Windows10PCのエディションには幾つかの種類がありますが、その中の「Home」版と「Pro」版の違いを比較します。また、Windows10 Proの機能やメリット・デメリットについて解説します。よく考慮して購入するかどうかを決定することができます。
Windows10 OSには、サポート・実装されている機能などにより、幾つかのエディションがあります。Windows10 Proとは、Windows10のエディションの一つで、2015年7月に一般公開されたバージョンです。
エディションとは、実装されている機能や仕様、価格などが異なるバージョンのことで、自分のパソコン環境に合わせて選択することができます。とりわけ、Windows10 Proエディションは、ビジネス向けのOSという認識が一般的です。
Windows10のエディションとは、パソコンを動かす上で必須なOSのことで、様々なパソコンにインストールして使用することができます。
幾つかの種類のエディションがありますが、その中でも、通常家電量販店やメーカー直販サイトからWindowsパソコンを購入する場合は、大抵HomeかProのどちらかのエディションから選択することになります。
個人や家庭で利用するのか、それともビジネスで利用するのかなど自分のパソコンの利用環境をよく考慮した上で、どのエディションのOSに使うかを決定することができます。
パソコンを購入する場合、大抵の場合量販店で販売されているものはWindows10 Home版がほとんどですが、直販サイトからの購入の場合は、Home版かPro版のどちらかを選択できる場合があります。
自分のパソコン利用環境の必要用途に合わせて購入できるように、Home版とPro版の違いを知っておく必要があります。
Windows10 Home版でも基本的な機能は充実していますが、Pro版では動画や画像の保存、AIアシスタントなどの革新的な機能、ネットワークやセキュリティ機能が充実しています。
Windows10のHome版とPro版の基本的な違いとは、搭載されている機能が家庭向けか、それともビジネス向けかという点です。搭載されている機能によって、当然販売価格も変わってきます。Home版とPro版の大まかな機能の違いについて解説します。
Home版とPro版には、拡張性能において大きな違いがあります。分かりやすいように表にまとめてみました。
ビット数 | CPUソケット数 | 最大メモリ(32bit) | 最大メモリ(64bit) | |
Windows10 Home | 32bit/64bit | 1 | 4GB | 128GB |
Windows10 Pro | 32bit/64bit | 2(2つ対応PCの場合) | 4GB | 2TB |
Home版とPro版の基本機能の違いとは、Internet Explorer11エンタープライズモードやリモートデスクトップ、クライアントHyper-Vに対応しているかどうかということです。これらはすべてPro版には搭載されており、Home版では対応できない機能です。
セキュリティ機能の違いもあります。Pro版には、Bit Lockerというストレージの内容を暗号化してセキュリティを確保する機能が搭載されています。
Pro版の大きな特徴とは、ビジネス分野において柔軟かつ簡単に管理でき、生産性を高めることができるという点です。ですから、Home版には搭載されていないビジネス管理機能が、Pro版には豊富に搭載されています。
例えば、グループポリシー管理やドメイン参加、ビジネス向けWindowsストアやWindows Update、Azure Active Directoryなどに対応しています。
特にグループポリシー管理は、Windows10をカスタマイズするのに必要な機能ですので、ビジネス管理上カスタマイズすることが前提であるのであれば、Pro版を選択する必要があります。
Windows10 Pro版を使うメリットとは、ビジネス管理において便利な機能が豊富なことやセキュリティ面が充実していることなどがあげられます。
Windows10 Proのメリットをよく理解しておくことにより、Pro版を購入するかどうかを決定し、豊富な便利機能をビジネスシーンで使いこなすことができます。
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