外でWi-Fiを利用したい人におすすめの「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、元々は訪日外国人向けのものではありますが、日本人でも使えるのか考えた人も少なくないでしょう。「FREE Wi-Fi PASSPORT」の使い方について解説していきます。
外出中、キャリア通信のないタブレットやパソコンなどでインターネットに接続しようと思った場合、モバイルWi-Fiを所持していない人や、スマホでのデザリングは避けたいという人は特にフリーのWi-Fiスポットを探す人が多いかと思います。
そのため、フリーWi-Fiの環境が整った場所を利用するという人も多いでしょう。そんな人におすすめのフリーWi-Fiに「FREE Wi-Fi PASSPORT」があります。
この「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、元々は訪日外国人向けに提供を開始したものです。専用アプリなどは必要なく、登録も携帯番号があればOKと多くの人に利用されています。
訪日外国人向けなのであれば日本人は使えないのか、というとそういうわけでもありません。日本人でも、日本人向けの「FREE Wi-Fi PASSPORT」へ登録をおこなうことで利用することが可能ですので、日本人だからといって諦めていた人にも朗報です。
この「FREE Wi-Fi PASSPORT」とは、2015年に携帯キャリアであるソフトバンクモバイル株式会社がサービスを開始した公衆無線LANサービス(フリーWi-Fi)です。
前述したとおり、フリーWi-Fiの「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、「訪日外国人向けのサービスではあるものの、日本人でも日本人向けのものを利用すれば問題なく利用することが可能です。
大手の通信会社SoftBankが提供しているフリーWi-Fiですので、安心して利用することは可能なものの、暗号化されているわけではないため金融機関へのログインなど重要な情報を送信するのにはあまり向いていません。
なお、「FREE Wi-Fi PASSPORT」に登録する場合に必要な携帯電話番号は、070、080、090から始まる携帯の電話番号です。
電話番号で登録するのは嫌という場合、国内キャリア(SoftBank、Y!mobile、docomo、au、UQ)の携帯のメールアドレスを所持しているのであればそちらでの登録も可能となっています。
では、フリーWi-Fiの「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、日本人の場合どのような使い方をするのか、登録/ログイン方法を含め使い方の説明に移ります。
フリーWi-Fi「FREE Wi-Fi PASSPORT」のWi-Fiスポットを検索する場合、基本的には「SoftBankのお父さんのWi-Fiステッカー」もしくは「BBモバイルポイント」のステッカーがはられている場所を探せば問題ありません。
今から行く場所に「FREE Wi-Fi PASSPORT」があるかどう確認したい、という場合は、下記サイトへアクセスしてその場所を検索してみましょう。
フリーWi-Fi「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、利用するためには新規登録してログインをおこなう必要があります。
なお、「FREE Wi-Fi PASSPORT」への登録/ログイン共に、「FREE Wi-Fi PASSPORT」のフリーWi-Fiスポットがある場所でおこなう必要がありますので、「FREE Wi-Fi PASSPORT」が利用できる場所へ行ってからおこないましょう。
「FREE Wi-Fi PASSPORT」への登録方法や使い方はスマホ・PC共通です。
まずはスマホやパソコンのWi-Fi画面を開き、「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」を探して選択してください。表示される中に「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」がありますが、こちらは訪日外国人向けのものですので、こちらでの接続はできません。
「FREE Wi-Fi PASSPORT」へのログイン画面が表示されるのを待ちましょう。1~2分ほど必要です。ログイン画面が表示されたら「初めての方はこちら」をタップします。
携帯電話で登録する場合は022-207-8181へ電話をかけ、自動音声で初期パスワードを取得します。
メールアドレス(キャリアのメールアドレスのみ)で登録する場合は「こちらから」をクリックしてメールアドレスを登録し、初期パスワードを取得します。これで登録が完了となります。
なお、スポットによっては「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」が表示されても「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」が表示されないこともありますので、その点注意が必要です。
「FREE Wi-Fi PASSPORT」へログインする場合、ログインIDへ登録した電話番号もしくはメールアドレスを、パスワード欄には取得したパスワードを入力して「ログイン」をタップしてください。「接続できました」と表示されればログイン完了となります。
なお、このログインIDとパスワードは90日間利用することができます。90日を経過するとこのIDとパスワードでは利用することができなくなりますが、新規登録の手順を再度おこなうことでログインすることが可能となります。
使い方自体も「FREE Wi-Fi PASSPORT」に接続してしまえば後は普通にネットを利用するだけですので、難しいことはありません。
また、前述した日本語のログイン画面が表示されない場合、それは利用しているのが「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」の場合だと思われます。
日本人向けのものは「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」ですので、こちらがない場合はその場所では利用できないと考えましょう。
さて、「FREE Wi-Fi PASSPORT」を含めフリーで利用できるWi-Fiを利用する上でいくつか注意点があります。
よく「フリーWi-Fiは危ない」と言われていますが、これは暗号化がされておらず誰でも接続できるため、という理由があります。公衆無線LANというのは不特定多数の人が利用するものなので、あえて暗号化されていないとも言えます。
そのフリーWi-Fiを通してハッキングをおこなうことも可能なので、「FREE Wi-Fi PASSPORT」を利用する場合、重要な情報のやり取りやログイン(特に銀行関係)は避けるようにしておきましょう。
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