LINEのトーク/通話は海外でも使えるのか解説!
LINEは無料で簡単に使える人気の通話アプリですが、LINEのトークや通話は海外でも利用できとても便利です。テキストやスタンプなどのトークはもちろん、写真や動画の送信も問題なく行えます。接続が安定していれば海外からのビデオ通話も可能です。
目次
- 1LINEのトーク/通話は海外でも使えるか
- ・海外でも国内と変わらず使用可能
- ・海外でも使える2つのLINE電話・通話機能
- 2LINEの海外での通話品質
- ・通話の品質は接続したネットワーク環境に依存する
- 3LINEのトーク/通話を海外で使う際の注意点
- ・Wi-Fi接続をする
- ・スマホの設定は機内モードにする
- 4LINE以外の電話に海外から通話する方法
- ・LINE Outを利用する
- 5LINEのトーク/通話を海外で使った場合の料金
- ・Wi-Fi接続時なら無料で利用可能
- ・LINE Outは最初の5分は無料
- 6LINEのトーク/通話を海外で使えない時の対処法
- ・違うWi-Fiに接続する
- ・場所を移動する
- ・合わせて読みたい!LINEに関する記事一覧
LINEのトーク/通話は海外でも使えるか
LINEは無料で簡単に使える人気の通話アプリです。最近は普段から携帯電話のキャリアの電話を使わずにLINEで無料通話ばかりを利用している人が多いのではないでしょうか?
LINEは日本国内だけでなく海外旅行をしたり仕事で海外に行ったりする際、気軽に日本や海外への国際通話ができたりテキストや写真の送信ができたりととても便利なアプリです。
今回は、LINEは海外でも十分に使えるのか、通常の通話やビデオ通話なども無料でできるのか、など海外でのLINEのトークや通話について解説します。海外でLINEのトークや通話を無料で利用する設定方法も詳しく解説しますので参考にしてください。
海外でも国内と変わらず使用可能
LINEトークや通話は旅行先の海外でも国内と変わらず利用ができます。テキストやスタンプの送信はもちろん、写真や動画の送信も問題なく行えます。海外で撮った写真などもすぐに日本の友達に送れるのは嬉しいですね。
テキスト/写真の送信やビデオ通話も可能
海外ではLINEでテキストや写真の送信だけでなく、LINEを使っている者同士で利用できる「無料通話」も利用可能です。普通に海外に国際電話をかけると30秒ごとに30円〜200円の料金がかかりますが、LINEを使えば無料で電話をかけることができます。
さらに通信が安定していればビデオ通話も可能です。海外でビデオ通話が使えるなら、現地の観光地やお店を写して説明をしたりお土産を選んで貰ったりすることもできるでしょう。
海外でも使える2つのLINE電話・通話機能
海外でも使えるLINEの通話機能は大きく分けて2つあります。「LINE無料通話」と「LINE Out 」です。
「LINE無料通話」とはLINEをインストールした相手と通話できるサービスです。「LINE Out」とは通話料を払って海外へ国際通話などが使えるサービスです。
LINE無料通話機能
「LINE無料通話」とはLINEアプリをインストールした人同士で、ネット環境下にいれば無料で使える仕組みです。メッセージの送信箱の通話ボタンや、連絡相手のプロフィール画面から無料通話やビデオ通話を始めることができます。
海外でも公共の無料Wi-Fiを使ったり4GやLTEといった公共の電波を使ったりして、インターネットに接続できる環境にいれば問題なく使えます。
LINE Out(LINE電話)
「LINE Out(LINE電話)」とは、LINEが有料で提供している通話サービスのことです。電話の受け手がLINEユーザーでなくても音声通話が可能となります。日本国内はもちろんのこと、Wi-Fi環境さえあれば海外でも携帯・固定電話を問わず通話が可能です。
この「LINE Out」を海外で使用するためにはコールクレジットを使います。コールクレジットとはLINEで海外などへ国際通話する際に使う通貨です。
LINEユーザー同士の無料通話機能とは異なり通話料金がかかりますが、1分あたり数円から高くても数十円程度です。
LINEの海外での通話品質
LINEトークや通話は海外旅行先の外国でも国内と変わらず利用ができます。では海外でテキストや写真を送信したりLINEトークや通話を利用したりする場合、日本で利用する場合と同じような品質で使えるのでしょうか?
通話の品質は接続したネットワーク環境に依存する
海外でのLINEトークや通話はインターネット回線を利用した通話となるため、その品質はネットワーク回線の通信環境に依存します。海外でも安定した通信環境で利用する場合は、音声が途切れて通話にならないといったことはなく普通に会話することができます。
LINEのトーク/通話を海外で使う際の注意点
LINEのトークや通話を海外で使用する場合にはいくつか注意点があります。これから紹介する注意点を確認し、便利でお得に利用しましょう。
Wi-Fi接続をする
前述したようにLINEでテキストや写真の送信を行ったりの通話やトークを利用したりするためにはインターネット環境が必要です。海外でインターネット回線を利用するためには以下の方法があります。
- 携帯電話会社の国際サービスを利用する
- Wi-Fiルーターをレンタルする
- 空港やカフェなどの無料Wi-Fiを利用する
海外での使い方は上記のように様々ありますが、通信料金を抑えたい場合はWi-Fi接続を使うことをおすすめします。
Wi-Fi接続時以外は使わない
海外でLINEを利用する際の注意点として「Wi-Fi接続時以外は使わない」という点が大きなポイントです。海外でもLINEは無料で通話したりテキストや写真を送信したりすることができますが、その利用にはパケット通信料が別途必要になります。
各キャリアのデータ通信(データローミング)を使ってしまうと、海外でパケット通信が勝手に使われてしまいますのでWi-Fi接続時以外は使わないようにしましょう。
スマホの設定は機内モードにする
また海外でLINEの通話やトークを利用する場合の注意点として、スマホの通信機能を全てオフに設定する機内モードにしておくことが大切です。
スマホ設定は機内モードのままでもWi-Fiに接続できますので、海外滞在中はオフに設定してできるだけ通信料金がかからないようにしましょう。
機内モードに設定するにはスマホの設定アプリから「機内モード」をオンにしておきましょう。
ローミングサービスを使うと料金が発生する
LINEはインターネットに接続できれば利用できる設定となっています。そのためauやドコモ、ソフトバンクといった大手キャリアが提供する「ローミングサービス」を使えば、海外でも簡単にLINEを使うことができます。
データローミングをオンに設定してしまうと、海外でも勝手にローミングサービスによって通信されてしまい課金される場合があります。ローミングサービスによるLINEの使用は、通信料金が高額になってしまいますので注意が必要です。
忘れないようにスマホの設定を機内モードにしておくようにしましょう。
LINE以外の電話に海外から通話する方法
前述したようにLINEをインストールした相手とのLINE同士の通話やテキストや写真の送信などは無料で利用することが可能です。ただLINE以外の普通の電話に海外から通話する場合には「LINE Out Free(ラインアウト)」というサービスを利用できます。
LINE Outを利用する
Wi-Fi環境さえあれば、海外でもLINEユーザー同士の無料通話が可能ですが、LINEの無料通話は双方がLINEユーザーである必要があり、例えば固定電話に電話をかける際にはこの機能を使うことができません。その場合は「LINE Out」を利用しましょう。
「LINE Out」はLINEの「サービス」から「その他のサービス」をタップして「LINE Out」を選び利用しましょう。
国によっては有料になる
「LINE Out」とは、通話先がLINEユーザーでなくても音声通話が可能となります。以前は「LINE電話」という名称でした。日本国内だけでなく、Wi-Fi環境があれば海外でも携帯・固定電話を問わず通話が可能です。
「LINE Out」はLINEユーザー同士の無料通話機能とは異なり通話料金がかかりますが、1分あたり数円から高くても数十円程度です。「LINE Out」の対応国は以下のLINE公式サイトのリンクから確認することが可能です。
注意点として2019年5月以降一部の国でサービスが終了しています。インドネシア、カンボジアで発信および着信サービスを終了、中国、シンガポール、韓国、スペイン、フランス、香港、ベトナムで着信サービスを終了、ドイツで着信サービスを終了しています。
LINEのトーク/通話を海外で使った場合の料金
ではLINEのトークや通話を海外で使った場合の料金について見ていきましょう。
Wi-Fi接続時なら無料で利用可能
LINEを海外で使うための条件はスマホをインターネットに繋ぐことですが、海外でスマホをそのまま使おうとすると現地のパケット通信が行われるので注意してください。インターネットは無料のWi-Fi経由で繋いでいれば無料で利用可能となります。
LINE Outは最初の5分は無料
「LINE Out」を利用すれば、海外で通話先がLINEユーザーでなくても音声通話が可能となります。「LINE Out」は通常一定の料金がかかってしまいますが、「LINE Out Free」という無料版を使えば、通話料金を無料にできます。
「LINE Out Free」は最初に広告を15秒間視聴することで利用が可能となり、1日5回まで携帯電話への通話は1分間、固定電話への通話は3分間、無料で利用することができます。
この利用制限時間を超えた場合、通話が強制終了する仕組みとなっています。
国によっては有料になる
「LINE Out」は通話先の国によって利用料金が異なります。以下のリンクから国別料金表でその料金は確認できますが、海外でも最も安い国で1分あたり1円という安さが最大のメリットです。
ドコモ・au・ソフトバンク等のキャリアの海外への電話料金と比較した利用料金の一覧は下記のようになっていますが、その料金の差は歴然です。
LINE Out | ドコモ | au | ソフトバンク | |||||
固定電話あて | 携帯電話あて | 滞在国内 | 日本あて | 滞在国内 | 日本あて | 滞在国内 | 日本あて | |
台湾 | 2円 | 12円 | 75円 | 175円 | 70円 | 175円 | 70円~115円 | 175円~290円 |
タイ | 6円 | 6円 | 75円 | 175円 | 70円 | 175円 | 70円~75円 | 170円~195円 |
アメリカ | 1円 | 1円 | 125円 | 140円 | 120円 | 140円 | 125円 | 140円 |
イギリス | 2円 | 3円 | 80円 | 180円 | 80円 | 180円 | 75円~110円 | 175円~260円 |
LINEのトーク/通話を海外で使えない時の対処法
LINEでテキストや写真を送ったり通話をしたりすることが日本と同じように海外でも利用できることはとても便利ですが、LINEの通話時に音声やビデオ通話が途切れたり、ノイズがかかって聞き取りにくかったりと使えない時があります。
特に音声・ビデオ通話に関しては使えない場合もあるようです。LINEのトークや通話、ビデオ通話が海外で使えない時の対処法について紹介します。
違うWi-Fiに接続する
海外でWi-Fi接続を使うためには、無料Wi-Fiスポット等のサービスを利用するか海外用Wi-Fiレンタルサービスを利用するかの2つの選択肢になります。
海外でLINEトークや通話、ビデオ通話を無料で利用する場合、Wi-Fi接続を使ったインターネット回線上の通話となるため、その品質はその通信環境に依存します。
公衆の無料Wi-Fiを利用した場合、他の人たちも同時に使用しているため通信速度が遅かったり安定しなかったりするでしょう。音声が途切れて通話にならない場合は違うWi-Fiに接続し安定した通話ができる回線を探してみましょう。
海外用Wi-Fiレンタルサービスを利用
ホテルやカフェの公衆の無料Wi-Fiスポットなら文字通り無料で利用でき便利ですが、ハッキングや個人情報漏洩の危険、さらにウイルス感染させられる危険性という致命的なデメリットを抱えているという注意点を頭に入れておきましょう。
またLINEでのトークやビデオ通話だけでなく、SNSや地図アプリなど、海外ではネットワーク回線が必要な場面が多いので、海外で安全に確実にLINEを利用したい場合は海外用Wi-Fiレンタルサービスを利用することをおすすめします。
場所を移動する
LINEのトークや通話はインターネット回線を利用しているため、通信環境が悪いとテキストや写真が送れなかったり音声が途切れたりすることがあります。調子が悪い場合は通信環境を確認して、電波が悪い場合は場所を移動することをおすすめします。
また機内モードをオン・オフするなどで通信をリフレッシュしてみることも効果的です。これだけで改善することも少なくありません。