2022年04月08日更新
楽天モバイルがiOS15「プライベートリレー」に注意喚起!課金発生を防ぐには?
楽天モバイルがiOS15に搭載されたプライベートリレーの機能に対して注意喚起を行いました。iOS15のプライベートリレーをオンにするとRakuten Linkでの通話に課金されてしまうとのことです。この記事では楽天モバイルで気をつけるべき点について解説します。
楽天モバイルがiOS15「プライベートリレー」に注意喚起!
新機能がいろいろと搭載されたiOS15がリリースされました。iOS15の新機能として注目されているのがプライベートリレーですが、楽天モバイルからユーザーに向けてプライベートリレーに関する注意喚起がなされています。この記事では、楽天モバイルでiPhoneを利用しているユーザーが気をつけるべきプライベートリレーについて詳しく解説します。
iOS15の「プライベートリレー」とは?
iOS15に搭載されたプライベートリレーとはどのような機能なのでしょうか。
「iCloud+」のプライバシー保護機能
iOS15に初めて搭載されたプライベートリレーとは、iPhoneからの接続を暗号化してWebサイトやプロバイダがプライバシー情報を収取できないようにするための機能です。iCloudの有料プランのiCloud+を契約すると利用できるようになります。
楽天モバイルで課金になってしまう仕組み
楽天モバイルがiOS15のプライバシー保護機能であるプライベートリレーを使うと、楽天モバイルユーザーは完全通話無料になるはずが課金されてしまうと注意喚起しています。本来無料のはずの料金が課金されてしまう仕組みとはどのような仕組みなのでしょうか。
「Rakuten Link」アプリを利用した通話も無制限でかけ放題のはずが…
楽天モバイルを通信キャリアとして選択すると、ユーザーはiPhoneに標準搭載されている電話機能ではなく、Rakuten Linkのアプリで通話をします。Rakuten Linkアプリからの通話は、国内通話は完全無料で利用できます。海外から日本の電話番号へ楽天モバイルユーザーが電話をかけるのも完全無料になります。
通常は通話料がかかる電話での通話を完全無料にできる仕組みは、Rakuten Linkでの電話は電話回線ではなくデータ通信回線を利用しているためです。
iOS15のプライベートリンクを利用して通信を暗号化してしまうと、Rakuten Linkから発信された電話のユーザー情報が取得できなくなってしまいます。そのために、Rakuten Linkを使っても課金されてしまう可能性があるのです。
ドコモやソフトバンクも注意を喚起
課金発生を防ぐ方法
iOS15のプライベートリレー機能については、ドコモとソフトバンクも注意喚起を行っています。
ドコモではプライベートリレーをオンにすると、dアカウントの認証ができなくなる恐れがあるとしています。dアカウントの認証ができなくなることで、パスワードの確認、2段階認証の設定、dアカウントの利用履歴などが利用できなくなる可能性があります。
ソフトバンクでは、動画SNS放題の利用者がプライベートリンクを利用してしまうと、利用対象外となりデータ消費量がカウントされてしまう恐れがあるとのことです。また、ウェブ安心サービスのフィルタリング機能が利用できなくなる可能性があるということです。
ドコモとソフトバンクの利用者もプライベートリンクの利用は控えたほうがいいでしょう。
課金発生を防ぐ方法
iOS15で楽天モバイルユーザーの電話での通話や、ソフトバンクの動画SNS放題の利用者が課金されるのを防いだり、ドコモユーザーがdアカウントを利用できるようにするためには、iPhoneでoOS15のプライベートリレー機能を開場する必要があります。
プライバシー保護機能としては優れているものですが、課金される恐れの高い人は早めに解除しましょう。
設定アプリから解除
iOS15のプライベートリレーを解除する方法を解説します。iOS15のプライベートリレーを解除する手順はiPhoneの設定アプリで進めます。iPhoneの設定アプリを開きましょう。
設定アプリの一番上の名前の「Apple ID」をタップします。
「iCloud」をタップします。
「プライベートリレー」をタップします。
プライベートリレーの設定画面に入ります。プライベートリレーを利用している場合にはこちらガオンになっています。オフにするとプライベートリレーを解除できます。