「LINE LIVE」の危険性についてくわしく解説!
気軽にライブ配信ができるのがLINE LIVEです。LINE IDとの連携で友だちと楽しむのにもピッタリなLINE LIVEですが、危険性も気になります。個人情報が漏れる原因や危険性、何かあったときの対処法などLINE LIVEについてまとめました。
目次
「LINE LIVE」とは
LINE LIVEはその名の通り、ライブ配信ができる配信アプリです。友だちに見せる他アーカイブの保存もされているためライブ配信を見逃した、時間が取れなかったという人も後で楽しめる便利なものです。
サービス概要
LINE LIVEの危険性がテーマの記事ですが、その前にまずはLINE LIVE自体の概要について触れていきます。LINE LIVEが提供しているサービス内容や危険となる原因が分かれば対処法も分かってくるかもしれません。
LINE LIVEはLINE IDを持っている人であれば、誰でもちょっとした手続きを踏んでライブ配信ができるようになります。非常にハードルが低いことから人気となり、LINE ID自体も無料で取得できるため話題となっています。
LINEのライブ配信サービス
LINE LIVEは今や誰でも知っているであろうLINEが提供しているサービスの一環です。ライブ配信と聞くとYouTubeやTwitch、あるいはニコニコ動画などを思い浮かべる人も多いかもしれません。
確かにどれも有名なサイトですし、中でもYouTubeは抜群の知名度を誇っています。YouTuberという単語が生まれるほどに、YouTubeのライブ配信が世に与えた影響は大きいです。
一方でLINEもライブ配信サービスをやっており「とりあえず配信がしてみたい」という人には他のライブ配信サイトとも遜色ない満足度が得られます。
著名人の配信に注力
著名人の配信に意欲的なのもLINE LIVEの特徴です。有名配信者のライブ配信はトップページにも記載されているため、一目でどの配信者がオンエアしているか分かるようになっています。
お笑い芸人や有名YouTuber、タレントなど数多くの芸能人や有名人がライブ配信をしています。少しの操作で有名人のリアルタイム配信を見ることができる上、自分の付けたコメントを有名人が拾ってくれるかもしれません。
他サービスとの違い
他のライブ配信サイトと比べると有名人が配信していることがきっかけになったり、LINE LIVEはやったことがなくてもLINEのアカウントだけは持っていたりということが多いです。
LINEであれば何となく使い勝手は知っているし、「いきなり1人で配信するのは気が引けるから友だちを呼んで楽しみたい」という人にも人気があります。
その友だちにもLINE IDを持っている人がほとんどということもあり、他の配信サイトよりも気軽に飛び込めるのが魅力となっています。
「LINE LIVE」の危険性~友だちへの通知~
LINE LIVEの概要が分かったところで、次は危険性についてです。LINE ID自体は多くの人が持っているため、始めようと思えば誰でも今すぐに配信をすることができます。
しかしだからこそ以下のような注意点をしっかり守って、トラブルの原因となるものを排除する必要があります。
通知に注意
LINE LIVEの1つ目の危険性として通知の仕様があります。LINE LIVEはデフォルトの設定のままだとLINEで友だちになっている全員にライブ配信の通知が行ってしまいます。
「知り合いが来て恥ずかしい」程度であればまだよいですが、「仲の悪い知り合いに放送を嗅ぎつけられて視聴者全員の前で住所をバラされた」など個人情報が漏れることもあります。
デフォルトで友だち全員に通知
デフォルトだと友だち全員に通知がいってしまうため、初期設定のままライブ配信を始めてしまうと取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
原因は通知が友だちに届いてしまうことですから、通知を飛ばさないようにするなど、個人情報を守るために対処法をしっかりと知っておく必要があります。
タイムラインにも自動投稿
またLINE LIVEの通知はタイムラインにも自動的に投稿されてしまいます。通知やタイムラインには載ってほしくないという人もいます。対処法として、設定からタイムラインの公開設定も事前に確認しておくことで防ぐことができます。
住所や本名、学校名などの特定も
動画配信サイトでの活動が原因で、自分の本名や通っている学校の名前、果てには住所などが特定されてしまうということはよくあります。人気配信者になればなるほど、配信期間が長くなればなるほどこの危険性は高まります。
もちろんこれはLINE LIVEだけの問題ではありません。しかし自分と普段付き合いのある友人や親類にまで配信の通知が届いてしまうことで、他サイトよりもその危険性は高いと考える人もいます。
「LINE LIVE」の危険性~出会い利用~
LINE LIVEの危険性について、友だちへの通知やタイムラインへの投稿があげられました。LINEは気軽に友だちを追加できる分、何かあったときに心ない人によって個人情報が漏れることもあります。
出会い利用に注意
LINE LIVEを出会いの場として利用している人も多くいます。それ自体は悪いことではありませんが、「出会いを求めて使っている人も多くいる」という事実は知っておくに越したことはありません。
相手から「自分の放送を見に来てほしい」などしつこくからまれた場合は設定からプッシュ通知をOFFにすることで煩わしい受信をなくすことができます。
出会い目的の視聴者が集まる
LINE LIVEはLINE IDとチャンネル開設だけすればすぐにライブ配信ができるため、出会い目的の視聴者も特に女子の放送には多く集まります。コメントやプレゼントなどのシステムがそれを加速させているのも事実です。
子供の利用は特に危険
上記のような出会いを求めている大人が多くいることを考えると、未成年女子などの子供を持つ人にとってはいつか手を出さないか心配になるコンテンツと言えます。
LINEを知っている人にとっては配信設定が簡単なこと、初期設定が個人情報をばらまいてしまう原因になりかねないこと、出会いを求めている人が多いことなど子供にとって複数の危険性を孕んでいます。
「LINE LIVE」の危険性への対処法
LINE LIVEの危険性について理解できたところで、続いては対処法についてです。注意すべき原因の他、その対処法が分かれば無用な問題に巻き込まれずに済みます。
原因自体は前の項目で既に分かっているため、具体的に防ぐ方法をまとめました。LINE LIVEを始める前に一読することで、思いがけぬトラブルを防ぐことができます。
危険性の原因と対応策
LINE LIVE上で注意すべき原因はほとんどがその設定にあります。デフォルトの設定は多くのアプリで「みんなが満足できる設定」であることがほとんどなのですが、LINE LIVEにおいては違います。
「よくわからないから設定はおまかせで」とならずに、しっかり1つずつ設定を抑えていくことがコツです。特に子供や妹弟など、LINE LIVEの危険性をいまいち理解できていない人がまわりにいるときは注意です。
通知を切る
LINE LIVEの中でもトラブルの原因となりやすいのはやはりこちらです。こっそり放送しようと思っていたのに家族や友だち、特に仲のよくないクラスメートにまで放送している内容が知られてしまうのはいただけない人もいます。
LINEやTwitterのアイコンに色が点いているときは公開や通知がされることを意味します。友だちと一緒に放送を楽しみたいときはもちろん問題ありませんが、人知れず放送したいと思っているときはアイコンの色に注意です。
色自体はタップやクリックをすることで消せるため、放送する前は毎回確認しておくことをおすすめします。
個人情報を流さない
2つ目は単純なものですが個人情報を流さないように注意するというものです。後述するLINE IDとの連携が原因で流出してしまうこともありますが、通っている学校の名前や近所にある施設について話すことも特定につながります。
ライブ配信の中には「地震が起きたあと、緊急警報のサイレンによって住んでいる場所が特定されてしまった」というケースもありました。個人情報については普段からしっかりと注意しておく必要があります。
LINE IDと連携させない
PCの場合もスマホの場合も、ライブ配信の前には必ずLINE IDと連携させる必要があります。連携してチャンネルをつくらないとライブ配信ができないため、これらは必要な準備と言えます。
放送用の捨てアカならばまだしも、何となく面倒だからという理由で普段使いしているアカウントを連携させてしまうことはおすすめしません。上記のような思わぬ通知に繋がってしまうためです。
そもそも連携されていなければ個人情報が漏れる可能性もぐっと低くなります。普段使っているアカウントを連携させようとしている人は、本当にそれが必要かどうか1度確認しましょう。
子供に使わせない
連携と共に「子供がLINEでどこの誰と繋がっているか不安」という人にはそもそもLINEを使わせない、あるいは格安SIMのスマホを持たせることも1つです。
格安SIMは年齢認証をクリアできないのがほとんどのため、IDから友だちを追加することを防げます。もちろんいくつか抜け道はあります。しかし出会いを求めている人は、すぐに連絡を交換できないという状況を嫌がることが多いため、一定の効果が望めます。