こういう条件の時にこういう書式設定を利用したい、と思ったことはありませんか? Googleスプレッドシートでは条件付き書式を利用することができます。背景や文字色の色付け等ができるGoogleスプレッドシートの条件付き書式の機能の使い方について解説していきます。
こういう条件の時は毎回こういう書式設定にしたい、となった時、いちいち手動で設定を変更して色付けしたりするのは面倒という方も多いでしょう。
Googleスプレッドシートでは、条件付き書式を設定し、セルの書式設定を設定した特定値で判別して自動で色付けなどを行うことができます。その機能を利用した複数の条件での使い方も可能となっています。
まずは、Googleスプレッドシートで条件付き書式の機能の使い方の基本について説明していきます。
Googleスプレッドシートでの条件付き書式の設定手順ですが、まずは条件付き書式の設定画面を開きましょう。条件付き書式の設定画面は「表示形式」の「条件付き書式」から開きます。
条件付き書式の設定画面が表示されます。
Googleスプレッドシートでの条件付き書式の設定範囲の指定は「範囲に適用」の部分から可能です。
条件付き書式の設定・変更画面を開く前に範囲を指定していれば、自動的に設定範囲が入力されています。範囲指定せずに条件付き書式の設定・変更画面で手入力しても問題ありません。
なお、条件付き書式の設定・変更画面を開いてから範囲指定をする場合は、緑色の格子ボタンでマウスを使って範囲を指定することが可能です。
Googleスプレッドシートの条件付き書式の設定条件は「書式ルール」のうち「セルの書式設定の条件」で指定することになります。指定できる内容に関しては後述します。
条件付き書式のスタイルを指定する場合は、「書式設定のスタイル」の部分で行います。太字、斜体、下線、取り消し線、テキストの色、セルの塗りつぶしの色を設定することができます。デフォルトではセルの塗りつぶし設定が薄い緑色になっています。
先ほど説明を飛ばした、Googleスプレッドシート条件付き書式の設定時にセルの書式設定の条件に指定できる項目についてここで説明していきます。
それぞれの機能を一覧にすると下記の表の通りになります。
条件 | 条件2 | 入力値 |
---|---|---|
空白 | - | - |
空白ではない | - | - |
次を含むテキスト | 値または数式 | |
次を含まないテキスト | 値または数式 | |
次で始まるテキスト | 値または数式 | |
次で終わるテキスト | 値または数式 | |
完全一致するテキスト | 値または数式 | |
日付 | 本日 | |
明日 | ||
昨日 | ||
過去1週間以内 | ||
過去1か月以内 | ||
過去1年以内 | ||
正確な日付 | 値または数式 | |
次より前の日付 | 本日 | |
明日 | ||
昨日 | ||
過去1週間以内 | ||
過去1か月以内 | ||
過去1年以内 | ||
正確な日付 | 値または数式 | |
次より後の日付 | 本日 | |
明日 | ||
昨日 | ||
過去1週間以内 | ||
過去1か月以内 | ||
過去1年以内 | ||
正確な日付 | 値または数式 | |
次より大きい | - | 値または数式 |
以上 | - | 値または数式 |
次より小さい | - | 値または数式 |
以下 | - | 値または数式 |
次と等しい | - | 値または数式 |
次と等しくない | - | 値または数式 |
次の間にある | - | 値または数式 & 値または数式 |
次の間にない | - | 値または数式 & 値または数式 |
カスタム数式 | - | 値または数式 |
カスタム数式は、条件付き書式にもともとある条件以外で指定したい場合に利用します。日付が曜日の時に背景色を変えたい、複数の条件を指定したいなど、何らかの関数で条件を指定したい場合に重宝するものです。
では、Googleスプレッドシートで条件付き書式を設定し、特定値に自動で色付けする機能の使い方の説明に移りましょう。
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