【ヤフオク!】出品/落札時の手数料をくわしく解説!
「ヤフオク!」ではオークション出品時や落札時に「落札システム利用料」という手数料がかかりますが、出品する品物のカテゴリーによっては手数料の上乗せがあることもあります。今回は「ヤフオク!」を利用するにあたってかかる手数料について詳しく解説します。
目次
- 1「ヤフオク!」の手数料~オークション出品時~
- ・出品時にかかる手数料
- 2「ヤフオク!」の手数料~オークション落札時~
- ・落札時にかかる手数料
- 3「ヤフオク!」の手数料~プレミアム会員~
- ・Yahoo!プレミアム会員の手数料
- ・Yahoo!プレミアム会員月額料金
- 4「ヤフオク!」の手数料~オプション利用料~
- ・オプション利用料一覧
- 5「ヤフオク!」手数料~Yahoo!かんたん決済~
- ・ Yahoo!かんたん決済の仕組み
- 6「ヤフオク!」手数料~銀行振込~
- ・銀行振込の場合は手数料無料にできる
- 7「ヤフオク!」手数料比較~オークション出品とフリマ出品~
- ・オークション
- ・フリマ
- 8「ヤフオク!」手数料比較~ヤフオクとメルカリ~
- ・手数料について
- ・ヤフオクとメルカリの販売手数料の比較一覧
- ・合わせて読みたい!手数料に関する記事一覧
「ヤフオク!」の手数料~オークション出品時~
様々なネット上の取引市場において品物を売買する際に手数料が必要となりますが、「ヤフオク!」を利用するにあたっても手数料は気になるところです。
「ヤフオク!」ではオークション出品時や落札時に「落札システム利用料」という手数料がかかりますが、出品する品物のカテゴリーによっては手数料の上乗せがあり出費になることがあります。
出品時や落札時に必要となる手数料に関してきちんと理解しておかなければ出品する際も落札の際も最適な価格を判断できず結果的に損をすることもあります。今回は「ヤフオク!」で必要な手数料について解説します。
出品時にかかる手数料
まず「ヤフオク!」を利用するためにはYahoo! JAPAN IDが必要になります。Yahoo!のサイトから無料で登録が可能です。そして2018年11月12日から「Yahoo!プレミアム会員」でなくても「ヤフオク!」に出品できるようになりました。
これによって出品に関するコストは無料になりました。「ヤフオク!」では全てが一律の利用料・手数料ではなく、商品のカテゴリーや利用状況によって手数料が変わってきます。ではまず出品時にかかる手数料について見ていきましょう。
配送サービス利用料
「配送サービス利用料」とは対象の「ヤフオク!」で配送サービスを利用した時にかかる手数料です。
「ヤフネコ!パック」「ゆうパック」「ゆうパケット(おてがる版)」を利用した際に、宅配料金として出品者に請求される利用料となります。料金は実際に発送にかかった送料により異なります。
出品取消システム利用料
「出品取消システム利用料」とは「ヤフオク!」で入札のあるオークションを途中で取り消しする場合にかかる手数料です。出品している商品を壊した場合など出品を続けられない場合にかかり、これはペナルティーの意味が込められた金額となります。
入札者がいる場合は「出品取消システム利用料」として540円がかかり、以下のカテゴリに出品した商品を取り消す場合には、3,024円がかかりますので注意しましょう。もし入札者がいなければ、この手数料はかかりません。
- 自動車、オートバイ > 中古車・新車
- 自動車、オートバイ > トラック、ダンプ、建設機械 > 車体
- 自動車、オートバイ > バス > 車体
- 自動車、オートバイ > キャンピングカー(車体)
- 自動車、オートバイ > 部品取り車
「ヤフオク!」の手数料~オークション落札時~
では次に「ヤフオク!」のオークション落札時にかかる手数料について解説します。落札者がYahoo!に支払う手数料は無料で、落札者が考える出費は落札代金と送料の2つのみとなります。送料が出品者負担の商品ならば「落札代金」だけです。
一方で「ヤフオク!」の出品者は落札時にかかる手数料「落札システム利用料」がかかります。
落札時にかかる手数料
「ヤフオク!」では出品した商品が落札されると落札金額に応じて「落札システム利用料」がかかります。その他オプションなどの利用により料金がかかる場合があります。
また一部のカテゴリ(特定カテゴリ)は「ヤフオク!」の出品者にかかる利用料が異なりますので確認しておきましょう。
落札システム手数料
「ヤフオク!」の落札システム利用料とは出品した商品が落札されるとかかる手数料です。この手数料は取引ごとの落札額に対して計算されます。ただYahoo!プレミアム会員と非会員では以下の一覧のように違いがあります。
Yahoo!プレミアムに登録している場合、落札システム利用料が安くなります。料率は出品時のYahoo!プレミアム登録状況に応じて決まります。「ヤフオク!」出品後にYahoo!プレミアムに登録しても落札システム利用料は変わりません。
落札システム利用料 | |
Yahoo!プレミアム会員 | 落札価格の8.64% |
非会員 | 落札価格の10% |
「ヤフオク!」で商品が落札されたときにかかる落札システム利用料は代金を受け取る時に自動的に引かれます。そのため落札システム利用料を後から支払うということはありません。
受取金額はマイオークションにある「ご利用明細/支払い関連」の「Yahoo!かんたん決済受取一覧/売上金管理」で確認できます。
料金体系が異なるカテゴリ(特定カテゴリ)
「ヤフオク!」において以下の特定カテゴリは出品システム利用料が必要な場合があり、落札システム利用料も通常と異なります。そして出品する際はYahoo!プレミアムの登録が必要となります。
カテゴリ | 出品システム利用料 | 落札システム利用料 |
自動車 車体(中古車・新車) | 3,024円(税込) | 3,024円(税込) |
トラック、ダンプ、建設機械 車体 | 3,024円(税込) | 3,024円(税込) |
バス 車体 | 3,024円(税込) | 3,024円(税込) |
キャンピングカー 車体 | 3,024円(税込) | 3,024円(税込) |
自動車、オートバイ 部品取り車 | 3,024円(税込) | 3,024円(税込) |
セーリングボート | 0円 | 3,024円(税込) |
バスフィッシング用ボート | 0円 | 3,024円(税込) |
モーターボート | 0円 | 3,024円(税込) |
オートバイ 車体 | 0円 | 1,944円(税込) |
水上オートバイ | 0円 | 1,944円(税込) |
「ヤフオク!」の手数料~プレミアム会員~
前述したように2018年11月12日から、Yahoo!プレミアム会員でなくても「ヤフオク!」に出品ができるようになりました。 これによってアプリ版でもパソコン版でもコストをかけず「ヤフオク!」に出品が可能となりました。
ただYahoo!プレミアム会員と非会員では違いもありますので、その違いについて見ていきましょう。
Yahoo!プレミアム会員の手数料
Yahoo!プレミアムに登録すると以下のように「ヤフオク!」の落札システム利用料が割引になります。またオプションを設定する際や料金体系が異なる特定カテゴリの品物を出品する際にはYahoo!プレミアムの登録が必要な場合があります。
Yahoo!プレミアム会員 | 落札価格の8.64% |
非会員 | 落札価格の10% |
Yahoo!プレミアム会員月額料金
Yahoo!プレミアム会員の場合は先ほどの落札システム利用料が安くなりますが、その手数料とは別に毎月498円(税込)がかかります。Yahoo!プレミアムの会費は「ヤフオク!」利用の有無にかかわらず毎月かかってくるものになります。
毎月安定して「ヤフオク!」に出品がある場合や一つの落札価格が高い場合はYahoo!プレミアム会員の方が安くなりますが、逆にあまり出品もせず落札金額も小さい場合には、Yahoo!プレミアム会員にならずに出品した方がいいでしょう。
プレミアム会員でできる事
Yahoo!プレミアムに登録すると出品時便利なオプション機能を利用できます。Yahoo!プレミアム会員だと最低落札価格の設定や自動再出品ができますし配送方法も複数選ぶことができます。それぞれ利用可能な出品機能の違いは以下の一覧を確認してください。
機能 | Yahoo!プレミアム会員 | 非会員 |
特定カテゴリ出品 | ○ | × |
商品説明のHTMLタグ入力 | ○ | × |
出品数 | 9個 | 1個 |
終了日時 | 3時間~7日後を1時間単位で設定可 | 3時間~7日後を1時間単位で設定可 |
Yahoo!かんたん決済以外の決済方法 | 一部カテゴリで可 | × |
送料を後から連絡 | ○ | × |
送料着払い設定 | ○ | × |
配送方法設定 | 複数可能 | 1種類のみ |
「ヤフオク!」の手数料~オプション利用料~
「ヤフオク!」では出品するタイミングで有料のオプションを選択でき、使った場合のみ料金が発生する仕組みとなっています。有料オプションはYahoo!プレミアム会員が出品する際に設定できます。では「ヤフオク!」のオプション手数料について説明します。
オプション利用料一覧
「ヤフオク!」では品物の表示を有利にし購入の確率を上げるため「注目のオークション」表示や「太字テキスト」表示などのオプション機能があり、これを利用するには料金が発生します。ではオプション利用料を一覧で確認してみましょう。
オプション利用料 | |
最低落札価格 | 108.00円(税込)/1個あたり |
注目のオークション | 21.60円(税込)以上/1出品・1日あたり |
太字テキスト | 10.80円(税込)/1出品あたり |
背景色 | 32.40円(税込)/1出品あたり |
目立ちアイコン | 21.60円(税込)/1出品あたり |
贈答品アイコン | 21.60円(税込)/1出品あたり |
あなたへのおすすめコレクション | 落札価格の合計に対して計算 |
みんなのチャリティー | 設定率に応じた金額 |
アフィリエイト | 「アフィリエイトパートナー報酬」と「アフィリエイトシステム利用料」の合計 |
「ヤフオク!」手数料~Yahoo!かんたん決済~
「ヤフオク!」では落札した後にかかる手数料も考えておかなければなりません。「ヤフオク!」で手軽に利用できる支払い方法に「Yahoo!かんたん決済」というものがあります。
Yahoo!かんたん決済とは、「ヤフオク!」のオークション代金の支払いや受け取りが簡単に行える便利なサービスです。ではYahoo!かんたん決済の仕組みと手数料を無料にできる方法を紹介します。
Yahoo!かんたん決済の仕組み
Yahoo!かんたん決済とは「ヤフオク!」で取引をする際のお金のやり取りを、Yahoo!が間に入って安心安全に行えるようにするサービスです。落札者と出品者の間で直接取引をしてトラブルになる可能性も考えられます。
「ヤフオク!」で直接やり取りをした場合、振り込み先の口座を知られたりクレジットカードの情報を知られたりして悪用される恐れも考えられるかもしれません。
Yahoo!かんたん決済では、落札者が支払った代金をまずYahoo! JAPANが受け取り、その後出品者が品物を発送して落札者が受け取り連絡を行うと、出品者へ支払われるという仕組みなので安心です。
利用できる支払い方法
「Yahoo!かんたん決済」を利用できる支払い方法は以下のようになっています。
- PayPay
- クレジットカード決済
- インターネットバンキング
- ジャパンネット銀行支払い
- 銀行振込(振込先:ジャパンネット銀行)
- コンビニ支払い
- Tポイント
支払いにかかる手数料
「Yahoo!かんたん決済」で利用できる支払い方法では、手数料がかかるものがあります。その手数料について見てみましょう。
振込金額 | 3,000円以内 | 3,001円~ 6,000円 |
6,001円~ 10,000円 |
10,001円~ 30,000円 |
30,001円以上 |
PayPay | 150円 | 200円 | 300円 | 振込金額の5% | 振込金額の5% |
クレジットカード | 100円 | 204円 | 307円 | 振込金額の5.4% | 振込金額の5.4% |
インターネットバンキング | 162円 | 162円 | 162円 | 204円 | 307円 |
コンビニ支払い | 150円 | 200円 | 300円 | 振込金額の5% | 振込金額の5% |
手数料を無料にする方法
Yahoo!かんたん決済の中でも紹介したように様々な支払い方法があり、手数料がかかるものと無料になるものが混在しています。手数料が無料になる方法は以下の3つです。
- ジャパンネット銀行支払い
- 銀行振込
- Tポイント払い
手軽に無料にできるのがジャパンネット銀行振込での支払いです。落札者が支払い方法にジャパンネット銀行の口座を登録していると手数料を無料にできます。「ヤフオク!」を使う機会が多い場合はジャパンネット銀行の口座を作っておくのがおすすめです。
「ヤフオク!」手数料~銀行振込~
「ヤフオク!」での取引の際に手数料が無料になる支払い方法を紹介しましたが、ここでは銀行振込で支払う方法を解説します。
銀行振込の仕組みは「ヤフオク!」の取引ごとに専用口座である「振込先口座」が発行され、落札者が銀行窓口・ATM・インターネットバンキングなど銀行振込で代金を振り込むようになっています。
つまり銀行振込を利用すれば「ヤフオク!」の出品者は自分の口座情報を落札者に知らせることなく商品代金を受け取ることができるわけです。
銀行振込の場合は手数料無料にできる
銀行振込の場合、Yahoo!かんたん決済の手数料はかかりませんが、銀行振込手数料に関しては自己負担になる点を頭に入れておきましょう。銀行振込手数料を支払いたくない時は、他行宛振込手数料が無料になる銀行口座を持っておくことがおすすめです。
その他行宛振込手数料が無料の銀行口座は「住信SBIネット銀行」や「ソニー銀行」が代表的なところとなります。
「ヤフオク!」手数料比較~オークション出品とフリマ出品~
「ヤフオク!」に出品する際には「オークション出品」と「フリマ出品」から出品方法を選択する必要があります。「オークション出品」は以前から存在するスタンダードな出品方法で「フリマ出品」は以前までワンプライス出品と呼ばれていたものです。
ではここで「オークション出品」と「フリマ出品」の手数料を比較してみましょう。
オークション
「ヤフオク!」のオークション出品は以前から存在するスタンダードな出品方法です。
出品手数料
2018年11月12日からYahoo!プレミアム会員でなくても「ヤフオク!」に出品ができるようになり、無料でオークション出品が可能となりました。Yahoo! JAPAN IDがあればオークション出品が可能となります。
落札手数料
落札手数料としては、Yahoo!プレミアム会員と非会員では違いがあり、Yahoo!プレミアム会員であれば落札価格の8.64%、非会員であれば落札価格の10%となります。Yahoo!プレミアム会員の場合は月額498円(税込)がかかる点も忘れてはいけません。
フリマ
オークション出品であれば、入札がたくさんあっても落札設定日時まである程度の期間を待ってからの取引となりますが、フリマ出品の場合は出品者が決めた価格で出品するので、購入を希望する人が現れたらすぐに取引することができます。
ただフリマ出品で出品すると開催期間が7日間に固定され有料オプションは使えないため、オークション出品を選んだ場合に比べて商品が売れにくくなる傾向にあるとも言われています。ではフリマ出品の手数料をみてみましょう。
出品手数料
「ヤフオク!」で2017年からスタートしたフリマ出品では、メルカリのように即決価格での取引が可能となっています。元々Yahoo!プレミアム会員への登録は必要なくYahoo! JAPAN IDがあれば無料で出品可能となっています。
落札手数料
「ヤフオク!」の落札手数料として、フリマ出品もオークションと同様に非会員であれば落札手数料は10%となり、Yahoo!プレミアム会員であれば8.64%となり、オークション出品と同じ手数料がかかります。
ただフリマ出品は商品の出品が手軽です。オークション出品に比べて、出品時の入力項目が少なくてシンプルになっているのでサクッと出品できてしまうのがフリマ出品の強みだと言えるでしょう。
「ヤフオク!」手数料比較~ヤフオクとメルカリ~
今現在スマホを使って雑貨や服などを個人売買するフリマアプリはいくつも存在します。中でも若者や女性を中心に人気が高いのが「メルカリ」です。「ヤフオク!」はメルカリに対抗するためにフリマ出品をスタートさせたと言います。
「ヤフオク!」とメルカリはどちらもスマホ対応のフリマ出品がありますが、「ヤフオク!」とメルカリの手数料違いについて比較してみましょう。
手数料について
「ヤフオク!」とメルカリの手数料に関してですが、どちらも品物を落札したり購入したりするにあたって特に手数料はかかりません。そして品物を出品する側になると、それぞれ手数料がかかります。
メルカリはシンプル
メルカリの手数料はシンプルで「販売価格の10%」と決まっていて、とてもわかりやすいです。
ヤフオクは複雑
逆に「ヤフオク!」はメルカリと比べると複雑と言えるでしょう。「ヤフオク!」にはオークション出品とフリマ出品というものがあり、さらにYahoo!プレミアム会員と非会員では落札システム手数料が違います。
「ヤフオク!」は基本的に出品手数料は無料ですが、特定カテゴリに該当する品物を出品する場合は、出品手数料が必要になり落札システム手数料も異なりますので確認が必要です。
ヤフオクとメルカリの販売手数料の比較一覧
では「ヤフオク!」とメルカリの販売手数料の比較を表した一覧をみてみましょう。「ヤフオク!」の場合、特定カテゴリを出品した場合販売手数料が異なりますので注意しましょう。
Yahoo!プレミアム会員の会費は月額498円(税込)かかりますが、「ヤフオク!」に出品する時に会員登録する必要はありません。ただ、非会員の場合「ヤフオク!」の販売手数料が10%かかります。
サービス | 販売手数料 |
メルカリ | 売れた商品金額の10% |
ヤフオク!(プレミアム会員) | 落札価格の8.64% |
ヤフオク!(非会員) | 落札価格の10% |