ゲームがPCで遊べるSteamはとても便利です。SteamではSwitchのコントローラー、通称Proコンをアカウント設定から使うこともできます。Switchのコントローラーの設定方法やメリットデメリット、ベータに参加する必要があるなどの仕様をまとめました。
このページではSteamでSwitchのコントローラーを利用するにはどう設定すればいいか、その変更方法や注意点をまとめています。具体的な方法に移る前に、まずはSteamがどのようなものかについてざっと説明を入れます。
SteamはPCゲームや動画、PCで使えるソフトのダウンロードができるサイトです。PCゲーマーを中心に近年稀に見る成長をしており、世界的に抜群の知名度を誇っています。歴史は意外にも古く2003年9月にサービス開始されました。
いろいろなゲームがSteamで遊ぶことができるため、マシンスペック的に劣るPS4やSwitchなどのゲームハードを持つ必要は今や全くないと考えている人も多くいます。
Steamではビデオや編集ソフトの配信などもしていますが、メインとなるのはやはりゲームです。パッケージ商法ではないためダウンロードが済んだらすぐに遊べること、海外のゲームもいちはやく遊べるソフトが多いことが特徴としてあげられます。
また、海外のゲームはPS4やSwitchで販売する際、日本で販売ライセンスを取得した会社が代理で出版しています。日本のゲーム会社に中抜きされるため、Switchなどのゲームハードで買う場合値段が高くなりがちです。
Steamではそういった中間に入る会社がSteam以外にないため、PCさえあれば多数のゲームを遥かに安く遊ぶことが可能になります。ハロウィンセールやサマーセールなどで80%や90%引きなどの大幅な値引きをすることもあります。
Steamの概要やメリットが分かったところで、本題となるSwitchのコントローラーのボタン配置などの設定方法に移っていきます。まずはSwitchのコントローラーを使うときの注意点についてです。
まず最初の大きな注意点として、SwitchのコントローラーはSteamに正式対応されているものではありません。いきなり出鼻をくじかれるような話になってしまいますが、Steamの仕様のため仕方ありません。
SwitchのコントローラーがSteamで正式対応していないと言っても、順を追っての設定方法といくつかの小さな差異を気にしなければ問題なく使えます。
また、Switchのコントローラーのボタン配置、キーコンフィグにも注意点があります。変更せず、デフォルトの設定のまま使おうとすると、Switchのコントローラーのボタン配置はXbox仕様となってしまいます。
これはSteamのコントローラー設定がXbox基準になっていることが理由としてあげられています。AとB、XとYのボタン配置がそれぞれ入れ替わるため、Proコンを使いなれている人からすると煩わしく感じられるかもしれません。
SwitchのコントローラーであるProコンをBluetoothによって接続した場合、コントローラーの接続先はSteamとなります。
結果的にSwitchとのペアリングは解消されてしまうため、Switchでまたコントローラーを使って遊ぶ際にはペアリングしなおさなければなりません。
Steamで使ったあと、コントローラーがSwitchで使えなくなった場合はペアリングが切れている可能性が高いです。
また、Switchのコントローラーであるジョイコンにはアナログスティックがついています。ゲームのコントローラーの大多数についているアナログスティックですが、残念ながらSteamではジョイコンのアナログスティックは感知されません。
キーボード操作のときのように上下左右の移動には対応しているため、アナログ操作ができなくてもSwitchのコントローラーでゲームを遊ぶことは可能です。
後述するアカウントやベータに参加する手続き、Big Pictureモードでの設定変更を不備なく行ってもコントローラーが使えないゲームはSteam上にあります。これはSteam側の問題ではなく、ゲームを開発している側の意向や問題となります。
例えば対人ゲームでProコンが他のデバイスと比べて圧倒的に有利となるような状況が出てしまう場合、ゲーム開発側がProコンを非対応とすることもあります。
次にSteamで遊ぶためにSwitchのコントローラーを設定する手順についてまとめました。SwitchのコントローラーはジョイコンとProコンで同じ設定方法となっています。
1 / 3
続きを読む