2019年02月11日更新
【Mac】隠しファイル・フォルダーの表示/非表示切り替え方法
Macには普段は表示されない隠しファイルなどがあることをご存知でしょうか? 普段は操作できないその隠しファイル、隠しフォルダーですが、Mac上で干渉できる方法がございます。 ここでは、Macでの隠しファイル、隠しフォルダーの表示の仕方をご紹介いたします。
目次
- 1【Mac】隠しファイル/フォルダーとは?
- ・大事なファイルを誤って消さないようにするために設定されている
- 2【Mac】ターミナルで隠しファイル/フォルダーを表示する方法
- ・「Finder」を使ってmacの隠しファイルを表示する
- 3【Mac】ターミナルで隠しファイル/フォルダーを表示/非表示に切り替える方法
- ・「Finder」を用いてMacの隠しファイルや隠しフォルダーを非表示にする方法
- ・「Funter」で表示/非表示を切り替える
- 4【Mac】ショートカットキーで隠しファイル・フォルダーの表示/非表示切り替え方法
- ・Cmd + Shift + . (dot)を入力する
- 5【Mac】隠しファイル・フォルダーを表示し続ける設定値の変更
- ・ローンチャーから、ターミナルを起動
- ・「write」と入力して書き換えを実行
- ・終わりに
- ・合わせて読みたい!Macに関する記事一覧
【Mac】隠しファイル/フォルダーとは?
Macには、ゴミ箱やライブラリなど、不可視設定がされている隠しファイル、隠しフォルダーというものがあります。
大事なファイルを誤って消さないようにするために設定されている
隠しファイル、隠しフォルダーとは、Macのシステムで不可視設定がされているファイルやフォルダーのことで、誤操作によって内容が変更されないように設定されているものです。
【Mac】ターミナルで隠しファイル/フォルダーを表示する方法
Macで隠しファイルや隠しフォルダーを表示する方法の一つとして、ターミナルで実施する方法があります。ここでは、その方法をご紹介いたします。
「Finder」を使ってmacの隠しファイルを表示する
MacでFinderから辿っていきコマンドを実行すると、隠しファイルや隠しフォルダーを表示することができます。
「Finder」から「アプリケーション」さらに「ユーティリティ」と進む
MacのホームからFinderを起動し、アプリケーション>ユーティリティの順で進みます。
「ターミナル.app」を起動
ユーティリティを表示すると、その中にターミナル.appがありますので、これを起動します。
コマンド「 $ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE」と入力
ターミナルを起動すると、コマンドプロンプトが表示されますので、コマンド「$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE」と入力してください。
お手数でしたらこの記事からコピー&ペーストすることで、よりスムーズに作業が進みます。
「Finder」のプロセスを終了させるために「 $ killall Finder」と入力
上記のコマンドを実行しましたら、設定を適用させるためにコマンド「$ killall Finder」を入力して、一度Finderを終了します。
隠しファイル/隠しフォルダーの確認
再度Macのホーム上でFinderを開きますと、隠しファイルや隠しフォルダーが表示されています。
【Mac】ターミナルで隠しファイル/フォルダーを表示/非表示に切り替える方法
Macのターミナルを使うことにより、逆に隠しファイルや隠しフォルダーを非表示にすることもできます。
「Finder」を用いてMacの隠しファイルや隠しフォルダーを非表示にする方法
隠しファイルや隠しフォルダーを再度非表示(デフォルトの設定)に戻す場合は、表示にした時と同じようにコマンドプロンプトを表示して操作を進めます。
コマンドプロンプトが表示されましたら、コマンド「$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE」と入力します。
上記コマンドを実行した後、こちらも設定を適用させるためにコマンド「$ killall Finder」と入力し、一度Finderを終了します。
再度Macのホーム上でFinderを開きますと、隠しファイルや隠しフォルダーが非表示になっております。
このように、コマンドプロンプトで実行するコマンドの最後を「TRUE」にするか、「FALSE」にするかによってMacで隠しファイルや隠しフォルダーを表示、非表示にすることができます。
「Funter」で表示/非表示を切り替える
Funterとは、Macで隠しファイルや隠しフォルダーの表示、非表示を切り替えるためのアプリです。ターミナルからコマンドを使って表示、非表示を切り替える方法とは違い、クリックのみで簡単に切り替えることができるのがこのアプリのポイントです。
ここでは、このアプリをMacで使う際の方法をご紹介いたします。
「Funter」をインストール
FunterをMacにダウンロードするために、以下のURLへアクセスします。
ページ下部にある「Download Funter Free」をクリックすると、ダウンロードが開始されます。その後ダウンロードしたFunter.dmgを起動します。
インストールした「Funter」を「Applications」移動
FunterをApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップしてインストール完了です。
「Funter」を起動する
Macのホーム上からFinder>アプリケーションと移動し、Funterを起動します。
メニューの上部をクリックして「Show Hidden Files」を選択
Welcome to Funterというポップアップが表示されますので、メニューバーにある円型のアイコンをクリックします。
すると上図のようなメニューが表示されますので、Show Hidden Filesをクリックして、設定をオン(緑色)にします。
フォルダーを確認する
Show Hidden Filesがオンになっている状態でMacのフォルダーを開くと、隠しファイルや隠しフォルダーが表示されるようになっています。
逆にMacの隠しファイルや隠しフォルダーを非表示にする場合はShow Hidden Filesをオフ(灰色)の状態にするだけで非表示にすることができます。
【Mac】ショートカットキーで隠しファイル・フォルダーの表示/非表示切り替え方法
コマンドプロンプトで隠しファイル、隠しフォルダーの表示、非表示を切り替えることもできますが、Macはショートカットキーで切り替えることも可能です。ここでは、ショートカットキーでの切り替えの方法をご紹介いたします。
Cmd + Shift + . (dot)を入力する
Macのホーム上からFinderを起動し、任意のフォルダーへ移動します。ショートカットキー「command + shift + .(dot)」を押します。押しにくい場合は「command」と「shift」を先に押してから「.」を押すとうまくいきます。
するとMac上に隠しファイルや隠しフォルダーが表示されます。非表示にするにはもう一度同じショートカットキーを押せば非表示に変わります。
【Mac】隠しファイル・フォルダーを表示し続ける設定値の変更
Macのフォルダー上で隠しファイルや隠しフォルダーを常に表示し続けたい場合、コマンドを実行することによってデフォルト表示に設定することができます。
ローンチャーから、ターミナルを起動
ターミナルからコマンドプロンプトを表示し、コマンド「$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles YES」と入力して実行することによって、設定が完了します。
「write」と入力して書き換えを実行
そのあと、writeと入力し適用します。これで設定は完了です。なお、元に戻す場合は上記のコマンドの「YES」を「NO」に変えることで変更されます。
終わりに
Macで隠しファイルや隠しフォルダーを表示することのできる様々な方法をご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
隠しファイルなどを表示する方法には、人それぞれに相性がありますので、自分に合った方法で隠しファイルや隠しフォルダーの表示、非表示を変更することをお勧めします。