2019年01月21日更新
Mac画面を録画(動画キャプチャ)する方法【音声入り】
Macをお使いの皆さんは、普段画面キャプチャ機能は使っていますか?画面キャプチャ機能は、画像も動画もとれる便利な機能です。今回の記事では、画面キャプチャで画像や動画を撮影する方法をお伝えしていきます。Macをお使いの方はぜひご覧ください。
目次
- 1Macの画面キャプチャでスクリーンショットを撮影する方法
- ・macOS Mojave で「shift + command + 5」を使う
- 2【Mac】スクリーンショット用のその他のキーボードショートカット
- ・画面全体を取り込む
- ・ウインドウを取り込む
- ・画面の選択した部分を取り込む
- ・メニューを取り込む
- ・Touch Barを取り込む
- 3Macでスクリーンショットができない場合の対処法
- 4Macで音声入り動画を録画/キャプチャする方法
- ・必要なもの
- ・使用する無料ソフト
- ・導入手順
- ・録画手順
- 5Mac経由でiOSやAndroidのキャプチャ動画を撮影する方法
- ・iOS
- ・Android
- ・併せて読みたい!Macに関する記事一覧
Macの画面キャプチャでスクリーンショットを撮影する方法
皆さんは、パソコンは何をお使いでしょうか?以前まではパソコンといえばWindowsが主流でしたが、Apple社によって開発された「Mac」パソコンも徐々に広まっていき、今ではMacパソコンを使う方も多く見られるようになりました。
Macパソコンはとても便利な機能が多いですが、その中でも画面をキャプチャし、画像や動画として保存ができる機能が特に優秀です。
Windowsでも、パソコンの画面内を画像として保存することができるスクリーンショット機能はありますが、Macではより便利にスクリーンショットで画像を保存することができます。
Macの画面内のキャプチャは、実は無料で簡単に使うことができるのです。今回の記事では、無料でMacのスクリーンショット機能を使ってキャプチャ(静止画)をとる方法。
そしてMacの画面内をキャプチャして動画をとる方法をご紹介します。Macのスクリーンショットやキャプチャ機能は、様々なところで活用ができます。
どれも無料利用できる機能ですので、普段Macをお使いの方はぜひMacのスクリーンショット・キャプチャの方法をこの記事で習得して利用してみてください。
macOS Mojave で「shift + command + 5」を使う
Macの無料でスクリーンショットを撮る方法は、大きく分けて2つあります。ひとつめは、「MacOS Mojave」を導入している人向けの方法です。「shift + command + 5」を同時押ししてみてください。
すると、上記の画像のようにスクリーンショット・キャプチャの機能が一式にまとまったオンスクリーンコントロールというものが表示されるようになります。これを利用すれば、Macのキャプチャ機能を一通り操作することが可能です。
ショートカットキーが覚えるのが面倒だという方は、Macのオンスクリーンコントローウの使用がおすすめです。起動のためのショートカットキーさえ覚えてしまえば、後は簡単に操作が可能ですので覚えてみてください。
画面全体を取り込む
Macのオンスクリーンコントロールで画面全体を取り込みたい時は、一番左端にある箇所をクリックします。そこをクリックすると、マウス(ポインタ)がカメラマークに変わります。
ポインタがカメラマークに変わったら、画面上をクリックしてください。すると、Macの画面全体がキャプチャされてスクリーンショット画像がMacのデスクトップ上(デフォルト状態)に取り込まれているかと思います。
ウインドウを取り込む
Macで開いているウインドウを画面キャプチャしたい場合は、左から2番目の箇所をクリックします。すると、Macのポインタが再びカメラマークに変わります。その状態で開いているウインドウを選択していきます。
ポインタを合わせれば、そこが青く反応するので分かりやすいと思います。Mac上のウインドウを選択し、クリックすれば画面がキャプチャされます。
画面の選択した部分を取り込む
Macの画面全体やウインドウごとでなく、表示されている画面の一部分をキャプチャしたいという時があるかと思います。その場合は、左から3番目の点線のようなマークをクリックします。
すると、マウスが範囲指定のポインタに表示されます。十字に表示されているので、ポインタの変化も分かりやすいかと思います。ポインタが変化したら、範囲をクリックとドラッグ操作で指定してください。
ドラッグしてマウス(タッチパッド)離すと、その時点で範囲指定がキャプチャされます。スクリーンショット画像として範囲画面が保存されているはずですので、とれているか確認をとってみてください。
メニューを取り込む
メニューの画面キャプチャの仕方は、ウインドウ画面のキャプチャ方法とほぼかわりはありません。Macのメニュー画面を表示した状態でオンスクリーンコントロールを開くとメニューのスクリーンショットが取り込めるようになります。
この時、Mac画面全体をキャプチャしたいのか、ウインドウ画面をキャプチャしたいのか、また範囲を指定したいのか任意の方法で先ほどの手順を踏んでください。
マークアップ/共有/保存する
保存に関しては、画面をキャプチャしスクリーンショットを撮った時点で一時的に保存されます。この時、下にサムネールが表示されていますが、そのままにしておけば確定保存となりMacに保存がされているかと思います。
そのほか、共有などに関してはキャプチャしたスクリーンショットを開けば操作を行うことが可能です。上記の画像のように、四角と矢印が組み合わさったようなマークをクリックします。
すると、共有先の選択ができるようになります。ほか、サムネールを「control」キーを押しながらクリックすると削除などのほかの操作が選択できるようになります。キャプチャした画像や動画を共有したい場合は、ぜひこの機能を使ってください。
設定を変更する
Macでの画面キャプチャは、スクリーンショットを保存すると自動的にデスクトップ画面に保存されるようになっています。保存先などをMacの「ターミナル」で変更することが可能です。下記の内容を、ターミナルの画面内にコピペして使ってみてください。
【保存先変更】
$ defaults write com.apple.screencapture location ~/『フォルダ名』/
【画像形式変更】
$ defaults write com.apple.screencapture type 『pngやjpgなど任意の形式』
【Mac】スクリーンショット用のその他のキーボードショートカット
オンスクリーンコントロールでは画面をキャプチャして、スクリーンショットや動画を撮影することが可能です。動画はともかく、スクリーンショット機能はよく使う機能かと思います。
そんな画面キャプチャ機能を、もっと手短に済ませたい方も多いかと思います。そういった方には、オンスクリーンコントロールではなく「ショートカットキー」で画面をキャプチャする方法がおすすめです。
続いては、ショートカットキーで画面キャプチャをする方法を説明していきたいと思います。
画面全体を取り込む
ショートカットキーで操作をすれば、マウスクリックなどの手間が省けて一瞬で画面のキャプチャが可能です。画面全体をスクショしたい場合は、「shift + command + 3」を同時押しします。
すると画面全体がキャプチャされ、指定した保存先(デフォルトであればデスクトップ)にスクリーンショット画像が保存されているはずです。確認してみてください。
ショートカットキーでのキャプチャは、音がないので少々分かりづらいかもしれません。しかし、キーを覚えてしまえば一番手早くキャプチャがとれる方法です。ぜひ覚えてみてください。
ウインドウを取り込む
ウインドウをキャプチャしたい時は、「shift + command +4」を同時押ししながら、さらにスペースキーを押してください。すると、表示されているウインドウを選ぶことができるようになります。
このように、青く選択画面が表示されるので分かりやすいかと思います。キャプチャしたウインドウを選択してください。
オンスクリーンコントロールでは、起動させてからクリックして選択という少し多めの手順でしたが、ショートカットキーではショートカット+選択と手間が少し省けるので、時間短縮になります。
画面の選択した部分を取り込む
キャプチャしたい範囲を選択したいという場合は、「shift + command +4」を同時押ししてください。すると、キャプチャする範囲の指定をするためのポインターが表示されます。
先ほどの範囲指定と同じように、十字での表示がされるので分かりやすいかと思います。クリック・ドラッグで範囲指定の操作が可能です。
ドラッグした時にマウスをはなせば、その時点で画面がキャプチャされます。指定フォルダかデスクトップに、画像が保存されていると思いますので確認をしてみてください。
メニューを取り込む
メニュー画面をキャプチャしたい時は、基本的に操作方法は同じです。メニュー画面を表示した上で、画面全体キャプチャか、ウインドウキャプチャか、範囲指定キャプチャか。それぞれのショートカットキーを押して操作してください。
Macのウインドウ画面や範囲指定だと、少々手が忙しないな感じた方は全体でキャプチャをとり、あとから画像を切り取るなどの手段もあります。自分にあったキャプチャ方法を選んでみてください。
Touch Barを取り込む
こちらの方法は、Touch BarとMacOS・Sierra10.12.2以降のものを導入したMacパソコンをお使いの方のみ使える方法になります。
「shift + command +6」を同時押しすると、MacのTouch Barに表示されている画面をキャプチャし、画像として取り込むことが可能です。スクリーンショットは、指定フォルダかデスクトップへ保存されているはずです。確認してみてください。
以上の方法で、無料かつ簡単に画面をキャプチャして画像をとることができます!Macのオンスクリーンコントロールでは、動画キャプチャも可能ですが動画にするのであれば「音声」までキャプチャしたい方が多いと思います。
ただキャプチャ動画をとるだけでは、音声をともに撮ることはできません。
上記の方法以外で、無料かつ簡単に音声つきで画面をキャプチャして動画をとる方法も実はあるのです。そちらの方法は、後程くわしく説明していきます。
Macでスクリーンショットができない場合の対処法
Macでは画面をキャプチャし、スクリーンショットや動画をとることが可能です。しかし、時々それが上手くいかないこともあるようです。Macでスクリーンショットが上手くとれない時の対処法としては、まず「キーを見直すこと」が挙げられます。
画面のキャプチャ方法は、shiftとcommandのほかには、数字ボタンを押すことになります。その数字を間違えていたり、誤って「F3」などを押したりはしていませんか?
案外、こういったミスでスクショがとれない!ということもあるようです。Macでキャプチャができないな、と感じたら押しているキーボードを確認してみてください。
また、Macではデフォルトのスクショ保存先が「デスクトップ」になっています。しかし、デスクトップがいっぱいいっぱいだと、キャプチャした画像がデスクトップ上にないということもあります。
この時には、デスクトップを整理したり、保存先を変更する必要があります。スクリーンショット用のフォルダを作成し、保存先を変更することで改善がされます。
キャプチャが上手くできないという方は、これらの設定を見直してみてください。
Macで音声入り動画を録画/キャプチャする方法
Macでは、簡単にキャプチャをとって動画を撮影することもできます。しかし、音声についての設定などを変更しないと、キャプチャをとっても無音状態の動画になってしまいます。キャプチャをとるのであれば、音声もしっかり録っておきたいと思います。
音声は別録りにして、後々動画編集で音声と組み合わせるということも可能です。しかし、できればそういった手間は省きたいと思う方が多いと思います。
続いては、キャプチャをとりつつしっかり音声も備わった状態で動画を撮影する方法をご紹介したいと思います。ゲーム実況動画などを録りたいとお考えの方は、ぜひ確認してみてください。
必要なもの
動画を撮影するためには、必要となるソフト・アプリがあります。キャプチャ動画を撮影するだけであれば、インストールする必要はありませんが、音声つきの動画を撮影したいとお考えの方は必要なソフトを準備しなければなりません。
しかし、どれも無料で用意することができます。無料でインストールも利用も可能なので、お手軽に導入することが可能です。
使用する無料ソフト
画面をキャプチャしながら音声付きの動画を撮影するためには、どういったソフトを準備しなければならないのでしょうか。
必要になるソフトはまず、動画をとるための録画ソフト。音声に関するソフトになります。画面と同様に音声までキャプチャをしたいのであれば、「ステレオミキサー」などの機能が必要になります。
Windowsにはステレオミキサー機能があるのですが、Macにはありません。そのため、似たような機能をもったソフトをインストールする必要があるのです。
QuickTime Player
まず用意するのはこちらです。「QuickTime player」という録画アプリになります。こちらで動画を撮影するようになります。こちらのアプリは、もともとMacに入っているものなので改めて準備をする必要はありません。
QuickTime playerは元々入っているアプリの一覧に入っているはずです。確認してみてください。Macをはじめ、スマホ端末の画面キャプチャも可能な有能動画撮影アプリです。
Soundflower
続いて用意するのは、Soundflowerというソフトです。画面・音声ともにキャプチャしたいのであれば、Macに必ずインストールする必要があります。このソフトは、設定することで録音・動画録画ソフトに内部の音を拾わせることができる機能をもっています。
動画だけでなく、普段通話などで「相手に自分の聞いている音を聞かせたい」という時などにも使用できます。音声キャプチャには必須のソフトなので、動画収録には欠かせません。
LadioCast
LadioCastというソフトも、音声キャプチャには必要なものです。このソフトは、Soundflower側で流れている音声データを、別のオーディオに流すためのものです。
Soundflowerと組み合わせる機会が非常に多いソフトです。今後使う機会が多そうであれば、SoundflowerとLadioCastはともに設定方法を覚える必要があります。
動画や生放送等にも使えるものですので、これを機に使ってみたい人はLadioCastの設定手順を確認していってください。
導入手順
画面・音声をともにキャプチャし、動画にするためには上記のソフトを導入する必要があります。それぞれ、公式サイトからのダウンロード・インストールが可能です。全て無料でインストールすることができます。
インストールが終わったら、後はそれぞれ設定をしていく必要があります。導入・設定手順についてをお伝えしていきます。
それでは、Soundflower・LadioCast・QuickTime playerの順に確認していきます。
システムサウンド設定
Soundoflowerを設定するためには、Macのサウンド設定を変更する必要があります。システム環境設定から、サウンドの変更は可能です。音声キャプチャの動画を撮るためには必須の過程になります。
システム環境設定のアイコンを開くと、Macのサウンド設定があるかと思います。アイコンは上記のように表記がされています。こちらをクリックして、音声設定の変更をしていきます。
音声設定には、出力と入力などの設定があります。Soundflowerは、出力側での設定が必要になります。音声をキャプチャし、動画に反映させるためには出力設定を「Soundflower(2ch)」にしておきます。
LadioCast
出力設定をSoundflowerに設定したら、次はLadiocastの設定になります。こちらでは、入力1の部分は「Soundflower(2ch)」に設定する必要があります。
LadioCastでは、自分のマイク音声を音として聞くこともできます。自分の声を動画内に入れたい場合は、自分の声がMac内で聞こえるような状態にしておく必要があります。そういった設定をできるのが、このLadioCastというソフトなのです。
SoundflowerとLadioCastでの音声設定が終わったら、続いては動画の録画アプリの設定に移ります。
QuickTime Player設定
続いては、動画の録画アプリ、QuickTime playerの設定です。QuickTime playerの使い方は非常にシンプルです。
起動させるとこのようなインターフェイスが表示されます。真ん中のRECボタンの隣に、矢印のような、チェックマークのような箇所があるのが分かりますでしょうか?こちらをクリックすると、マイク(出力)の設定が可能です。
こちらもSoundflower(2ch)にしておく必要があります。QuickTime player、Ladiocast、サウンド設定それぞれSoundflowerに設定することになります。
録画手順
Macで使用する動画撮影アプリの設定が全て終わったら、いよいよ動画の撮影に入ります。QuickTime playerは、非常にシンプルなインターフェイスなので操作に迷うことはあまりありません。
動画撮影を開始したい時は画面収録で真ん中にあるRECボタンをクリックすると、動画撮影がスタートできます。
QuickTime playerのRECボタンをクリックすると、キャプチャ収録に関しての指示が表示されます。画面全体キャプチャはクリック、画面の一部キャプチャであれば、その箇所をドラッグすることで動画撮影が開始されます。
動画撮影を停止したい場合は、メニューバーにある停止ボタンをクリックという流れになります。
停止ボタンをクリックしたり、QuickTime playerを終了させると動画の保存画面に移ります。
動画を保存する際は、名前をつけて保存ボタンをクリックします。デフォルトであれば、動画の保存場所はQuickTime playerのフォルダに保存されます。
別の場所に動画を保存したい場合は、場所のところから保存場所を選んでください。
Mac経由でiOSやAndroidのキャプチャ動画を撮影する方法
番外編として、Macを経由してスマホ端末の画面を撮る方法をご紹介します。最近では、スマホでもアプリゲームなんかが多いです。そのアプリゲームを実況する動画もYouTubeなどでよく見かけます。
そういった実況動画などにこの方法は使うことができます。そういった動画をとってみたいという方は、この動画撮影方法をぜひためしてみてください。
iOS
iPhoneなどのiOSであれば、Macパソコンと繋ぐことでそのまま画面をキャプチャすることが可能です。動画撮影アプリは、同じくQuickTime playerを使用するようになります。
Macと繋ぐことで、ミラーリングという方法で端末の画面内をキャプチャして動画をとることができるのです。カメラ設定を端末名に変えるだけなので、とても簡単です。
音声についても、Soundflower・LadioCastなどのソフトがなくても大丈夫です。マイク設定の中に、接続している端末名があるのでそちらを選択してください。
Android
Android端末の場合は、Macとの関連性がないため繋いだだけでは動画をとることができません。しかし、Android Tool for Macというアプリを使用すれば、Androidでも画面キャプチャが可能です。
端末を繋いだ状態でカメラボタンを押せば、Androidの画面がキャプチャされスクリーンショットが撮れます。隣のビデオマークを押せば、もちろん動画を撮ることもできます。
Macでは、このようにキャプチャ画像・動画をとるための様々な便利機能があるのです。
Macで画面キャプチャをする方法は以上になります。近頃では、キャプチャをすることで実況動画をあげたりする方も多いです。そのことで、自分も動画をとってみたいと考える方は多いかと思います。
Macをお持ちの方であれば、以上の方法で簡単に画面キャプチャができますし、動画をとることもできます。また、LadioCastなどのフリーソフトは動画以外でも別の使い方ができます。
無料で高品質なキャプチャ画面・動画をとることができますので、ぜひ試してみて下さい。