「ヤフオク!」には、一般アカウントとストアアカウントと2種類あり、ヤフオク!にストアとして出品するためには、Yahoo!JAPANが定める参加条件を満たすことが必須となっています。今回はストアアカウントとしての出品のメリットやデメリットを解説します。
「ヤフオク!」とはYahoo!JAPANが提供する国内シェアの約80%を占める国内最大級インターネットオークションサービスです。その「ヤフオク!」には、一般アカウントとストアアカウントと2種類あります。
「ヤフオク!ストア」とはYahoo!JAPANが定める基準をクリアした法人または個人事業主の店舗のことを言います。最近の「ヤフオク!ストア」の成長率は高く落札総額は前年比110%超えとなっています。
「ヤフオク!ストア」に認定されると「ヤフオク!」に店舗として出店できるようになります。「ヤフオク!ストア」とはいわば、ビジネスとして利用したい方向けのサービスとなっています。
「ヤフオク!ストア」とは、Yahoo! JAPANが定める参加基準を満たした法人または個人事業主のことを言います。「ヤフオク!ストア」によるオークションにはストアアイコンが表示されます。
さらに「ヤフオク!ストア」には代表者名や連絡先の住所、電話番号、メールアドレスなどが公開されています。ストアという名が付いているように文字通り店舗としてヤフオク!で活動することになるため、個人事業主と比べると必然的に注目度も高くなります。
ヤフオク!にストアとして出品するためには、Yahoo!JAPANが定める参加条件を満たすことが必須となっています。その出店基準はヤフオク!のサイトによると以下の通りです。
「ヤフオク!ストア」申込み対象は代表者が満20歳以上の法人企業、個人事業主となりますので、個人の方は事前に税務署に開業届を提出しておく必要があります。
これらの条件を見てもわかるように「ヤフオク!ストア」は事業レベルで商品の販売や転売を行う方向けのサービスとなります。売上条件も高めに設定されていることからストア出店をするにはある程度の販売実績、転売実績が求められます。
今回は「ヤフオク!ストア」のメリット、デメリットを解説します。「ヤフオク!ストア」と「一般アカウント」の料金やサービス違いも解説しますのでぜひ参考にしてください。
「ヤフオク!」では一般アカウントでも出品は無料でできるようになりました。では「ヤフオク!ストア」と「一般アカウント」では料金面の大きな違いはあるのでしょうか?これから料金面での違いを見ていきましょう。
ヤフオク!ストアアカウントと一般アカウントの料金の違いは以下の一覧のようになっています。一般アカウントは落札システム利用料金が割高な点がわかるでしょう。
「Yahoo!プレミアム会員」に登録すれば料金は低い設定になりますが、毎月498円(税込)の月額会員費がかかる点が難点です。
「ヤフオク!ストア」アカウントであればYahoo!プレミアム会員に登録しなくても月額会員費やシステム利用料などの定額の費用負担はありません。落札システム利用料も一般アカウントよりも低い料金設定になっています。
ヤフオク!ストア | 一般アカウント | ||
Yahoo!プレミアム会員 | 非会員 | ||
月額システム利用料 | 無料 | 会員費498円(税込) | 0円 |
落札システム利用料 | ロイヤルティとして落札額7.56%(税込) | 落札額の8.64%(税込) | 落札額の10%(税込) |
出品システム利用料 | 無料 | 無料 | |
出品取消システム利用料 | 無料 | 540円(税込)/出品 | |
注目のオークション | 21.6円(税込)~/日 | 21.6円(税込)~/日 | |
ストアホットオークション | 54円(税込)/出品 | 利用できない | |
太字テキスト | 5.4円(税込)/出品 | 10.8円(税込)/出品 | |
背景色 | 16.2円(税込)/出品 | 32.4円(税込)/出品 | |
最低落札価格 | 54円(税込)/個 | Yahoo!プレミアム会員のみ108円(税込)/個 | |
贈答品アイコン 目立ちアイコン |
10.8円(税込)/出品 | 21.6円(税込)/出品 |
では次にツール面での「ヤフオク!ストア」アカウントと「一般アカウント」の違いを見てみましょう。「ヤフオク!ストア」アカウントと「一般アカウント」での一番の大きな違いは利用可能なサービスです。
ストアアカウントで出品するか個人アカウントのままで出品をするかをか迷っている場合は、まずこの利用可能なツールの違いを見て検討することをおすすめします。
ヤフオク!ストアアカウントと一般アカウントの利用可能なツールの違いは以下の一覧のようになっています。ストアアカウントの方が利用可能なツールが多いのが分かります。
ストアアカウント | 一般アカウント | |
落札者との連絡 | オーダーフォーム 連絡掲示板の利用 |
取引ナビ |
ヤフオク運営のための管理ページ | 利用可能 | 利用不可 |
商品ページ・出品一覧ページのカスタマイズ | 利用可能 | 利用不可 |
ニュースレターの配信 | 利用可能 | 利用不可 |
一括出品ツール | 利用可能 | 利用不可 |
出品点数 | 実質無制限 | 3000点 |
落札者との連絡手段として、一般アカウントでは「取引ナビ」の利用が可能です。「取引ナビ」では落札ごとに送付先情報などのやり取りを行う必要があります。一方「ヤフオク!ストア」アカウントではオーダーフォームの利用が可能になります。
オーダーフォームとはネットショップなどの購入フォームと同様に、送付先や支払い方法、要望を入力して貰うフォームでオーダーフォームの入力前と後にストアからの告知も可能でとても便利です。
1 / 4
続きを読む