Windows10の「BIOS」の起動手順をメーカー別に解説！

BIOS(バイオス)とは、OSやアプリと周辺機器の連携の制御、PCの初期設定や入出力の制御を行うためのプログラムの事で、PCを快適に操作するための設定を担っている大切な機能です。

BIOSとは、どのPCのマザーボードにも搭載されている大切な機能です。PCを正常に機能させるために、OSの起動や接続機器との入出力を制御してコントロールする根幹の役割を担っています。

Windows10のBIOSには、幾つもの役割があります。

BIOSにより、OSの起動メディアを変更できます。例えば、CDまたはDVDROM、HDD、USBなどの起動デバイスの優先順位を設定することができます。

HDDや光学ドライブの設定や、日付・時刻の設定の変更を行うことができます。

CPUや周辺機器の診断を行い、正常に動作しているかを確認することができます。また、CPUや周辺機器の有効/無効化の設定もできます。

BIOSにより、ブートモード(Legacy BIOS/UEIF)の切り替えを行うことも可能です。

OSが正常に起動しているなら、Windows10のBIOSを起動させる共通の方法を使用できます。

BIOS起動の共通の方法の手順をご紹介します。まずWindows10PCが正常に起動している状態で、PC画面左下のWindowsロゴマークをクリックします。

歯車アイコンをクリックして、「設定」画面を表示します。

「設定」画面一覧の「更新とセキュリティ」をクリックします。

「Windowsセキュリティ」画面の左側の中の「回復」をクリックします。

回復画面をスクロールして、「PCの起動をカスタマイズする」の項目の「今すぐ再起動」を選択します。

PC再起動後、表示されるオプションの選択画面で「トラブルシューティング」を選択します。次の「詳細オプション」の画面で「UEFIファームウェアの設定」を選択します。再起動後、システムがリスタートして、BIOSが起動します。

OSが正常に起動しない場合などは、メーカー別の起動手順に従ってBIOSを起動させる方法があります。

【メーカー別BIOS起動方法】

上記の表でも確認できるように、メーカーのほとんどはF2でBIOSを起動させることができます。

Lenovoやドスパラの一部の機種は、F1で起動します。

HPの場合は、F10で起動します。

delキーでBIOSを起動する機種もあります。

マザーボードメーカー別のBIOS起動方法もあります。

ASUSやGiga-byte、ESCやMSIのメーカーは、delキーで起動します。

IntelやASROCKのPCは、F2キーで起動します。

起動方法の手順に従って行なっても起動しない場合には、対処法を考える必要があります。

BIOSが起動しない場合の対処法とは、入力するタイミングに注意することです。特に、メーカー別にキーボードを使用して起動する場合は、PC起動時にメーカーロゴが表示されている数秒間の間にキーを連打する必要があります。

別の対処法とは、設定の状態を確認する事です。Windows上の高速スタートアップが有効設定の場合はBIOSを起動できません。

また、UEFI形式でインストールされ、マザーボードのFast Bootが有効設定の場合も起動することができませんので確認が必要です。