hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは?削除・休止状態を無効にする方法を解説

Windows10で、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)が容量を圧迫していることはご存知でしょうか。そこで今回は、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とはなにか、削除/休止状態を無効にする方法について解説していきます。

hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは?削除・休止状態を無効にする方法を解説のイメージ

目次

  1. 1hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは?
  2. hiberfil.sysとは何?
  3. Windows10でhiberfil.sysを削除/休止状態を無効にする方法

hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは?

Windows10などのパソコンで、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)が容量を圧迫していることはご存知でしょうか。しかし、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)がなにかが分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Windows10のhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とはなにかについて解説していきます。

hiberfil.sysとは何?

hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは、具体的にどのような状態のことをいうのでしょうか。そこでここでは、Windows10などのパソコンで作成されるhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)について解説していきます。

パソコンが休止状態になったときにOSによって作成されるファイル

Windows10などのパソコンで作成されるhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは、パソコンが休止状態になったときにOSによって作成されるファイルのことです。

そして、Windows10などのパソコンで作成されるhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は、休止状態や高速スタートアップする際に、システムの状態を保存するためのファイルになっています。

ハイバネーション=休止状態

Windows10などのパソコンで作成されるhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)とは、パソコンが休止状態になったときにOSによって作成されるファイルであるとお伝えしました。そして、ハイバネーションとは、パソコンが休止状態であることを表しています。

では、Windows10などのパソコンにあるスリープ状態とどのような違いがあるのでしょうか。まず、Windows10などのパソコンにあるスリープ状態とは、パソコンのメモリ上にシステムの状態を保存することによって、使用する電力を抑えるようになっています。

それに対して、ハイバネーション(休止状態)は、パソコンのストレージ上にシステムの状態を保存した上でシャットダウンする仕組みになっているため、使用する電力をスリープ状態よりも抑えることができるのです。

Windows10でhiberfil.sysを削除/休止状態を無効にする方法

Windows10などのパソコンで、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は、容量を圧迫しています。そして、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は、システムファイルのため表示されていません。そのため、知らない間にCドライブの容量を圧迫してしまうのです。

このことから、Windows10でhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は、削除する必要があります。そこでここでは、Windows10でhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を削除/休止状態を無効にする方法について解説していきます。

Cドライブを開いてファイルを削除しても完全に削除できない

hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)は、システムファイルのため表示されていません。よって、まずは、設定を変更してhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を表示させる必要があります。

設定を変更してhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を表示させる方法は、「Windowsキー」と「Eキー」を押して、「エクスプローラー」を起動します。次に、「PC」をクリックして、「ローカルディスクC:」をダブルクリックします。
 

hiberfil.sysを表示させる方法

「表示」→「オプション」をクリックします。
 

hiberfil.sysを表示させる方法

「表示タブ」を選択して、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。
 

hiberfil.sysを表示させる方法

「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。そして、確認メッセージが表示されたら「はい」を選択します。設定の変更ができたら、「OK」を選択して変更した設定を保存します。そうすれば、Cドライブからhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を確認できます。

そして、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を右クリックして、削除をクリックすれば容量を圧迫しているファイルを削除できると思うかもしれません。しかし、Cドライブを開いてファイルを削除しても完全には削除できないのです。

なぜなら、休止状態になるとWindows10では、再度hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)が作成されるためです。よって、設定を変更して休止状態を無効にしなければいけません。
 

コマンドプロンプトから設定変更

Cドライブを開いてhiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を削除しても完全には削除できません。そのため、コマンドプロントから有効になっている設定を変更して休止状態を無効にしなければいけません。

そこでここでは、コマンドプロントから有効になっている設定を変更して、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)を削除/休止状態を無効にする方法について解説していきます。有効になっている設定を変更するには、まずコマンドプロンプトを開いていきます。

hiberfil.sysを削除する方法

コマンドプロンプトを開く方法は、Windows10の画面左下にある「Windowsのスタートメニュー」をクリックして、「コマンドプロンプト」を右クリックします。コマンドプロンプトを右クリックすると、メニュー画面が表示されるので、「その他」→「管理者として実行」をクリックします。

hiberfil.sysを削除する方法

「管理者として実行」をクリックすると、ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので、「はい」を選択します。そうすると、コマンドプロンプトが起動しますので、「powercfg.exe -h off」と入力して「Enterキー」を押して画面を閉じます。

そうすれば、有効になっていた設定が無効になり、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)も削除されます。また、有効になっていた設定を無効にすると、Windows10の電源メニューに「休止状態」は表示されなくなります。

休止状態を有効にする場合は?

コマンドプロントから有効になっている設定を変更して休止状態を無効にした場合、「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」ができなくなります。通常、hiberfil.sys(ハイバネーションファイル)によってCドライブの空き容量が圧迫されている場合は、休止状態を無効にしてファイルを削除します。

しかし、Cドライブに空き領域がある場合は、休止状態を無効にする必要はありません。なぜなら、休止状態を有効にすることで、高速スタートアップができ、使用する電力をスリープ状態よりも大幅に抑えることができるためです。

では、再度「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」を有効にしたい場合はどうしたらいいのでしょうか。そこでここでは、休止状態を有効にする2つの方法について解説していきます。

「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」を有効にする方法①は、Windows10の画面左下にある「Windowsのスタートメニュー」をクリックして、「コマンドプロンプト」を右クリックします。

コマンドプロンプトを右クリックすると、メニュー画面が表示されるので、「その他」→「管理者として実行」をクリックします。「管理者として実行」をクリックすると、ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので、「はい」を選択します。

hiberfil.sysを有効にする方法

そうすると、コマンドプロンプトが起動しますので、「powercfg.exe -h on」と入力して「Enterキー」を押して画面を閉じます。そうすれば、「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」が有効になります。

「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」を有効にする方法②は、Windows10の画面左下にある「検索ボックス」に、「電源とスリープの設定」と入力して、「Enterキー」を押します。次に、「電源の追加設定」をクリックします。

hiberfil.sysを有効にする方法

「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。

hiberfil.sysを有効にする方法

「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。

hiberfil.sysを有効にする方法

「休止状態」にチェックを入れて、「変更の保存」をクリックして画面を閉じます。そうすれば、「高速スタートアップを有効にする」と「休止状態」を有効にできます。

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この記事のライター
leiyu
皆さんのお役に立てる記事を分かりやすく書いていこうと思っています。 宜しくお願い致します。