TikTok(ティックトック)の危険性と安全な使い方!登録しないで見れる?

中国発のアプリケーションの危険性などはよく話題となりますが、中国発のアプリにはTikTok(ティックトック)も含まれます。TikTok(ティックトック)の危険性とはどの程度のものなのか、安全に利用する方法やTikTokに登録せず見る方法などを解説していきます。

TikTok(ティックトック)の危険性と安全な使い方!登録しないで見れる?のイメージ

目次

  1. 1TikTok(ティックトック)の危険性と安全な使い方
  2. TikTok(ティックトック)の危険性
  3. TikTok(ティックトック)が危険だといわれている理由
  4. TikTok(ティックトック)の安全な使い方
  5. TikTok(ティックトック)のアカウント未登録でできること
  6. TikTok(ティックトック)を利用する際の注意点
  7. 最後に

TikTok(ティックトック)の危険性と安全な使い方

若年層に人気のショート動画投稿ができるSNS「TikTok(ティックトック)」は、軽に動画投稿ができる反面、一時期利用を禁止する国が出るなどその危険性も話題となりました。

TikTok(ティックトック)の危険性

中国発のアプリであるTikTok(ティックトック)は、漠然と「危険がある」と認識しているだけで詳しく知らないという人もいるでしょうが、中国発のアプリという部分も含めプライバシーの問題も危険視されています。

未成年でも利用できる?

TikTok(ティックトック)の利用規約上は、アカウントの作成は13歳以上であると決められており、中学生で13歳の誕生日を迎えなければ原則利用できません。ただし、対象でない小学生などでも親の管理下で条件付き使用をすることは可能です。

TikTok(ティックトック)が危険だといわれている理由

TikTok(ティックトック)が危険だと言われている理由は様々です。

禁止年齢が規定されている

前述したように、TikTok(ティックトック)を利用することができる年齢は原則として13歳以上です。TikTok(ティックトック)の利用禁止年齢未満での利用が運営に分かると、アカウント停止になることがあります。

動画の投稿から個人情報が特定されるリスク

TikTok(ティックトック)では動画を投稿しますが、その動画には自身の個人情報が含まれていることも理解しておきましょう。

はっきりしたものではないしちょっとした映り込みだからプライバシーも侵害されないだろうと思う人もいるかと思いますが、最近の画像解析技術はそんなちょっとした情報で住所などの個人情報を特定できてしまいます

有名な建物や施設の名前はもちろん、ちょっとしたお店の名前などでも個人情報になり、個人情報などを集約して検索し、ストーカー行為されることもあります。これは他のSNSでもある事例です。

動画の場合は写真以上に音などの情報もあるなど情報量も多いため、そういった部分にも気を配って動画投稿をしてください。

動画を二次利用される危険性

TikTok(ティックトック)の動画はダウンロードして端末内に保存することができます。プライバシー設定をしていても、検索すれば外部のダウンロード保存サイトが出てきますし、そこを利用して保存できるため、万全とはいえません。

保存された動画を二次利用された場合、著作権の問題だけでなく個人情報の拡散となることもあります。意図しないところで自身の顔などがさらされる危険性もあるわけです。

また、一度拡散されればそれを完全に削除することは不可能で、保存する人が多いほど更に拡散される危険性すらあり、その悪用の確率も高くなります。

DM機能などを出会い目的で使用している人がいる

TikTok(ティックトック)には、動画の投稿ができるだけでなく、利用者と投稿者の間でコミュニケーションをとることができる機能があります。DM機能などがその一例で、それを出会い系目的で使用している人もいます。

TikTok(ティックトック)の投稿者は10代の人が多いですが、利用者=10代とは限りません。検索すれば閲覧できる公開アカウントの場合は特に、自分の年齢などを偽って出会い系目的で声をかける人もいるという危険性もあるため注意が必要です。

炎上や誹謗中傷の可能性

SNSで怖いのは、意図しない形で炎上したり、自身が誹謗中傷を受けたりすることです。動画の投稿に対して悪質なコメントをしたり、DMで誹謗中傷などの言葉を送ってきたりするなど、悪質なユーザーもいます。

検索すればヒットしてしまう以上、動画の投稿内容によっては炎上して、それによって心無いコメントなどを送られることも考えられないわけではありません。TikTok(ティックトック)に限定されるものではないものの、これも危険性の1つと言えるでしょう。

ネットストーカーに狙われる

ネットストーカーというのは、ネット上でつきまとうような行為をする、ストーカー化した人のことを言います。

コメントなどで相手に好意を寄せている内容を執拗に送るようなものが典型例ですが、そのアカウントの個人情報を匿名の掲示板などに貼り付けたりするものも含まれます。

個人や知人などでの解決は危険性が高いため、もしネットストーカー行為にあった場合は警察や弁護士といった第三者の力を借りるようにしてください。

迷惑行為にあたる場合も

TikTok(ティックトック)に投稿するための動画を撮影しようと躍起になるひともいるかと思いますが、その行為自体が危険だったり、危険性はなくても周りの人の迷惑になっていたりすることもあります。

できるだけ良い映像を撮りたいと思っている人も多いですが、それだけのために立ち入り禁止区域に入ったり、人の私有地に入り込んだりという迷惑行為があるという声も少なくありません。意図しない人物が写り込無事でトラブルになるおそれもあります。

自分さえ良ければいいという考えではなく、周りに配慮した撮影をしましょう。

アメリカが中国のTikTokは安全上のリスクがあると発表

TikTok(ティックトック)は中国のByteDance(バイトダンス)社が開発したSNSサービスです。中国性アプリに関して危険性を気にしている人も多いでしょうが、実際TikTok(ティックトック)には脆弱性があるという見解がなされています。

TikTok(ティックトック)では2019年2月に13歳未満で保護者の管理下のもとTikTok(ティックトック)を運用しているユーザーの個人情報を、保護者の同意を得ずに収集していたということもありました。

それもあってか、2020年9月に安全保障上の脅威になるとして、中国のTikTok(ティックトック)の利用を禁止するという大統領令が出されています。

法的根拠が弱いことでもともと差止め命令がされていた上、大統領が変わったことでその禁止令も撤回されていますので政治色の濃いものだったとは言っても、個人情報の流出を防ぐための代替案の検討はなされました。

中国発のTikTok(ティックトック)の危険性はいまだグレーなままと言えるでしょう。

TikTokが無断でクリップボードの内容を読み取っているという過去も

今は改善されている危険性も過去のTikTok(ティックトック)にあり、それが無断でクリップボードの内容を読み取っていた、というものです。

クリップボードというのはコピーしたテキストなどを一時的に保管しておく場所のことでで、有り体に言えば、コピーした電話番号や住所なども読み取れていたということにもなります。

TikTok(ティックトック)側は「同じ内容を投稿するなどのスパム行為を識別するための機能が起こした物」という見解で、現在配信されているバージョンのTikTok(ティックトック)にはクリップボード内容の読み取り機能は消去されています。

しかし、前例がある分危険性を危惧する声はどうしても安全に利用できないかもしれないという心配は消えないのが現状です。

TikTok(ティックトック)の安全な使い方

TikTok(ティックトック)を個人情報などの漏洩を気にせず安全に利用する場合の使い方の説明に移ります。

TikTok(ティックトック)は登録しないで見れる?

プライバシーに関してはSNSにより範囲は様々とは言え利用されていないわけではありません。それらを気にしないよう「そもそもTikTok(ティックトック)に登録しなければ問題ないのでは?」と思う人もいるでしょう。

TikTok(ティックトック)は会員登録無しで見れるのかというと、登録なしでも見れます。ただし、会員/アカウント登録しているときより機能は制限されます。

視聴だけなら登録しないで利用可能

TikTok(ティックトック)の動画だけを見るだけ、ということであればTikTok(ティックトック)への会員登録なしで利用可能です。TikTokの利用規約を見ればわかりますが、アカウント登録をすると複数の会社に自身の情報が共有されることになります。

個人情報を知らないうちに利用されることが安全面で不安なのであればアカウント登録無しで利用するほうが無難です。

非公開アカウントを利用する

アカウントを非公開にする

アカウント登録による個人情報の共有は他のSNSでもあることだしあまり気にしない、という人もいます。限定した相手にのみ投稿する動画を公開したい場合はTikTok(ティックトック)を非公開アカウントで利用してください。

非公開アカウントにすることで、自身が承認していないユーザーは投稿した動画を視聴することができません。プライバシーの問題を気にせずに済む相手や顔出ししても問題ない相手だけに限定できるため、プライバシーの侵害の危険性は少なくなります。

顔出しや個人を特定できる投稿をしない

多くの人に動画を見てもらいたいけれどプライバシーなどの安全性は気になるということであれば、動画投稿をするにしても顔出しをしない、個人を特定できるプライバシー侵害の原因になるような投稿をしないことが重要です。

前述したように動画は静止画以上に情報量が多いですので、投稿前に入念にチェックし、必要があればぼかしなども入れましょう。

コメント入力や動画のダウンロードは不可に設定

安全フィルターの設定

誹謗中傷などの防止、動画の二次利用を防ぐため、コメント入力や動画のダウンロード保存などができないよう、TikTok(ティックトック)のプライバシー設定も変更しておきましょう。

プライバシー設定はプロフィールページのメニューから開いたプライバシー設定中の「安全フィルター」から設定できます。

禁止事項やマナーに注意

TikTok(ティックトック)にアップロードする動画の撮影時も、撮影地の禁止事項やその場所の利用マナーなど、他者の迷惑にならないようよくチェックした上で利用してください。お店によっても撮影禁止などもあるため、必要に応じて確認するようにしましょう。

ペアレンタルコントロールを使用する

ペアレンタルコントロールの設定

未成年がTikTok(ティックトック)を利用する場合には、保護者によるペアレンタルコントロールも必要に応じて利用してください。DMの受信制限なども設定可能ですので、お子さんを守るため、保護者の人の安心のためにも必要に応じて活用してください。

TikTok(ティックトック)のアカウント未登録でできること

TikTok(ティックトック)の危険性を鑑みて安全に利用するためアカウント未登録での利用を検討する人向けに、アカウント未登録でも可能なことも紹介します。

動画の視聴/保存/共有

前述したように、TikTok(ティックトック)の動画の視聴はアカウント登録なしでも可能です。また、動画の保存や共有もすることができます。

ただし、動画の保存ができないように設定されているものはTikTok(ティックトック)の画面上から保存できないためその点は理解しておきましょう。

ユーザーやハッシュタグの検索

TikTok(ティックトック)にアカウント登録しているユーザーの検索や、投稿時に付けられているハッシュタグ・キーワードなどでの検索もできます。

気になる動画の検索をしたい、このユーザーの動画を見たいので検索したい、という場合も、TikTok(ティックトック)へのユーザー登録無しでできますので、合わせて利用してください。

いいね

TikTok(ティックトック)のブラウザ版からいいねをすることはできませんが、アプリ版のTikTok(ティックトック)であればアカウントなしでもいいねすることができます。

動画の撮影や作成

また、投稿はできないものの動画の撮影や作成はできます。ただし、撮影・作成した動画を保存するためには一度投稿する必要があるため、動画を保存したい場合はTikTok(ティックトック)のアカウント登録が必要です。

コメントの閲覧

アカウントなしでもコメントは見れる

TikTok(ティックトック)のアプリからであれば、動画へのコメントをチェックすることもできます。ブラウザ版ではできません。

コメントを送る場合はブラウザ版であれアプリ版であれTikTok(ティックトック)アカウントが必要ですので、あくまでできるのは閲覧だけです。

アカウントを登録しないとできないこと

プロフィール設定などアカウントなしではできない

ここまで軽く触れていますが、TikTok(ティックトック)アカウントに登録しなければ動画の投稿やコメントの投稿はできません。また、いいねはアプリからすることはできるものの、いいねの管理についてはアカウント登録しないとできません。

その他、当然ながらプロフィールの登録や編集もTikTok(ティックトック)のアカウント登録がなければできません。検索など「見る」ことしかアカウント登録なしでしかできないため注意が必要です。

TikTok(ティックトック)を利用する際の注意点

TikTok(ティックトック)を利用する上での注意点について最後に説明しておきます。

投稿した動画はデジタルタトゥとして残ることを理解

投稿した動画は、投稿した時点でデジタルタトゥとして残ります。投稿したけれど何かしら気になって削除した、見たのも数人だけと思っても、それは完全に消えたわけではなく、どこかしらに残っています。

内容によってはトラブルにもなることもありますので、投稿する前に一度考えてください。

未成年の場合は個人情報に注意

未成年者に限らないことではあるものの、特にということで未成年での利用の場合は個人情報が写り込まないよう注意が必要です。

前述したように個人情報はどこから漏洩するか分かりません。ちょっとした一言、ちょっとした映り込みなどからバレかねませんので、どこまでが個人情報になるか判断できない未成年の人は特に注意して利用してください。

顔出しする場合は注意する

顔は個人を特定できる個人情報です。顔出しをしている動画も多いですが、顔出し動画ほど危険性の高いものはありません。

前述したように投稿した動画はデジタルタトゥとして半永久的に残ります。顔出し動画が悪用されたり二次利用されたりすることもありますので、そのリスクも理解した上で顔出し動画のアップロードしてください。

プライバシーは保護されていないと思って利用する

ここまで様々な危険性を説明してきましたが、TikTok(ティックトック)の利用はプライバシー保護はされていないものと思って利用したほうがいいです。顔出し動画もそうですが、その他にも嫌がらせ目的で利用されることも少なくありません。

それでなくても中国発のアプリということも含め、プライバシー保護されることなく、下手をすれば収集されているかもしれないという危険性は過去にも考えられていましたので、今もその可能性があるかもしれないと思って自衛することが重要です。

最後に

中国発のSNSサービスアプリであるTikTok(ティックトック)は、TikTok自体だけでなくそのSNSの性質もあってプライバシー保護関連の危険性が多いです。

TikTok(ティックトック)の特性上のもの危険性の他、アプリそのものの危険性も考えられないわけではありませんので、自身の個人情報漏洩などがないよう気を配るなどする必要があると思って利用してください。

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この記事のライター
八千草 蛍
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