AndroidでシステムUI調整ツールを表示/追加する方法

Android8までは簡単に表示してアクセスできたのに、Android9以降は以前のようにアクセスできなくなってしまった機能が「システムUI調整ツール」です。この記事では、システムUI調整ツールとはどのようなもので、どうすれば表示できるのか、詳しく解説します。

システムUI調整ツールとは、AndroidのUI(ユーザーインターフェース)を調整できるツールです。ホーム画面全体のデザインや、ク イック設定ツールやステータスバーのアイコンのカスタマイズなどができます。

システムUI調整ツールでできることは具体的に次のようなことです。
 

• クイック設定ツールのパネルのカスタマイズ
• クイック設定ツールのパネルの並び替え
• クイック設定ツールのパネルの削除
• クイック設定ツールを初期状態に戻す
• ステータスバーへ表示するアイコンのカスタマイズ

AndroidでシステムUI調整ツールを表示する方法や、システムUI調整ツールへアクセスするためのショートカットを追加する方法を解説します。

AndroidでシステムUI調整ツールへのショートカットを表示する方法の1つ目は、クイック設定ツールで表示する方法です。

クイック設定ツールとはAndroidの画面を上から下に2回スワイプすると表示される、Wi-FiやBluetooth、機内モードなどのオンオフを設定できる画面のことです。

Androidでクイック設定ツールを表示すると、「設定」アプリへアクセスできる「歯車のマーク」が表示されています。歯車のマークを指で5秒以上長押しします。「システムUI調整ツールを設定に追加しました。」というメッセージが表示されます。「設定」アプリを開いて「システムUI調整ツール」が表示されていれば追加されています。

ただしこの方法ではシステムUI調整ツールを開けないように設定されているAndroidの機種もあります。メーカーや機種によっては、この方法は使えません。

この方法でシステムUI調整ツールにアクセスできない場合は、次の2つの方法のいずれかを利用します。

上記の方法でシステムUI調整ツールにアクセスできない場合には、アプリを使って強制的にシステムUI調整ツールを表示します。システムUI調整ツールを表示できるアプリには、ショートカット作成アプリと、システムUI調整ツールに簡単にアクセスするためのアプリがあります。

まずはショートカット作成アプリの使い方から解説します。ショートカット作成アプリは「ショートカット+」を利用します。

「ショートカット+」をAndroidにインストールしたら、システムUI調整ツールを設定していきましょう。

「アクティビティ」をタップします。動作保証できない旨が表示されますがそのまま進みます。

「システムUIデモモード」がシステム調整ツールのショートカットです。「システムUIデモモード」をタップします。

ショートカットを作成せずに起動するだけなら「起動してみる」をタップします。ショートカットを作成するのなら「作成」をタップします。

システムUIデモモードの作成の確認画面が表示されたら「OK」をタップします。

ホーム画面へのシステムUIデモモードの追加の確認が表示されたら「追加」をタップします。

Androidのホーム画面にシステムUIデモモードのショートカットが追加されました。このショートカットをタップすると、システムUI調整ツールへ一発でアクセスできます。

システムUI調整ツールはAndroid9以降はGoogleが設定した仕様によってアクセスできなくなりました。しかし、ユーティリティは存在していることから、システムUI調整ツールにアクセスするためだけのアプリが配布されています。システムUI調整ツールを表示するアプリを使う方法を解説します。

今回利用するアプリは「System UI Tuner」というアプリです。

System UI TunerをAndroidにインストールしたらアイコンを起動してみましょう。

システムUI調整ツールが表示されます。