2020年11月20日更新
FREE Wi-Fi PASSPORTは日本人も使える!使い方をくわしく解説!
外でWi-Fiを利用したい人におすすめの「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、元々は訪日外国人向けのものではありますが、日本人でも使えるのか考えた人も少なくないでしょう。「FREE Wi-Fi PASSPORT」の使い方について解説していきます。
目次
FREE Wi-Fi PASSPORTとは
外出中、キャリア通信のないタブレットやパソコンなどでインターネットに接続しようと思った場合、モバイルWi-Fiを所持していない人や、スマホでのデザリングは避けたいという人は特にフリーのWi-Fiスポットを探す人が多いかと思います。
そのため、フリーWi-Fiの環境が整った場所を利用するという人も多いでしょう。そんな人におすすめのフリーWi-Fiに「FREE Wi-Fi PASSPORT」があります。
日本人でも使える?
この「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、元々は訪日外国人向けに提供を開始したものです。専用アプリなどは必要なく、登録も携帯番号があればOKと多くの人に利用されています。
訪日外国人向けなのであれば日本人は使えないのか、というとそういうわけでもありません。日本人でも、日本人向けの「FREE Wi-Fi PASSPORT」へ登録をおこなうことで利用することが可能ですので、日本人だからといって諦めていた人にも朗報です。
FREE Wi-Fi PASSPORTの概要
この「FREE Wi-Fi PASSPORT」とは、2015年に携帯キャリアであるソフトバンクモバイル株式会社がサービスを開始した公衆無線LANサービス(フリーWi-Fi)です。
前述したとおり、フリーWi-Fiの「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、「訪日外国人向けのサービスではあるものの、日本人でも日本人向けのものを利用すれば問題なく利用することが可能です。
大手の通信会社SoftBankが提供しているフリーWi-Fiですので、安心して利用することは可能なものの、暗号化されているわけではないため金融機関へのログインなど重要な情報を送信するのにはあまり向いていません。
なお、「FREE Wi-Fi PASSPORT」に登録する場合に必要な携帯電話番号は、070、080、090から始まる携帯の電話番号です。
電話番号で登録するのは嫌という場合、国内キャリア(SoftBank、Y!mobile、docomo、au、UQ)の携帯のメールアドレスを所持しているのであればそちらでの登録も可能となっています。
FREE Wi-Fi PASSPORTの使い方
では、フリーWi-Fiの「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、日本人の場合どのような使い方をするのか、登録/ログイン方法を含め使い方の説明に移ります。
Wi-Fiのスポット検索方法
フリーWi-Fi「FREE Wi-Fi PASSPORT」のWi-Fiスポットを検索する場合、基本的には「SoftBankのお父さんのWi-Fiステッカー」もしくは「BBモバイルポイント」のステッカーがはられている場所を探せば問題ありません。
今から行く場所に「FREE Wi-Fi PASSPORT」があるかどう確認したい、という場合は、下記サイトへアクセスしてその場所を検索してみましょう。
新規登録方法
フリーWi-Fi「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、利用するためには新規登録してログインをおこなう必要があります。
なお、「FREE Wi-Fi PASSPORT」への登録/ログイン共に、「FREE Wi-Fi PASSPORT」のフリーWi-Fiスポットがある場所でおこなう必要がありますので、「FREE Wi-Fi PASSPORT」が利用できる場所へ行ってからおこないましょう。
「FREE Wi-Fi PASSPORT」への登録方法や使い方はスマホ・PC共通です。
まずはスマホやパソコンのWi-Fi画面を開き、「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」を探して選択してください。表示される中に「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」がありますが、こちらは訪日外国人向けのものですので、こちらでの接続はできません。
「FREE Wi-Fi PASSPORT」へのログイン画面が表示されるのを待ちましょう。1~2分ほど必要です。ログイン画面が表示されたら「初めての方はこちら」をタップします。
携帯電話で登録する場合は022-207-8181へ電話をかけ、自動音声で初期パスワードを取得します。
メールアドレス(キャリアのメールアドレスのみ)で登録する場合は「こちらから」をクリックしてメールアドレスを登録し、初期パスワードを取得します。これで登録が完了となります。
なお、スポットによっては「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」が表示されても「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」が表示されないこともありますので、その点注意が必要です。
ログイン手順
「FREE Wi-Fi PASSPORT」へログインする場合、ログインIDへ登録した電話番号もしくはメールアドレスを、パスワード欄には取得したパスワードを入力して「ログイン」をタップしてください。「接続できました」と表示されればログイン完了となります。
ログインできない時の対処法
なお、このログインIDとパスワードは90日間利用することができます。90日を経過するとこのIDとパスワードでは利用することができなくなりますが、新規登録の手順を再度おこなうことでログインすることが可能となります。
使い方自体も「FREE Wi-Fi PASSPORT」に接続してしまえば後は普通にネットを利用するだけですので、難しいことはありません。
また、前述した日本語のログイン画面が表示されない場合、それは利用しているのが「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」の場合だと思われます。
日本人向けのものは「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」ですので、こちらがない場合はその場所では利用できないと考えましょう。
FREE Wi-Fi PASSPORTを利用する際の注意点
さて、「FREE Wi-Fi PASSPORT」を含めフリーで利用できるWi-Fiを利用する上でいくつか注意点があります。
セキュリティに注意
よく「フリーWi-Fiは危ない」と言われていますが、これは暗号化がされておらず誰でも接続できるため、という理由があります。公衆無線LANというのは不特定多数の人が利用するものなので、あえて暗号化されていないとも言えます。
そのフリーWi-Fiを通してハッキングをおこなうことも可能なので、「FREE Wi-Fi PASSPORT」を利用する場合、重要な情報のやり取りやログイン(特に銀行関係)は避けるようにしておきましょう。
IDには有効期限がある
また、「FREE Wi-Fi PASSPORT」のIDとパスワードには90日間という期限があります。
この期限を過ぎた場合改めて新規登録する必要がありますので、「FREE Wi-Fi PASSPORT」へ過去に登録したことがあるかどうかに関わらず、90日経過後はまた登録をおこなってからログインをしてください。
自動接続される場合は削除
もし「FREE Wi-Fi PASSPORT」に自動接続される場合は、そのWi-Fiネットワークを削除しましょう。保存済みのネットワークに入っていればその場で削除が可能です。
なお、そのネットワークに接続できる環境下にないと削除できない場合もありますので、その場合は近くの「FREE Wi-Fi PASSPORT」スポットまで出向いて削除をおこなってください。
さけたほうがよいこと
前述したとおり、フリーWi-Fiというのは危険が潜んでいます。そのため、利用する上でセキュリティ上問題のあることは避けましょう。
金融機関へのログインなど重要な情報を扱うことと避けるほか、暗号化通信がされていない「http://~」のサイトへのアクセスもあまり推奨しません。
また、乗っ取りなどを避けたい場合は、SNSなどログインしなければならないサイトの利用も避けたほうが無難です。
避けるべき内容が多すぎる、と感じる人も多いでしょうが、フリーWi-Fiはあくまでネットに繋げることを目的としているものです。
SNSなどをセキュリティを気にせず利用したいのであれば、VPNの利用やモバイルルーターの利用など、安全面を考えた行動をとってください。
最後に
「FREE Wi-Fi PASSPORT」は、「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」へ接続すれば日本人でも利用できる公衆無線LAN(フリーWi-Fi)です。セキュリティ上の不安はあるものの、Wi-Fiを利用したいとと考えたとき、気軽に利用できるものでもあります。
セキュリティの面の脆弱性は考慮に入れつつ、ネット環境が必要となった際に接続できるものだということを覚えておくと便利ですので、そういった機会に利用してみてください。