります。「ログイン許可」のチェックボックスが切り替わっているか確認しましょう。
スマートフォン版LINEで画面が切り替わらない場合は、スマートフォン版LINEを再起動します。
【Chrome版LINE】2回目以降の起動方法
Chromeブラウザ右上に追加されたアイコンをクリックして起動できます。
見当たらない場合は、Googleアプリ一覧、または拡張機能一覧で探しましょう。
Googleアプリ一覧では「LINE」をクリックすれば起動します。
拡張機能一覧は、まず「その他ツール」→「拡張機能」の順にクリックします。
LINEの「詳細」から「Chromeウェブストアのページに移動」をクリックしましょう。
「アプリを起動」をクリックすることでChrome版LINEが起動します。
尚、初回と同じPCからログインする場合、2回目以降は本人確認は必要なくなります。
【Chrome版LINE】2回目以降の起動できない時の対処法
Chromeブラウザのバージョンが古いままかもしれません。アップデートできるか確認しましょう。PCのOSがChrome OSの場合は、OSのアップデートも確認してください。
バックグラウンドで動作している別のソフトが影響している可能性もあります。通信している他のソフトや拡張機能を無効化してみましょう。
それでも起動しない場合はキャッシュ・閲覧履歴のデータの削除を試し、それも駄目だった場合はChrome版LINEをインストールし直してください。
【Chrome版LINE】Enterキーで改行する設定方法
Chrome版LINEは、初期設定ではEnterキーを押すことでメッセージを送信できるようになっています。Enterキーで改行をしたい場合は、まず画面左上の「LINE」をクリックし、メニュー一覧から「設定」をクリックします。
「トーク」を選択し、「Alt+Enter」を選択しましょう。これで、Enterキーで改行、Alt+Enterキーで送信できるようになります。
【Chrome版LINE】アンインストール(削除)方法
Chrome版LINEは、Chromeの拡張機能のページからアンインストールできます。
ブラウザ右上のメニューボタンより、「その他ツール」→「拡張機能」の順にクリックすると、拡張機能一覧が見られます。
「削除」または「ゴミ箱マーク」をクリックすると削除できます。
【Chrome版LINE】アンインストール(削除)できない
アンインストールできない場合は、拡張機能の「デベロッパーモード」にチェックを入れてください。
アイコンの下にIDが表示されるので、それをコピーし、ハードディスク内(WindowsならCドライブ)でファイル名検索をします。
出てきた該当の拡張機能のファイルを削除しましょう。
どこでもタイムラインを見たいならウェブ版「LINE TIMELINE」
Chrome版LINEではタイムラインが使えないと先述しましたが、「LINE TIMELINE」を利用することでタイムラインを使うことができます。スマートフォン版と同様の使い方でタイムラインの閲覧・投稿が可能です。
LINE TIMELINEの使い方
Chrome版LINEにログインしただけではタイムラインは使えず、LINE TIMELINEにも改めてログインする必要があります。Chrome版LINEの画面上部の時計アイコンをクリックしましょう。
新しいタブでLINE TIMELINEが表示されるので、「ログイン」ボタンをクリックします。
メールアドレス・パスワードを入力してログインすると、タイムラインの閲覧・投稿ができるようになります。
Chrome LINEとPC(パソコン)版LINEとどっちがおすすめ?
Chrome版LINEの大きなメリットは、ソフトをインストールする必要が無い点です。勝手にソフトを入れられないPCで利用する場合や、インストールが煩わしい人におすすめできます。
また、拡張機能はGoogleアカウントに紐付けされているため、ChromeブラウザにログインすればどんなPCでも簡単に利用できます。よって、出先でも気軽に使いたい場合はChrome版LINEがおすすめです。
一方、Chrome版LINEでは音声通話・ノート・アルバム機能が使えませんが、PC版では可能です。また、タイムライン機能もPC版ならソフト内で簡単に見られます。これらの機能を使いたい場合はPC版LINEを利用すると良いでしょう。
「Chrome版LINEの拡張機能をダウンロードしてください。」とメッセージが出た場合の対応と注意点
Chrome版LINEが拡張機能として利用できるようになったのは2018年2月からのことで、それまではアプリとしてリリースされていました。今はChromeウェブストアでのサポートが終了しているため、アプリで使っていた人も拡張機能として改めてダウンロードする必要があります。
Chrome版LINEを使い続けるには、「ダウンロード」をクリックし、Chromeウェブストアで拡張機能の追加を行ってください。
ここで注意するべきなのは、拡張機能の権限です。
「アクセスしたウェブサイト上にある自分の全データの読み取りと変更」という項目が追加されています。これは、個人情報が漏洩するおそれがある権限です。
ブラウザの使用状況等をふまえて、不安があれば利用を中止するのが無難です。
Chrome版LINEは、PCで手軽にLINEを利用できる便利なサービスだということが分かりました。利用目的に応じて活用していけると良いですね。