Cinebench(シネベンチ)は、CPUのベンチマークソフトとして多くの人に使われているものです。自身のパソコンのパフォーマンスを確認したいときにはCinebench(シネベンチ)がとても便利なので、ダウンロード方法と使い方についてこの記事で解説します。
パソコンのパフォーマンスを確認したいとき、便利なソフトとしてCinebench(シネベンチ)というものがあります。
Cinebench(シネベンチ)とは一体どういうソフトなのかについての説明からしていきます。
Cinebench(シネベンチ)とは、そのパソコンのCPUのスコアを測定することができる無料のベンチマークソフトです。
ベンチマークとはIT業界において、パソコンのハードウェアやソフトウェアのパフォーマンス(処理性能)の評価をすることを言い、Cinebench(シネベンチ)はそれを実行してくれる無料のソフトなのです。
なお、Cinebench(シネベンチ)にはR15、R20、R23があります。R15とR20とR23ではどのような点が違うのか、これから利用しようとしている人にとっては謎に感じる部分があるかと思います。
Cinebench(シネベンチ)のR15、R20、R23というのはそれぞれCinebench(シネベンチ)のバージョンです。Cinebench(シネベンチ)ではR15が長く使われていましたが、そのバージョンアップ版としてR20、さらにバージョンアップ版としてR23という形になります。
Cinebench(シネベンチ)R15とCinebench(シネベンチ)R20の間でも違いがあり、Cinebench(シネベンチ)R20は測定の際にCinebench(シネベンチ)R15に比べてレンダリングの際に8倍の処理性能及び4倍のメモリ容量が必要となりました。
CPUのシングルコア性能やコア数などが上昇してきていることもあり、そういったCPUに対応することを目的としてより複雑かつ高負荷な内容となったのです。
そんなCinebench(シネベンチ)R20よりさらにバージョンアップしているのがCinebench(シネベンチ)R23です。Cinebench(シネベンチ)R20よりも更に複雑かつ高負荷な内容となっています。
Cinebench(シネベンチ)R23ではこれまではAdvanced Optionで表示させる必要があったシングルCPUテストのベンチマークテストについても直接可能になっています。
それぞれの負荷が異なることもあり、Cinebench(シネベンチ)のR15、R20、R23それぞれの互換性はなく、スコアの比較もできません。Cinebench(シネベンチ)のバージョンで表示されるスコアは各バージョン内での確認が前提となっているためです。
Cinebench(シネベンチ)R15までは対応していたCPUのR15での結果と、R23から対応しているCPUのR23での結果からそれぞれの性能を比較したいという場合に利用することはできません。
なお、Cinebench(シネベンチ)のR23の対応CPUは次のとおりとなっています。
Cinebench(シネベンチ)に対応しているCPU | ||
---|---|---|
メーカー | 型番 | |
Intel | Intel Pentium 4 | Intel Pentium 4 D |
Intel XEON | Intel Core 2 | |
Intel Core i7 | Intel Core i5 | |
ntel Core i3 | Intel Celeron | |
Intel Celeron D | ||
AMD | AMD Sempron | AMD Athlon 64 |
AMD Opteron | AMD Phenom | |
AMD FX | AMD Ontario | |
AMD Zacate | AMD Kabini | |
AMD Temash | AMD Beema | |
AMD Mullins | AMD Llano | |
AMD Trinity | AMD Richland | |
AMD Kaveri |
では、Cinebench(シネベンチ)はどのように導入するのか、ダウンロード/インストール方法の仕方の説明に移ります。
Cinebench(シネベンチ)の導入は、2つの種類があります。1つはCinebench(シネベンチ)の配布会社であるMAXONのサイトから直接ダウンロードする方法、もう1つは各OSのアプリストアからCinebench(シネベンチ)を導入する方法です。
MAXONから直接Cinebench(シネベンチ)をダウンロードする場合は下記リンク先へアクセスしてください。
「CINEBENCH R23 OFFLINE INSTALLER」をクリックして、OSにあったCinebench(シネベンチ)をクリックしてダウンロードをおこないましょう。
ダウンロードしたCinebench(シネベンチ)のZipファイルを展開してください。これでダウンロードが完了します。
各OSのアプリストアからCinebench(シネベンチ)を導入する場合、下記リンク先からおこなってください。ここではWindows版Cinebench(シネベンチ)の場合のやり方で解説します。
上記のようなポップアップが表示されますので「Microsoft Storeを開く」をクリックしてください。
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