Program Files(x86)フォルダとは？Program Filesとの違いや格納場所を解説！

Windowsには様々なシステムフォルダがあります。Cドライブの中を見るとより分かるかと思いますが、何がどういったものか分からないから知りたいという人も少なくないでしょう。

そんなWindowsの、利用しているOSによっては存在しているシステムフォルダの中に、Program Files(x86)というものがあります。

Program Files(x86)とは、Windowsにプログラムファイルをインストールするためのフォルダです。

サードパーティ製のソフトウェアをインストールする際に、インストールする場所の確認をするものもありますが、そこで表示されることもあるため見かけたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

なお、Program Files(x86)の「x86」とは、32bitを示しています。Windowsには32bit版と64bitとがあり、利用できるプログラムにも32bitのものと64bitのものがあり、Program Files(x86)に保存されるのは32bitのものです。

そのため、ソフトウェアのインストール時にインストールされる場所がProgram Files(x86)の場合、そのソフトウェアは32bitのものだということになります。

このProgram Files(x86)、一体どこに格納されているのか人によっては知らないという人もいるかと思いますので、Program Files(x86)の場所も示しておきます。

Program Files(x86)は、Cドライブ直下にあります。Cドライブをエクスプローラーで開くと確認できますので、実際に見てみて下さい。上記のように確認できるかと思います。

ただし、利用しているWindowsのbit数が32bitの場合、Cドライブ直下にはProgram Filesだけです。Program Files(x86)は存在していませんので、その点注意して下さい。これについての詳細は後述します。

さて、Cドライブ直下を確認すると分かるかと思いますが、Program Files(x86)のほかにProgram Filesがあります。x86がついているかどうかの違いですが、この違いについても説明しておきます。

前述したように、Windowsには32bitと64bitがあります。

32bitのWindowsには32bitのソフトしか入れられませんので、Program Filesしか存在しませんし、32bitのソフトしか利用できません。しかし、64bitのWindowsの場合、64bitのソフトウェアだけでなく、32bitのソフトウェアを利用することもできるのです。

そのため、64bitのソフトウェアと32bitのソフトウェアを区別して保管することがあることから、64bit版のWindowsにはProgram FilesだけでなくProgram Files(x86)が存在しています。

ちなみに、64bitのWindowsで32bitのソフトウェアを利用できるのは、Windowsの中で32bitのソフトをエミュレートしているためです。そのため、確率としてはかなり少ないですが32bitのソフトでも利用できないものがあるということもあります。

WindowsのCドライブ直下にあるProgram Files(x86)のフォルダは、64bitのWindowsにあるプログラムファイルを保管するフォルダです。

このフォルダは64bitのWindowsで32bitのソフトを利用するために必要な重要なものです。最悪の場合Windowsが起動しないなどの弊害が起きる可能性もありますので、削除や移動はしないようにしましょう。