Macのカメラ(アプリケーション)のアクセスの許可/禁止について解説!
Macにはアプリケーションとしてカメラを認識する機能がついています。こちらはメニューからの設定でアクセスの許可や禁止などを決めることができます。Macで許可と禁止の設定をしっかりすれば、ふいにカメラが起動したりといった事故を防ぐこともできます。
目次
Macのカメラ(アプリケーション)のアクセスを許可/禁止するには?
Macにはカメラを認識する機能がついており、アプリケーションごとにアクセスを許可もしくは禁止することができます。
Macでカメラのアクセスを許可、禁止するにはシステム環境設定からセキュリティとプライバシーを選択するなど一定の手順が必要となります。このページではMacのカメラについてまとめました。
機能の仕組みと特徴
許可や禁止の設定の前に、Macの機能の仕組みと特徴をまずおさらいしていきます。Macでカメラをつけたいと思っているときに事前に知っておくことで、カメラが認識されていないなどのちのちの勘違いや不具合を防ぐことができます。
設定で変更できる
Macのカメラに関する基本的な設定はシステム環境設定、セキュリティとプライバシーを経て許可や禁止の設定ができるようになっています。
最初は複雑に見えるかもしれませんが、1度覚えてしまえば後は同じ手順で操作ができますし、何回も複雑な設定を求められるものでもありません。
アプリケーションごとに許可/禁止できる
Macのカメラに関しての設定は、後述の手順にのっとって進めることで変更することが可能です。「Aのアプリケーションのときは使いたいけど、Bのアプリケーションでは使いたくない」というときに分けて設定することもできます。
またカメラを使えるアプリケーションであっても、設定で禁止した場合カメラを利用することができません。カメラを利用するときはアプリケーションにカメラの使用を必ず許可する必要があります。
ふいにカメラが起動するのを避けられる
リモートでの仕事の打ち合わせやプライベートな会話であっても、場合によっては適切ではない場面で誤ってカメラが起動してしまうこともありえます。マイクと同じく、意図していない場所でカメラが起動してしまうのは困ります。
設定でカメラ使用を禁止にしておけば、何かあってもカメラが起動してしまうことはありません。仕事で使う重要なものであったり、普段から使うものでもそれほど使用頻度の高いものでないならば特におすすめです。
Macのカメラ(アプリケーション)のアクセスの許可/禁止方法
Macのカメラについて、次に具体的なアクセスの許可/禁止方法をまとめました。Macを利用していて新しいカメラを買ったのに使えない場合、アプリケーションにカメラへのアクセス権がない場合があります。以下の手順を参考にしてください。
メニューを開く
まずはメニュー画面を開きます。Macのメニューは画面左上のアップルマークから開くことが可能です。それ以外にも画面下のメニューバーから設定を直接呼び出すこともできます。
「システム環境設定」を開く
メニューを開いたら数ある項目の中からシステム環境設定を開きます。システム環境設定は音や画面、バッテリーなどさまざまな設定を変更、チェックするために使われます。
「セキュリティとプライバシー」を開く
システム環境設定をおしたら、次にセキュリティとプライバシーの画面を開きます。セキュリティとプライバシーの画面ではアプリケーションごとに詳細な設定が可能です。
「プライバシー」を選択する
セキュリティとプライバシーの画面から、更にプライバシーの項目を選択します。画面中央上にあるバーの右端にプライバシーの項目があります。
「カメラ」を選ぶ
プライバシーの項目を開いたら、表示された画面からカメラを選択します。Macで利用できる外部接続ツールなどの権限をここで設定することができます。
チェックをつける/外す
ここまで来てようやく、アプリケーションごとにカメラへのアクセスを許可できます。アクセスを許可しなかったアプリケーションはもちろんカメラを使うことはできません。チェックボックスにチェックをつける、はずすことで選択できます。
Macのカメラ(アプリケーション)のアクセスの許可/禁止する際の注意点
Macのカメラアクセスを許可、禁止するときには気をつけておきたいポイントもいくつかあります。思った通りにカメラを使うためにも、以下のような点に気をつけてください。
アクセスを禁止した場合の注意点
カメラにアクセスを禁止した場合の注意点として、次回以降のアクセスのときに許可を再度求められる点があげられます。
アクセスを許可or禁止するときに禁止を選んだのち、同じアプリケーションを起動しなおかつカメラが起動できる状態であったとします。その場合再度「アクセスを許可するか禁止するか」を問われるようになっています。
「カメラはつけっぱなしにしておきたい、でも特定のアプリを使うときだけ切っておきたい」という場合、アプリを起動するたびにカメラを許可するかどうかの質問が出てきてしまいます。
アクセス許可した場合の注意点
一方でアクセス許可をした場合、アプリケーションを再起動しないとカメラの設定がうまく反映されないこともあります。カメラに許可を出したのに使えないという場合、まずはアプリケーションの再起動を試してみてください。
カメラの故障やMac側に原因があると思ってしまいがちです。しかし他のアプリケーションで設定がきちんと反映されているのであれば、カメラを使おうと思っていたアプリケーションの再起動で次回以降うまく適応されることがあります。
Macのカメラ(アプリケーション)が使えない時の対処方法
前述の注意点で少し触れたとおり、アプリケーションの再起動を試すことでうまくカメラを使うことができることがあります。
しかし中にはしっかりと許可を出したにも関わらず、アプリケーションでカメラがうまく使えないことがあります。使えるカメラとして認識されていないケースもあります。
Macでカメラ機能が使えないときの対処方法をまとめました。カメラがうまく使えないときは以下の手順にしたがって対処してみてください。
設定を確認する
Macでカメラが使えない場合、設定を確認することが先決です。カメラの設定が的確なものになっているかどうか確認します。カメラを使う設定を決めるときはセキュリティとプライバシーの画面から設定ができました。
設定を確認する手順は少し異なりますが、システム環境設定から行うことは同じです。1つずつスクリーンショットと共に手順を確認していきます。
メニューを開く
まずはカメラアクセスの許可、禁止を設定するときと同じくメニュー画面を開きます。画面の左上にあるアップルマークをクリックするとメニュー画面を開くことができます。
「システム環境設定」を開く
メニュー画面を開いたら、次にシステム環境設定を開きます。ここまではカメラのアクセス許可を設定するときと一切同じであることが分かります。システム環境設定画面から少し手順が変わってきます。
「スクリーンタイム」を開く
システム環境設定の画面は上記のような画面になっています。この中からスクリーンタイムを選びます。スクリーンタイムの項目はスクリーンショットで示しているとおり、画面の中段真ん中くらいにあります。
「コンテンツとプライバシー」を選択する
スクリーンタイムを選んだら、次はコンテンツとプライバシーの項目をクリックします。コンテンツとプライバシーの欄は画面左側のメニューバーの1番下にあります。
「App」を選択する
コンテンツとプライバシーを選ぶと、画面の右側に各種アプリケーションが表示されます。Appとカテゴリという項目がある中で、Appと表示されている場所をクリックします。
設定を確認する
Appと書いてある場所をクリックすると、各種アプリケーション個別の設定を確認することができます。ここでカメラの使用状況や使用制限がオンになっていないかをチェックします。
カメラのチェックボックスにチェックが入っていれば、カメラの設定は問題なく反映されていることになります。